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今日は私はしょっちゅう忘れるタイヤ装着時の一番身近な印、軽点・そしてユニフォミティマークの話です。
ま~小型に限らず日本にいる限りほぼ関係ないこの色印はなんなのか?絶対条件的に必要なのか?合わせないとどうなる、死ぬのか?についてです。
色々なブログ等で出まくってますので今回はちょっと違う視点やプロ・そしてタイヤさんに聞いた話を交えながら私個人の感想も最後に入れます。
タイヤにはよく黄色いマークや赤いマークや白いマークが付いていますよね。
装着してしばらくすると消えてるあの印です。
特に最近の社外品や格安タイヤではもうついてないものもありますので、小型二輪の場合それほど気にする必要無いです。
ただ時速150kmを超える大型バイクやレース車では、意識的に気にしておきたいバランス印。
これの合わせ方と意味理屈です。
軽点は日本・台湾等は取付側が重要視する傾向があり、ユニフォミティマークは世界的に取付者側だけでは無く製造側も重要視するマークだとの事です。
タイヤの印:軽点(黄色マーク)について|重量バランス
タイヤの印で黄色いマークが側面についている部分の事です。
※この黄色マークはそのタイヤ円で一番軽い場所に付けられる印です。
国産タイヤでは結構つけられてますが、付いてない物も有ります。
ポイント
- 一つは格安タイヤで検査過程の簡略化。
- もう一つは、国内では有名な軽点ですが、世界的にはユニフォミティマークの方が優先。
ブリジストン一部・井上ゴム一部(タイヤ側の番号MB90等MB●●●番で不要なものと必要なもの管理されている。
他、ミシュランなど世界的には重要視されてない軽点はマークの無いタイヤも多い。
引用:井上ゴム[IRCカスタマー]
井上ゴムさんカスタマーに聞いたところ、無いタイプ(小型や一般車)は気にする必要なくどこからでも良いので装着して下さいとの事。
そして、
ホイールで一番重たい場所はバルブが付いている部分ですので、タイヤの一番軽い場所と回転中ホイールの一番重たい場所を合わせて装着してバランスをとるための印です。
※通常のホイールの一番重たい円周部は中心へ繋がる支柱がある場所ですがこれは3本だったり5本だったり均等ですので、回転中ホイールでの一番重たい場所は理屈上バルブ部品のある場所となります。
ただ軽点はホイールと合わせる前提の話ですので、タイヤ屋さんに聞いたところ当然ホイールの一番重たい場所とタイヤの一番軽い場所を合わせるのですがそもそもホイールも新円や重量バランスは均一でない為、ホイールの一番重たい場所がバルブ位置ではない事がザラに有ります。
となると話は振出しです(笑)。意味ないじゃんという(笑)。
これの理由は当然ホイールもタイヤも真円、そして金属混ぜの完全均配合ぜというものはこの世で製造不可能ですので偏りは大なり小なりミクロなり絶対に避けれない物だからです。
ただしミクロ視点になると一般走行において命に関わるものではありませんし、海外ではユニフォミティマークの方が最重視のバランス(真円優先)の問題ですので、というのはおいておいて体感なくても機械的に見ると加速時・高速時・減速時そして燃費にわずかに影響を及ぼすはずです。
要はDIY整備においては意識の問題だけで大丈夫です。
DIY整備の場合ズレると合わせるだけで一苦労過ぎるものですが、取付初めから意識しておくだけで全然違いますのでホイールへのタイヤ装着時に心掛けるようにしておきましょう。
実例:タイヤの黄色マークとバルブ位置を合わせた例。
個人が合わせないからと言って、一般道でガクンガクンになるわけではありませんので心配は無用であくまでも目安です。
物理エンジンさんからの情報では一戸建て位の家の大きさのタイヤで時速60km以上程度で乗るなら体感でも分かる位になるかもとのことです。
バイクで言うと大型で時速150km~以上のレース等では重要な意味を担うとの事です。(ユニフォミティマークと同時の場合赤印優先[後述])
ただし、今一般DIYの話なので、この速度で走行して良い交通法がある国での一般・高速道路は世界中でレース場or私道試験場以外存在しませんので効力発揮できる場がありません。
一般走行ではまず関係ないこの重量バランスでも拘る人は、この点を合わせた上で、バランサーで調整確認しながらウェイト貼り付け調整すると良いです。
というより軽点合わせはホイール側の一番重たい位置をバルブ位置と思いこまずバランサーで測る事が重要という意味です。
気にする人にとってはその位置に合わせないとむしろバランス悪化します。
つまり
「個人が自分で装着するタイヤなのか?」「プロやお店がお客様に出荷するタイヤなのか?」
前者(個人):日本道路で神経質になる必要は無いそうで気になる人だけでOKとの事。(ホイール事情により逆にバランス悪化する可能性は覚悟する事)
後者(お店):プロなのでバランスウェイトを少なく出来るメリットが有るためプロの為の目印という風にも言えるそうです。
そう、タイヤ屋・バイク屋・車屋さんが作業する時により少ないウェイトシールで調整出来るメリットがあります。
ここで疑問?
