バイクのキャリア改造をして”整備目線”からみてとても助かる便利な改良です。
ただし”乗る人”からすると何ら関係のない話ではありますが、自分で整備する人にはとても便利な改良です。
特にビジネスバイクにおいてはほぼ間違いなくキャリアがついています。
整備のめちゃくちゃ面倒な一つに「BOX・バスケット・カウル」の脱着がしんどくてしょうがないです。
金属ステー上にボルト2つワッシャー2つバネワッシャーもあったり、さらに下にもナット2つワッシャー2つと、下から覗いてメガネかけて、上からインパクト等で外すと。
故障と関係ない所でのガチャガチャが半端ないのです。
ほとんどの人が経験してると思いますが、中でも金属ステーをアイディアで個人的にて固定されて、ボルトも無理やり固定されてた日には元に戻すときそれに合わせてあげないといけないネックなんかも有りますよね。
余程特殊でない限り、なるべくステーを使わないのが一番です。
リアであろうとフロントであろうと発想は同じで10秒以内で外せて圧倒的に便利になります。
キャリア側を改造|バスケット・BOX
今回はキャリア側にM8サイズで穴あけをして、その裏からM8の溶接ナットを利用して点付け溶接作業をしました。
ステーボルトサイズは
- 一般的にはフロントがM6・リアM8辺り。
- ビジネスバイクの場合、フロントがM8(M6)・リアM10。
が多いですかね。
キャリア側穴あけ
ボール盤で”2.5mm”→”5mm”→”8mm”の順で徐々に大きく2か所に穴あけをして。
2ヶ所にM8ボルトを入るようにしてあげて。
そのまま溶接作業へ。
キャリアへナット溶接
まずはベルトサンダーなどで、ナット溶接部分の塗装とサビを落とします。
電気が通りやすいように、ピカピカにしておいて。
ここに溶接ナットを乗せて。
反対側からボルトで止めて仮止め。
この状態にして、四隅を点付け溶接。
簡単と思っていたら引っ付きまくって大変でした^^;
1.6Φ棒がなく2.0Φ棒でしたからかもしれません。
四隅終わったら、固着すると厄介なので素早くボルトを抜いて。
煙が凄いのみえるでしょうか。
両方して完成です。
もっと塗装を広く剥がないといけませんでしたね。
溶接ナット付きキャリアの利便性
本当に便利でガチャガチャしてたのが嘘のように、マッハでバスケットやBOXの脱着が可能になります。
イライラせずに上から”1・2・3”とテンポで外せます。
当然ですが10秒以内で外せます。
※冒頭書いた通り整備目線用の改良であって、乗る人には何の関係もありません。
※ただし自分で整備する人には圧倒的に便利です。
キャリア側改造に使用した工具等
キャリアは、車両本体を傷つけないので改良するためにあるんだという事をしみじみと感じましたね。
今回はトゥデイAF67のフロントにジャイロアップの純正キャリアを改造してつけてますが全て共通でキャリアのナット溶接は、整備においてはとても利便性が上がります。
●溶接機|ノンガスアーク100v/200v兼用
私はこれ!アリババ取引高上位のAT2000。
プロ溶接のユーチューバーの方に奨めて頂きました。
※注)溶接機の場合、環境もありますのでご注意を!!
●溶接機|ノンガスアーク200v
最近買い日動さん追加買いしました♪同じ200vでも安定性とレベルが異なりますが200v環境に注意。
●溶接ナット
今回使用した溶接用ナットはこれです。サイズはM8にしました。
●ボール盤(ドリル)
これもDIY者には必須ですがひろしぱぱは安物ですが超重宝してます^^;
買ったので大事にしますよ!
木工現場でも鉄鋼現場でも必須の工具ですね。
●切削油
ドリル時に使用します。刃の消耗補助だけではなく、食いこみが良く焼き付き防止冷却もしますので、しっかりドリルが効くようになります。
ひろしぱぱ使用はこれ!たぶん一生もつかと(笑)
※めったに使わないので小さければ小さいほど良いor酸化防止の為ガス系にしましょう。
●ベルトサンダー|回転タイプ細目
ベルトサンダーもDIY必須工具ですね。
木工DIYメインの人は面サンダーでしょうが、バイク整備人は絶対ベルトサンダーです★
さび落とし、塗装剥ぎまで幅広く使えます。
変速出来ないパワー型マキタさんのと迷いましたが、ひろしぱぱは圧倒的な価格の安さにリョービを選択。変速も可能で小物から大物まで対応できます。
大正解でした!これは大当たりです^^振動タイプは木工仕上げには良いですが鉄鋼にはおすすめしません。
以上がひろしぱぱの持っている今回の作業で登場した工具です。
あれば整備を通り越して楽しさ4倍増にDIYが楽しくなります。
無いものは加工して作れば良いってなりますので^^
バイクのキャリアの穴あけ・ナット溶接改良作業の動画
今回の作業ですが、最近DIYが楽しくてしょうがないのです。^^;