ページコンテンツ
ジャイロX[TD02]4stのエアエレメントの交換方法です。
2stのエアエレメントは湿式フィルターで洗浄オイル再塗布ができますが、4stのエアエレメントは乾式の為、”交換”が必須作業となります。
4stキャノピーさん共通です。
湿式と乾式フィルターの違い
- 湿式フィルター:2st
2stバイクはこのタイプがほとんどで、汚れても洗って2stオイルを再塗布して再使用できます。劣化でスポンジがポロポロにならない限り使用可能です。 - 乾式フィルター:4st
通商ビスカス式は水で洗うと目詰まりします。
フィルター性能は抜群ですが必ず定期交換が必須なのでコストはかかります。
乾式はいわゆる空気清浄機などと同じような高性能フィルターですが、綺麗な空気という意味も当然ありますが、バイクや車の場合汚れをカットのイメージの方が強いかもしれませんね。
今回はジャイロXの4stのエアエレメントなので早速交換です。
一般整備の範囲であり、自分で簡単に出来るので自分でチェックと交換する事がおすすめです。
ジャイロXのエアーエレメント交換方法
エンジンカバーを外す
一般整備範囲ではフェンダーすら外す必要もありません。
エンジンカバーを外すだけでOKです。
まずは車体を傾けて。
”10mm”で3つのボルトを外します。
爪があるので”後方へスライド”させるとエンジンカバーが外せます。
後方の一番大きなBOXが”エアクリーナーボックス”です。
エアークリーナーBOXを開ける|2つのエレメント
エアエレメントは2つありますのでそれぞれのやり方があります。
まず”4つの留めピン”を外側へ押し出してカバーを開けます。
右側に”2つの爪”があるので引っこ抜いて外します。
※これ取付の時凄く大事ですので取付時しっかり確認してください。
乾式エアエレメントについて
すると”乾式エアエレメント”がありますのでこれを交換です。
※決して洗って再利用できませんので注意。(出来てエアーでゴミ掃除までです)
注意ポイント
こちらは定期”交換”指定です。
スポンジエレメントについて
もう一つ、ここに丸い循環用の”エレメント(スポンジフィルター)”があります。
※こちらは水洗いが指定。
注意ポイント
こちらは定期”水洗い”指定です。
取付時はしっかり完全に乾いてからです。(※オイル塗布禁止)
これでジャイロXの4stエアエレメント交換メンテ作業は完了です。
お知らせ
参考動画
※番外編:クリーナーBOXごと丸洗いについては、一般整備では無いのと長くなるので、下の【動画】の後半で収録してます。
結果的に水没気味でしたのでクリーナーBOXごと全て綺麗にしました。
ジャイロXのエアーエレメント交換に必要な部品・工具等
部品類:
●エアークリーナーエレメント
純正番号:17210-GFZ-000
4st用ジャイロXのビスカス式エアエレメントです。
私は半額近いので社外品を使用してます。
工具類:
特殊工具などは特に必要ありませんが、”清掃時”にエアーコンプレッサーがあるとこまめに掃除が出来ます。
頻繁に交換しても良いですが頻繁にエアー掃除する方が精神的には良いです。
●エアーコンプレッサー
自分で今後も車や工具などそろえたいなら持っていた方が良いです。
空気入れからタッカーから何かと使えます。
ただしインパクトレンチや工具は電動派です私。
ひろしワークで出てくるコンプレッサーは安物ですがもう9年目です^^
なかなか壊れる気配すらなく、メンテほぼ不要のオイルレスエアーコンプレッサーの静音タイプのこれです↓
ジャイロXのエアーエレメント交換作業動画|【番外編】エアークリーナーBOX丸洗い方法動画
今回の作業動画です。
前半が一般の交換方法です。後半がバイク屋に騙されたのでBOXごと外して丸洗いした動画です。