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ジャイロ三兄弟「キャノピー・X・アップ」のスイングユニットのオーバーホールの方法です。
この作業はジャイロUPが一番簡単ですが、どの車両であれ基本的にはユニット一式を外す事をお薦めします。
車体に付けたままでも作業は出来ますが、シャフト一本抜くか抜かないかだけの違いなので安全と効率を最優先してきちんと外して作業しましょう。
まずは不要なカウルを最小限で外して、エンジンを切り離して(完全降ろし不要)ずらしてあげて、あとはスイングユニットを外すという工程だけです。
非常に簡単な作業ですが、横転の危険を伴いますので特に※キャノピー・エックスの人は重々注意して作業して下さい。
今回は一番工程数の多い、4stジャイロXを使用します。(キャノピーも同じですが持ってない為)
HONDAジャイロのスイングユニットの外し方
不要なカウル・フェンダー類を外す
まずは不要なカウルを外します。
ハンドルカバーとフロントフェンダー以外は全て外してます。
チェック:カウル類の外し方
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この状態にします。
エンジンを切り離す
エンジンオーバーホールとは違い、マウントハンガープレートボルトは全て外す必要はありません。
各ブレーキワイヤー関係を外して(必須)、以下2つを外すだけです。
チェック:エンジン外し
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※エンジンは必ず車体の右側です。
重要注意点
注意ポイント
上記各ブレーキワイヤーに「パーキングロックワイヤー」があります。
これを外すと車体が倒れますので必ず支え・特に吊るしをしてバイク・人共に「安全第一」が大事です。
※ちなみに立て掛けだけだと、エンジンマウントハンガーのプレートボルトが抜けにくかったり、無理矢理して破損したりしますのでご注意を。
スイングユニットを切り離す
ジャイロでもキャノピー[TA03]・X[TD02]のFi車はこの作業をしないと効率が悪いです。
左右の横からも2本あります。
スイングユニット固定シャフトを外します。
車体左側からメガネレンチ14mmを掛けて、右側から17mmで外します。
車体左側からショックサスを外します。
スイングユニット後ろ側3つのボルトを外す。
※ケーブルガイド(ホルダー)が付いているボルトだけでも良い。
スイングユニット前側も同じです。
これでジャイロのスイングユニットを外す事ができます。
スイングユニット整備に安全・便利な吊り工具
ハーレーなどの重量バイクや系車両を吊りたい場合は耐荷重に注意して下さい。
一般的なバイクの場合は200kg程度で充分です。
●電動ホイスト
耐荷重ダブルワイヤーの形で200kgです。
油圧ハンガーと違い長時間吊りが可能となります。
家庭用 電動ウインチ 100V ホイスト 最大400kg 吊り上げ 吊り下げ クレーン ウインチ 電動ホイスト 家庭用...
●エンジンハンガー(バランサー)
整備の場合はエンジンハンガー(バランサー)が必要ですが強度は充分です。
【ジャイロ三兄弟共通】スイングユニットのオーバーホールの方法①外し方編動画
今回は作業工程数の多い、ジャイロX(TD02)で作業してますが、カウル以外基本ベースのやる事は同じですので参考になると思います。
特にキャノピーTA03は全く同じと思って大丈夫ですが、屋根が重い分より安全に気を付けて下さい。
次回組立てはこちら:【ジャイロ三兄弟共通】スイングユニットのオーバーホールの方法②部品交換・組立て編