ガビーンΣ( ̄ロ ̄lll)2発目の記事です。
1回目はこちら↓
チェック:前回記事
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バイクホイールのM8鉄ボルトが折れたΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン|ねじ切れたボルトを取り外す方法とコツ
ジャイロUPの整備中にリアホイールのボルトが折れました。 がびーんΣ( ̄ロ ̄lll)、なりますよね。 今日はこれで半日がつぶれた日 ...
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ボルト折れで一番左右されるのは条件です。[折れたボルトの素材・母体素材および形・大きさ・そして場所]
これにより使える工具などを頭の中で整理して選択していくしかありません。
今回はジャイロXのリアキャリアのボルトがねじ切れ折れました。頭は出ている状態です。
裏はこんな感じで奥に入ったままです。
※ボルトのヘッド部が折れでネジ部が出ているのでやりやすいですが、それよりも母体の方が持てている事・薄物だという事の方が圧倒的に大事です。
母体が持てる時点で外し方は色々あります。
方法としては
一般的の上からの順番が効率的に良いです。
- ネジザウルスなどで無理やり力で回す。
- タガネで反時計回りにハンマー打撃外し。
- 一文字に溝堀りをして、インパクトドライバー(-)で外す。
- 逆ネジタップで外す。
- 粉砕。
と、やり方は色々あります。
今回は溶接して変形したナットへ無理矢理ボルトをねじ込んだためねじ切れました。
これで外れれば一番簡単ですが、想像よりも固くなっていたので、大部分出ているもののネジザウルスなども無理でした。
※手の部分を万力(バイス)にしても無理な固着。
一気に粉砕しました。
逆ネジタップは前回したので今回は粉砕でいきます。
当たり前ですがどうせ再利用なんてできませんので。
ねじ切れて折れたボルトの粉砕方法|薄物母材編
バイクのリアキャリアなので手で持てる、そして薄いという時点でボール盤が使用できますのでもう簡単です。
逆ネジなど高価なものを消耗させる必要もないので迷わず粉砕です。
ボール盤ドリルで穴あけ粉砕
母材が薄物の時点で簡単と書きましたがどういう事かというとこれが使用できることです。
この時点で勝ち戦です。
メモ
ドリル径は折れないように細いショートビットで一発目。
一発目が綺麗に開けばあとは簡単です。
”2.5mm”→”3.5mm”→”4.5mm”→”6.5mm”→”7mm”などのように径を太くしながら粉砕していきます。
サイズ的に万力部で固定出来るわけではないので本来の使い方ではありません。
支えてるだけなので手を持っていかれないように、使用の際は重々安全に注意が必要で危険を伴います。
タッピングスプレー(切削油)を吹いて。
正確に真ん中らへんを狙ってドリルを落としていきます。
※慣れてない人はポンチでセンター打ちをして凹ましておきましょう。
一回目の穴あけさえ終わればあとはドリル径を太くして同じ事を繰り返すだけです。
表・裏
※ボルトに穴が空いた時点でボルト穴の圧力分散が出来てますので、この時点でネジザウルスやタガネ回しなどすれば熱固着みたいなのしてなければ外れます。
「裏」↓
「表」↓
最終的には7mmまで貫通させました。
今回は溶接熱でのナット側の変形もあるので、タップ立て必須なのでこのままタップを立てて押し出していきました。
タップ立て作業
タップ作業です。
今回のネジ穴はM8なのでM8サイズのタップを使用します。
メモ
思い切り押しながらゆっくり時計回りに回転。
※圧を掛けながら一周回して、力を抜いて半周戻す。
※もしくは半周(180°)回して、1/4(90°)戻す。
を繰り返すだけ。
力を入れて、食い込む感じを感じながら”グイっと時計回り”に。
”力を抜いて反時計回り”に半分戻す。
これを繰り返すだけです。
今回はタップ立てと同時に押し出しの意味も込めてますので下からポロポロとボルトの破片が落ちてきます。
最終的にはドリル分と合わせて折れたボルトの先はこんな感じで粉砕された形となりました(笑)。
何はともあれこれで完了です。
念の為M8ボルトがきちんと入るかを✔チェックして全て完了です。
今回の折れたボルトからの救済で使用した工具等
前回は逆ネジタップでしたが今回は、ボール盤とタップのみです。
DIYする人ならほぼ必ず持っている工具で出来るのでラッキーパターンです。
●ボール盤(ドリル)
これもDIY者には必須ですがひろしぱぱは安物ですが超重宝してます^^;
買ったので大事にしますよ!
木工現場でも鉄鋼現場でも必須の工具ですね。
●ドリル刃
私はこれですが超お得です。
●切削油
ボール盤とは常にセットで、ドリル時に使用します。
刃の消耗補助だけではなく、食いこみが良く焼き付き防止冷却もしますので、しっかりドリルが効くようになります。
ひろしぱぱ使用はこれ!たぶん一生もつかと(笑)
※めったに使わないので小さければ小さいほど良いor酸化防止の為ガス系にしましょう。
●タップ&ダイスセット
今回はタップの方を使用。
これがあると自分なりの便利な加工の幅がぐんっと広がります。
今回加工の為ですが、ボルトが折れた時、舐めった時の修正などでも活躍します。
ひろしぱぱは安物使用してますがもう何度助けられたことでしょう。
このブログでも過去記事でナット潰したりしたとき出てきてます。
ドリル&タップ作業でのボルト粉砕作業動画
今回のパターンはM8のボルトで、母材側条件は手で持てる薄物。
この条件というのが非常に大切なものになります。