※ただ。上述でちらっと出ましたが、黄色マーク・赤マーク同時に印があるタイプのタイヤだと、黄色とバルブ(軽点)を優先するとユニフォミティマークや白マークがホイール印からズレるんですけど。。。という問題が生じますよね。
ここまでは黄色マークしか付いてない人の場合で、ここからはユニフォミティマークの話へ入っていきます。
タイヤの印:ユニフォミティマーク(赤色)について|形状真円バランス
これは小型バイクでは私はみたことありませんが、ダンロップなどメーカー製タイヤでの単車や車でもちろんバイクでも付いてる事もあるそう。
タイヤはゴムで中にはワイヤーが入ってます。
ワイヤーには必ず一か所つなぎ目というものも生じますし、そして変形物質でもあります。
※この赤色のマークは外円周が一番広い場所に付けられている印(タイヤで一番固い場所ともいう)です。
ポイント
- もしユニフォミティマークが付いてるタイヤがあれば、軽点よりもここをホイールの白印と合わせる事が優先との事。
※重量はバランサーウェイトがあるので後で何とでもなる為。
この一番広い場所をホイール側の円の内側に歪んでる部分、白または青などの印がホイールにある場合、合わせて装着するという意味の印です。
ちなみにこのホイール側のマークを私は見た事がありません。(一部車種しか無いそうです)
物質である以上製造過程でホイールも完全均一な円(100%真円)は不可能なので、この印を合わせる事により「タイヤの半径の一番長い位置とホイールの半径の一番短い位置」少しでも綺麗な円に近づける為の意味を持つマークです。
※製造過程であっても装着後であっても物質なので100%この世で真円(正円)は不可能です。
(地球や太陽や月と同じで遠目で見ると綺麗な円に見えても実際はデコボコという意味。)
が、現代はホイール製造技術も上がってるので、粗悪製造会社の買わない限りは昔よりも意味が薄くなっているとの事です。
ホイール印:青 or 白色印について
※ホイール側面の白い印の意味:ホイール半径が最も短い位置。
上述したとおりで、
つまりユニフォミティマーク(タイヤ半径の一番広い位置)の赤色と、ホイールの青印もしくは白印を一致させることによりなるべく真円に近づけるというホイール側の合わせマーク。
いくらホイールの製造技術精度が上がっていても、真円は不可能な為タイヤ側とセットで考える。
タイヤの印:白色印について
ホイール側の白印ではなく、タイヤ側の白印の事ですがこれがどれだけ調べても出てこない。
しかもタイヤ屋さんに聞き忘れるという、、、ちょっと聞きにくい。
実際数回私は見てます。
ツイッター等から詳しい方、気軽に是非教えて下さい!!!m_m
今回の印、間違えるとどうなる?|バランスブレについて
一般の使用では無視できる範囲らしいですが知ってしまうと気になるのが人間。
一番分かりやすいのがブレですが、このタイヤバランスで生じるブレが日本の一般道路で感じる事が無いことは上述で分かったことと思います。
仮に高速スピードを出すと
何気に今回の話はバイクより車の人の方が興味あるかもしれませんね。
ただ一般の人が出してはいけませんが時速150km200kmとか出したと仮定して、ぶれが生じましたとなると、それがこのタイヤの位置合わせしてないからブレてるのかどうかの証明は困難です。
もちろん何度も実験をすれば可能ですが現実的ではないですね。
他にも、ステアリングぶれ・シートブレ・フォークブレ・シャフトぶれ・エンジン振動・トランスミッションギア消耗ブレ・バイクフォルムによる空気抵抗ぶれ等々まだまだ高速域のブレ原因は山ほどありますので、どれに断定しましょう?
