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DBA-ZRR70W
原因は背もたれシートを前へ倒すとロックが外れて折りたためる仕組みですが、そのロックが片方外れずに折りたためない状況です。
つまり、取り外しも出来ない状況です。
シートの故障だけなら取り外してヤフオクでシートたんまり出てるので交換すればOKですが、連動ロックがガッチリ噛んでるので取り外しも出来ません。
シート中のワイヤー関係がおかしくなってロックが外れない症状です。
写真で見てみます。
左側は折り畳めますが、右側が折りたためません。
後ろのロックに関しては背もたれシートを畳むと中でワイヤーが連動してロックが外れるという仕組みです。
基本的には中のワイヤーが壊れているか、ロック部分が壊れているはずなのですが、確定できませんので分解していきます。
どちらかというと、しょっちゅうシートを取り付け外ししてる人に起こりやすい現象です。
ヴォクシー70の折りたたみ不良セカンドシートの外し方
本来はボルト4つで外せます。
チェック:シート脱着方法
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【ヴォクシー/ノア70系】シートの外し方|仕事も遊びも広く行こう♪
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今回は壊れているので探ってみます。
セカンドシートの後ろから下を覗いてみてみます。
片方右側は外れてますが、写真左側が引っかかって外れません。
セカンドシート【後ろ側】からチェック
ここをドライバーでネジを外します。
カバーが外れます。真ん中補助シートがあるので邪魔ですが外れます。
シート背もたれを上げ下げしながら確認します。
✔チェックします
- ワイヤー
- ワイヤー周りの金具の割れ
- ワイヤーを固定するプラスチック(写真黄色部分)
目視で見たところ固定ブラスチックの割れもなく、外れてもいません。
ワイヤーを引っ掛ける部分の金属部分の割れもありません。
ワイヤーだけを1本づつ、ホースリムーバーで強制的に引っ張ってみます。
本来これでロックは外れるはずですが外れません。ちょっと引っ張り幅が大きいです。
セカンドシート【前側】からチェック
シートは超重いので、頭に倒れてきたら脳震盪起すくらい危険です。
油圧ではなく、ネジ式ジャッキでなるべく水平に上げていきます。
この状態で覗き込んで作業します。
ワイヤーを✔チェックします。
この時座席はの前足が下に無いといけませんのでここにバカ力で足を下げて、棒を突っ込みます。
いわゆる本来車体についている状態にします。
頭を突っ込んでのぞきこみます。
プラスチック(黄色)部分が固定金具部分から外れています。
ここが固定されていないとホースごと動き、中のワイヤーが引っ張られないのでロックが外れる事はありません。
指でグイっと押して、黄色ブラスチック部分を金属固定部分へ押し込みます。
この状態でシート背もたれを倒してロック解除します。
これでロックが外れて折りたためるはずです。
しかし、ひろぱぱ号は外れません。
再度見てみるとまた同じ部分、ここが外れてます。
そう、消耗してゆるゆるになってしまっています。↓
シートを見てみようにも場所が場所だけに狭くてやってられません。
腰が悲鳴をあげています(笑)。
ヴォクシー70/ノア:強制的なロック解除不良セカンドシートの外し方
これは修理ではなく、ロック解除が出来なくて取り外せない場合のセカンドシートの強制的な外し方です。
簡単にいうとロックさせてる金属部を車体側ごと外すだけです。
その上で点検しないと、場所が場所だけに厳しいです。
作業方法は前からで、ジャッキを当てて上へ上げます。
ロック部を支点として真横部分5cm程度、以下の2か所をカットします。
頑丈な耐熱絨毯なのでステンレスカッターを使用します。
普通のハサミなどではカット出来ません。
左右ともカットすると、ロック部を支える支柱と14mmボルトが2つ出てきます。
ロック支柱部分ごと車体から外します。
インパクトが使用できる位置ではないのでかなり固いですがラチェットで左右少しづつ外します。
注意ポイント
外した時、足がバチ~ンと跳ね上がります。
目にあたると失明しますので必ずジャッキ使用です。
頭にあたると頭蓋骨が割れる恐れもありますので慎重に。
しかし疲れました^^; 無事外れました。
しかしロック支柱ごと外してるのでシートを修理するか交換する必要が有ります。
けど作業しやすいし安全です★
今回の作業での必要な工具
特殊工具はありませんが、一つ金属カッターが必要です。
●金属ハサミ
これがあれば車の狭い場所の耐熱絨毯も綺麗にカットできます。
●ラチェットレンチ+エクステンションバー
特殊工具ではありませんが必ず必要です。
むしろインパクトはナメル可能性が高い部分なので出来るだけ手工具を使用しましょう。
そんなに作業しない人ならこれがおススメです。
ほぼ一通りそろっています。