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最近ではもう電子制御式燃料噴射システムのFI車がほとんどになってきてるのですが分からない人は分からないと思います。
もちろん整備しない人は知る必要もありませんが、する人は知っておかないといけない事ですが。
このブログでは机上の知識博士ブログではないので実用的な事以外は書きたくないのですがちょうど整備車両も無い事ですし筆休めならぬ工具と腰休めで書いてみます。
現在は新規では発売されませんが、2007年の排ガス規制を受けて無くなった物として「2stバイク」がありますが、2stバイクは99.9%が全て世紀の大発明と言われたキャブレターです。
そのキャブに成り代わって出てきたのがFA(フューエルインジェクション)です。
ひろしバイクどっとこむで良く出てきますが、トゥデイ見ると分かるように4stバイクはキャブもFIも製造年月の移り変わりの際に当てはまるものは有ります。
ジャイロなんかもそうですね。2st前期・中期・後期→4st前期キャブ・後期FIのように時代の法律に合わせて変化しながら人気車種は生き続けています。
ページ一番下に購入者目線と整備者目線の違いを書いていますがFI車の方が整備は必然的に簡単です。
ホンダTodayAF61とAF67の違い:キャブとFI
ホンダの4st先駆代表車トゥデイを例にした場合、
- HONDAトゥデイAF61:キャブレター
- HONDAトゥデイAF67:FI(フューエルインジェクション)
外面は似てはいますがカウルを外すと、ガソリン回りの造りやカウル自体の造り工程数など異なります。
中身はエンジンは同じでも燃料装置が異なります。
左:キャブレター 右:FI
一発で分かる外観違いは”メーター”です。
ホンダトゥデイに限らずメーターに”エンジン警告灯”が付いてる場合は基本的に全メーカーFI車です。
HONDAトゥデイ:AF61(キャブ)とAF67(FI)を45秒で違いをチェック✔
キャブレターとフューエルインジェクションとの違いとは?|メリットデメリット
どちらも燃料と空気をそれぞれ最適な量で混ぜ、燃焼させることでパワーを生み出す装置です。違いは負圧で行うか、加圧かつ電子制御かです。
一般の人でも分かる大きな特徴としては以下。
キャブレターとは
- 現在の新車では使われません。
- ピストン運動による負圧(吸い込む力)を利用して空気と燃料を混合して送り出す仕組み。
- バッテリーを積んで無くてもキックでエンジンがかかるし走る。
- 燃調など狂っても簡単にオーバーホール整備出来てすぐに直る。
- なんども復活する。
- 雨の日や気圧変化で不安定なりがち。
個人でも自分で加速や最高速をいじりたい人はキャブレターの方が良い。
FI:フューエルインジェクションとは
- 電子制御システムで正確な空気ガソリン量を出せる。
- フューエルインジェクターでジェット状に噴射してエンジンへ送り出す仕組み。
- コンピュータなので電気動力が必要でバッテリーが無いとガソリンを吹けずエンジンがかからない。(自然に溜まっている分は除く)
=電気系統:バッテリ→オルタネータ→レギュレータ→CDI・TCIが非常に重要な要となる。 - 無駄な消費燃料がなく燃費が良い。
- オーバーホール出来ない。
- 理屈上雨など関係ない。
分解整備出来ないのを”逆の発想”でいうと、交換すればOKなので愛車同型のFIを常にテスト用に一つもっておけば良い。
弄れないので面白さにかけるが、純正標準ノーマル派からすれば安心。
という特徴があります。
基本的には時代の地球環境法律が無ければキャブレターは続いてたのかもしれませんね。
メモ
違いは多いですがどちらも共通する事としては、吹き出し口は微細です。
- エアーフィルターやそのルートをしっかり清掃しないと”キャブ”も”FI”も霧状ジェット吹き出し部分で詰まる。
という事が挙げられます。
一番簡単であり整備しないであろうオーソドックスなエアールートは、内循環ブローバイも外からもゴミ汚れも吸い込む入り口なのでフィルターがとても大切です。
消費者・整備者目線のキャブ車とFI車
購入者目線で見るキャブ車とFI車
なるべくお金を掛けずに自分でいじりたい人やメンテナンス頻度の多いビジネスバイクには細かく部品交換できるキャブの方が向いています。
まだ時代の移り変わり時期の最中なので中古ならどちらも多く選択できますが、新車の場合は売れ残りキャブ車もしくはFI車しか製造されなくなってますので(国産の場合)、好みで良いと思います。
いまだにキャブレター車の人気はかなり強いです。
整備目線で見るキャブ車とFI車
これはどちらも変わりません。
キャブレター車の場合:
しいて言うなら故障・不具合に遭遇した時キャブレター車の方がやりがいがありますが沼にはまった時しんどい傾向があります。(私見)
FI車の場合:
FI車の場合、電気系統も細かく見れる必要がありますが沼にはまりにくく大体電気系統チェックで点火電圧3か所さえクリアすれば、残りはエンジンとFIのみに絞りやすいです。
しかもFIはオーバーホール出来ないのでインジェクションをテスト用に交換したら基本メンテ覗いてエンジンだけなので、”だいたいが良く言われるバルブカーボン詰まり”となるわけです。
良くこのブログでも言ってますがこれが不調の99%と言われる所以です。
・バッテリー無しでも走るキャブレター車。
・バッテリー(電気動力)要のFI車。
・雨の日など気圧変動で不安定になりがちなキャブレター車。
・理屈上では気圧関係なく電子制御出し安定するFI車。(気圧で不具合でますけどね。。)
が一番分かりやすいかなと思います。