※一般の人がわかる範囲ではおよそ高速道路で25g以上編重していた場合で法定速度無視すると、体感できる”可能性”はあると思います。(10g以内とかだとまず体感は無理で万が一ブレ感ある場合とうぜん他に原因がある可能性が高い)
今回紹介している2つのマーカー印は物質である以上、金属の混ざりの偏りや円形製造過程における歪みなどによって重量が100%均一は不可能ですのでそれを少しでも合わせる為の目安・目印です。
目安目印なのでこの通り作業しても最終バランサーでは全く異なったりします。
①軽点は神経質になり過ぎず、完璧を目指すなら結局は最終的なバランス調整が必要で、②ユニフォミティマークはあれば合わせておきましょうという事です。
重量バランスはあとからでも調整可能ですが、形状(真円)バランスは後から合わすのはやり直す以外不可能ですから。
印をきっちり合わせたところであてにはならないのは分かったと思いますので、最終的にバランサーで測って調整をしましょう。
※アスリート・レーサーの人は除く。
大事なのは保管方法だったりする
すぐに装着する人は良いですが、良くタイヤ保管方法で縦置きが良いか横置きが良いか有りますが一番良いので無重力保管です。
当然無理やし(笑)。
という事で一番良いのはタイヤ一個の場合はもう縦置きでも横置きでも良いそうです。
ただ複数沖の場合は、縦置きを横に並べておかないと一番下にあるタイヤから潰れて形上バランスが崩れていきます。(店でも場所の関係でしてる所ありますよね)
という事で私はイレクターパイプで造って保管してます。
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ホイールバランサーとウェイト
どれだけ印を合わせてもする人にとっては最終確認は大事。
流石にコンピューター式のタイヤ専門店の超精密バランサーを買う人はDIYではまずいないでしょう。
上述してあるとおり、少しでも合わせる為の道具たちです。
●ホイールバランサー
精度はプロ用10万~レベルからDIY用まで色々ピンキリです。
●ホイールバランスウェイト
そういえばプリウス乗ってた時純正でもバランスウェイト付いてたような気がします。
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※以下、最終バランサー調整する人は全くこの限りではないのでご安心を。
あくまでDIY整備においての軽点合わせは、ホイールの偏重点が完璧でないと想像とは真逆のバランスになる可能性が有る事はもう分かったと思います。
ただ、これを意識的にすることで人間の体は確実的なバランスを脳に思いこかせることが可能です。
想像妊娠やガンのステージ4(最終末期)を治す人間の脳能力と同じで、思い込む事でほんとに妊娠してないのに妊娠要請反応出したり、実際にガンを克服する力が出たりするのが人間の凄い所です。
プラシーボは凄くて、そもそも円形定規で描いた円を人間は正円と思い込んでますし、正三角定規でなぞったものを正三角形と思えるのです。
急にタイヤの話に戻りますが、軽点・又はユニフォミティマークを合わせる事で、これで確実に一番安定したバランスなんだと思い込んでみてください。
きっと確実に安定した走行を生んでくれることでしょう。
※今回の記事は「軽点」・「ユニフォミティマーク」について無視して良いや否定しているわけではありませんので、印が有れば位置合わせ位はしておきましょうという話です。
で、位置合わせしてるからバランスは最も良い場所では無いですので、最終的にバランサーが必要ですという話です。
私は良く印忘れて装着してしまいますが、目安意識として理解した上で取り付け作業しましょう。
軽点とユニフォミティマークとホイール印について|お話編
今回のお話編です。