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4stバイクのバルブカーボン噛みでエンストの原因と暖機運転の重要性|始動直後のエンスト→その後普通に走る場合のパターン

4stバイクの持病ともいわれるバルブカーボン噛み。

この最も重大な症状の2大原因として以下があります。

  • 暖機運転(アイドリング)不足
  • フルスロットル走行

2大原因と言いながらも2つで一つみたいなところもあります。
上記2つを合わせると「エンジン始動直後のフルスロットル」が原因でカーボン噛みを誘発しているというものです。

解決策としては、いわゆるエンジンをかけて30-60秒程度の暖機運転が必要です。

結論をいうと4stバイクは誰でも出来る”暖機運転”が非常に重要という事です。

2stバイクの場合:
ちなみに2stバイクはバルブがありませんので、暖機は少し大事ですが4stほどではありませんし、フルスロットルは時々燃焼オイルを吐き出して詰まりにくくするのでたまにのフルスロットルも大切です。

かいつまむと基本的には始動直後に限らず
・2stバイクはフルスロットル歓迎。
・4stバイクはフルスロットル苦手。
です。

【重要】4stバイクの暖機運転の役割

  • 4stバイクの宿命カーボン噛みになりにくくなる。
  • 始動直後の増量ガソリンがエンジン内に残りにくくなる。
  • 結露水とオイルの混ざり白濁オイル原因の予防になる。

それでは何故なのかを見ていきます。

 

暖機運転とバルブクリアランスの関係性と重要性

HONDAさんはバルブクリアランス(タペットクリアランス)調整時とエンジンの暖まるまでのバルブクリアランスの変化を示した図をサービスマニュアルで出しています。

 

バルブクリアランスと暖機時間の関係

まずはバルブクリアランスと暖機時間の関係性ですが、

  1. 暖気が完了するまではバルブステム部(円形側)が急激に熱せられるので、熱膨張でバルブクリアランス(棒側・ロッカーアーム側)が伸びて狭くなります。
  2. 暖気が完了すると全ての金属部分が温められ安定します。

HONDAサービスマニュアル参照:
(冬場や早朝の寒い時間帯はさらに①が鋭角になり②までの時間が長くなります。)

この時急激に温められた①時点でアクセルを全開にすると不完全燃焼を起こしてカーボンが溜まりやすくなります

加えて、始動直後の増量された(キャブで言う所のチョーク)ガソリンがエンジン内に残ったり、結露した水がエンジン内いオイルと混ざる事を防ぎます。

 

適正クリアランスと暖機の関係|エンジン始動直後にエンストして暖まるとそのまま走れる原因と意味

次は適正クリアランスと暖機運転の関係性ですが、バルブクリアランスが適正でない場合何が起こるかです。

  • バルブクリアランスが少なすぎる場合:
    熱膨張で棒が伸びてクリアランスがなくなり、ステム側から圧縮漏れの原因になります。
  • バルブクリアランスが多すぎる場合:
    ロッカーアーム部とのカチカチ音が大きくなり、極端に大きすぎると、バルブタイミングが遅れたり、リフト量が少なくなりパワー不足になります。

※以下の図を見ると分かりやすいですが、寒い時期や早朝時間帯クリアランスが狭すぎの場合始動直後のエンストの原因にもなります。(この場合、暖まると普通にのれます)

HONDAサービスマニュアル参照:
(冬場や早朝の寒い時間帯はさらに図の山谷部分が鋭角になります。)

こんな言葉があります。

某重工メーカーのサービス担当が言ってましたが、バルクリは音が出ない範囲なら広い方が調子は良いそうです。
初期のNinja400R等でも2万㌔ぐらいで詰まってくるものがあって暖気走行中の信号エンストするもので対策調整してた時期があります。

つまり狭い位なら広い方が良いと言いう事です。
=しっかりとバルブが閉まる。逆に狭くし過ぎてバルブにスキマ出来るとすぐ圧縮もれします。
※もちろん適正が一番ですが。

ここまできてなるほど!
理屈は分かったけどどうやって調整するの?
というのを以下に書いています。↓

 

バルブクリアランス調整方法:

以下はHONDAトゥデイAF61の例ですが、バルブクリアランスの調整方法です。
狭すぎてもダメ、広すぎてもダメ、↓の例は広すぎる場合ロッカーアームにカチカチと当たり音がするのでそのバルブクリアランスの調整(タペットクリアランス調整)方法です。

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バルブカーボン噛み予防できる添加剤

もう一つのバルブカーボン噛みの予防として添加剤があります。
ひろしバイクどっとこむではYAMAHAを使用してますがどちらでも構いません。
どちらの商品も効果はてきめんです。
安い方で構いません。

●YAMAHA:PEAカーボンクリーナー

ひろしぱぱはこちらを使用してます。

 

●ワコーズ:フューエルワン

絶大な人気を誇る商品です。

 

注意!暖気の重要性について:大型車の場合

ちなみにビジネスバイクではないですが、教えて頂いたものでこんなのもあります↓

暖気不足での不具合で多いのが、2019年現在メーターにギヤポジションの表示が出るバイクが増えてますが、表示が挙動不審でおかしい、消える等の症状が出るというものがあります。

暖気不足から水分の結露、オイルの乳化によりマヨネーズのような物が生成されます。

これがNスイッチやポジションセンサーに付着することで通電不良や腐食を起こします。

近距離の通勤に大型バイクを使用する人要注意です。片道10分以内とか。

勿論、これが起こりやすいバイク、起きないバイクがありますが、実例経験ではZX14Rは何台か現象が起きてます。

4stバイクにおいて、それくらい暖気が重要ということが言えるという実例です。

 

ひろしぱぱ
ひろしぱぱ
急いでたり、近所迷惑を考えて暖機運転を怠ってしまいがちですが、4stバイクにとっての暖機運転は非常に大切な行為です。
よくわからない人は上記添加剤を定期的に入れときましょうという事でOKです。
現代人忙しいからエンジンON!即GOGOGO!ブルルルル~ン!をしがちです。
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