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原付バイクののシートを綺麗に張るコツと手順の張替え作業方法です。
これはコツがあって奥が深いのですが私は10年以上前に”バイク屋さんに教わったシート貼替のやり方”になります。
人によってやり方は異なるので面白い世界ですね。
使うシートによって難易度が極端に変わるのが特徴です。
基本的には純正シートを使用すると少し器用な人なら誰でもうまく出来ますが、安価な社外品を使う人は腕に差が出やすいのもあります。
とりあえずの現状はこれで、ガムテープグルグル巻きのこれはひどい(-_-;)
しかしこのテープを巻く行為、凄く大事で中のアンコが生きますので一時交換出来ない人で破れている人は早めにしておきましょう。
特に雨が浸透してカビが生えると劣化スピードは急速に早まり、ベースシートごと交換となりますので注意です。
今回使う車両はAF67ですがAF61も共通です。
早速交換していきます。
ベースシートを外す
まずはベースシートを外します。
メットインシートを開けて、丸部の”ネジ”をドライバーで外して”支え棒”を引っこ抜きます。
これでシートが外れます。
ベースシートから古いシートを剥ぐ
テープをしてたおかげでアンコは最小限の被害で済んでいます。
これをしてるのとしていないのでは全然違います。
今回はシートカバーの交換のみで済みます。
ひっくり返して、古い”ステープル(ピンネイル)”を全て抜いていきます。
これがしんどいです。
全部剥いだ状態です。
新しいシートカバーの貼り方
今回は純正シートではなく激安社外品を使用しました。
ベースシートにカバーを被せて”ヒートガン”で温めながらシワ伸ばしして馴染ませていきます。
これとタッカー打ち込みを順序良く同時にしていきます。
※やり過ぎるとフニャフニャになり過ぎるので注意して下さい。
あとはエアータッカーを使用してステープルを打ち込んでいきます。
原付のシートカバーの貼替えで必要な工具
バネ式のホビータッカーはパワー不足ですのでここからはエアー工具を使用していきます。【※動画参照】
必要なのは「エアーコンプレッサー」と「エアータッカーガン」です。
ピンネイル打ち込み順序|仮止め
【※重要】この過程が全てです。
まずは表を位置合わせしたら前方を仮止め。
打ち込んではひっくり返しながら、ヒートガンでシワを伸ばしかつ、均等に引っ張りながら仮止めしていきます。
どんどん進んでいきます。
前半分が終われば結果に一番繋がる後ろ半分です。
しっかり伸ばして。
大まかに仮止めしていきますこの6・7辺りは大事です。
念入りに表側のシワを伸ばしながら温めながらの作業です。
最後に8番辺りを仮止めして大まかに完了です。
※この時点でシワが無い事を確認して、納得できなければこの段階でやり直します。
仮止め完了です。
この段階で仕上がりの9割以上が決まります。
ピンネイル打ち込み順序|本止め
あとは後ろ側からスパンスパン打ち込んでいくだけです。
表の確認はしながらも、スパンスパンと打ち込んでいきます。
表も確認しますが、ここまで本打ちしたらほとんどの人はやり直す気力は無いはずなので、いかに仮止め段階が大事か分かります。
確認は怠らない方が良いです。
OKなら一気に打ち込んで全て完了です。
ビラビラの余った部分はカットするなりなんなりして下さい。
車体へ取り付けて全て完了です。
自己満足の世界ですが一応丁寧にして完了です。
出来上がり前後
自分が納得できればそれでOKです。
原付のシートカバー交換に必要な部品・工具等
部品類:
●貼替用シート【トゥデイAF67用】
純正番号:77101GFC770ZB
今回使用した社外品貼替用シートです。
純正の1/5の価格なので5回張り替えれますが美しさ重視の人は純正を。
工具類:
●エアーコンプレッサー
自分で今後も車や工具などそろえたいなら持っていた方が良いです。
空気入れからタッカーから何かと使えます。
ただしインパクトレンチや工具は電動派です私。
ひろしワークで出てくるコンプレッサーは安物ですがもう8年目です^^
なかなか壊れる気配すらなく、メンテほぼ不要のオイルレスエアーコンプレッサーの静音タイプのこれです↓
●タッカーガン
かなりの本数収納できるタイプ。
めったに使用しないので安物で必要充分。
調整可能ですがMAXパワーはコンプレッサー側にゆだねられます。
●ステープル(ピンネイル)
使用してるのはこれ。原付のシートカバーは幅10mm-奥8mm位です。
●ヒートガン(ホットエアガン)
今回はシートの温め時で使用しましたが、スプレー缶やボルト外しなどしょっちゅう出番あります。
【トゥデイAF67】原付のシートカバーの張替え作業動画
今回の張替え作業動画です。
ひろしぱぱにしては今回もうまく出来た方です。