今日はよくご質問受けるタイヤ交換の目安・タイミングについてのお話です。【※動画参照】
バイクに限らずタイヤ自体には交換時期タイミングが難しいという人が居ますが、人間ギリギリまで乗れるのであれば乗りたいというのがあると思いますのでその気持ちは分かります。
一回でもスリップしたらもちろん交換という人もいれば、空気の抜けが早くなってきた、クラック（ひび割れ）発生時点で交換する人もいれば、時期決めて定期交換する人もいます。
ですので劣化したら交換の為、確定的な決まりは有りません。
ただし、
これ以上乘ると道路交通法違反になるというデッドサインはあります。
Ｆ・Ｒタイヤ同時交換について
可能ならフロントとリアは同時交換が理想ですが鉄則ではありません、法定速度内であれば別に絶対迄ではありませんのでご安心を。
因みに同時にしない場合、片方が早く消耗するという意味不明な個人記事を見ましたが絶対にそんなことはありません。
新品の方が表面ラインや印字刻印等が多く早く消耗してる様に見えるだけです。
片側だけ新品にすると、新品のグリップだけ強くなるのでバランスに関しては悪くなります。
私はダメになったらダメになった方のきちんと交換を心掛けてます。(再度：理想は同時交換）
タイヤの交換時期・タイミング｜いつ交換する？
それが「スリップサイン」です。
どのタイヤにも側面に均等にインチサイズによりますが4～6個とか△の矢印があります。
スリップサインとは？
場所：
先ほどの△矢印の延長線上付近の溝の中にあります。
溝の中を除くと非常に見にくいですが、ふくらみがあるの分かりますか？
これがスリップサインです。
意味：
タイヤ溝残り1.6ｍｍを教えてくれる目安サインです。
メモ
日本の道路交通法では1.6ｍｍ未満は道路交通法違反で点数2点・罰金9000円程度となります。[2021年時点]
これは車でもバイクでも同じで要車検車両に関してはこのサインが出てると車検は通りません。
タイヤが消耗してくるとこの溝の中のふくらみが地面に接地する時が来ます。
※複数あるうち、どれか一つでも接地したらアウトですのでご注意を！
その時は交換サインというより、整備不良違反車ギリギリサインという意味でもあります。
ですので最もギリギリまで乗りたいなら、このサインが接地するまで乗る事が一番長く乗ったタイヤという事がいえますね。
もちろん安全の為、このサインが接地するまでならずその前に別要件で、バルブの方がダメでついで交換したり、バーストしたり、スリップしたりなんてこともありますので、冒頭で確定的に決まったものは無いと言ったのはそのためです。
タイヤの交換目安動画｜0～4：30秒迄
今回はＪＯＧのタイヤで説明してます。
