ハンターカブ/CT125 [JA55]

【ハンターカブ/CT125】足つきの悪さについて:4つの解決方法(クロスカブも同様)

2021年11月27日

今日はHONDAハンターカブ/CT125では有名な足つきの悪さの具体的改善方法4点です。

これは兄弟車のクロスカブも似たところがありますが、クロスカブがシート高784mmで高いと言われてましたが、ハンターカブは800mmなので更に車高が高いです。

かつマフラーがアッパー型なので気持ちガニ股気味になるので尚更高く感じます。

これはオフ車仕様コンセプトのバイクなので悪路走行用に車高が高いのは当たり前であって、林道とかオフ行かないなら乗るなよ!とか関係なく当然通勤でも、街乗りでも、買い物足代わりでも、観賞用でも、バイクは自分の好きに乗って大丈夫です。

早速見ていきます。

 

ハンターカブ足付き状態の身長目安

特に女性の方とか足が届かなくてハンターカブ躊躇する人、又はギリギリで安全に乗れてない人は実際多いと思います。
バイク屋さんのモデルパネルで見たところ、平均足の長さと仮定して、

  1. 身長180cmの人:ギリカカトまでベタ付け
  2. 身長170cmの人:背伸び立ち。(オフ車はこれがある意味普通)
  3. 身長160cmの人:つま先チョン立ち(危険)

という感じです。

如何に当サイトで扱ってる他のビジネスバイクは、日本人が頻繁な乗り降りがしやすいようにほぼ全シート高700mmと低めに設定してあるか違いが分かると思います。

これの解決策としては3つ+αで合計4つの対策方法があります。
そのうち2つはなるべく触らない方が良いです。

 

 

CT125:具体的ローダウンの方法4点

①つ目:シートの厚み変更

まず①つ目ですが、シートをローダウンシートへ変更する。
これは一番簡単な方法で10秒で作業完了します。

これにより2cm程シート高を下げる事ができます

 

 

②つ目:ショックアブソーバーの長さを変更

次が②つ目、リアショックアブソーバーを短いタイプへ変更する。
今回はYSS製のローダウンショックアブソーバーを取り寄せてみましたので次回装着編をします。

6段階アブソーバー減衰力を調整できるタイプで似たようなものでSP武川も出してます。
トゥデイのサスペンションOHの時に言ったと思いますが、バイク(車)は段差等の衝撃をスプリングで吸収して、中にある窒素と油圧で車体への衝撃振動を減らすものが殆どです。
これが減衰力で、このタイプは中の窒素部屋と油部屋を狭くしたり広くしたりして、調整が5~6段回出来るという意味です。

ちなみに余談ですが、人間より荷物最優先で造られていると言われている、柔らかすぎて乗りにくいスーパーカブJA09とかみたいにショックアブソーバータイプではなく、スプリングとゴムのみのショックサスペンションタイプも小型の小型の場合は多くあります。

話は戻ってこのリアショックアブソーバーを装着すると純正365mm長に対して345mmと1.5cm~2.5cm程車高が下げれます

 

※ショックアブソーバー触る時の注意点:

注意ポイント

これには注意が必要でして、色々しても足つきが悪いからと言って、SP武川が出している4cmダウンなど大きくローダウンさせるときは、後ろだけがガクンと下がりフロントがアッパーの形になりますのでバランスが悪くなり危険、かつサイドスタンドバランスが崩れ純正サイドスタンドも使用できなくなりますので、その場合は必ずフロント側も下げてあげる必要が有ります。

要するに短ければ良いというものではなく、とにかく安全が第一です。

 

と、ここまででシート変更で2cmダウン、ショックアブソーバー変更で1.5-2.5cm程度ダウン可能ですので、一気に通常のバイク並みの高さになりかつ、簡単ですのでおススメです。

以下の③④はひろしバイクからは社外品が出るまで、2021.11月時点現段階ではおすすめしません。

 

 

③つ目:ホイールインチサイズ変更

次は3つ目ですが、ホイールのサイズ自体を変更してあげる。

17インチ⇒16インチに変更することによって一気に下がりますが下がり過ぎて見た目もだいぶ変わるのと、そもそもホイールハブが合うものを探す必要が出てきますのでそれなりの労力が必要です。

  • メリット:足つき改善、初速アップ
  • デメリット:全体ベースで一気に燃費が悪くなるのと回転数が多くなる事により消耗品であるタイヤの交換も頻度が増えます。

現段階では社外品では私は見つけれませんでしたが、後々には売れ行き次第で出てくると思います。

 

 

④つ目:高さの低いタイヤへ変更

最後の+αで4つ目ですが、ホイールでは無くタイヤを高さの低いものにする。
※既にブロックタイヤの人なんかは高さの高いタイヤとなりますので、純正に戻したりする方法です。

高さに対しての幅の率である低扁平率タイヤという意味では無く、シンプルに高さの低いタイヤという意味です。
車と違いバイクはフロントはフォーク、リアはフレームやフォークで挟まれてますのでここを改造しない限り、この幅以内の物しか装着できません。
ましてハンターカブはチューブタイヤなのでこの辺の調整が出来ませんので、ちょっと非現実的という意味も込めて+α程度としました。
ただ存在すれば理屈的には可能ですが市販ではいまいち発見出来てません。

 

結論:

という事で圧倒的に労力も少なく

※現時点で簡単にローダウン出来る方法は、シートショックアブソーバーの2点です。

すでに対応品もでてますので今回はこの2つの作業をしてあげたいと思います。

ただ下げれば良いという訳では無くバランスと安全性に関しては充分お気を付けください。

 

 

ハンターカブ/CT125のローダウン足つき改善で使用する部品等はこちら

さくっと素早く作業可能なのが、シートとショックアブソーバーの二点となります。

部品類:

●ローダウンシート|ディアブロ

これは種類も豊富ですので吟味してみてください。私のよりさらに薄型のシートも以下有ります。

 

●リアショックアブソーバー|SP武川・可変式

こちらは人気で生産追いつかずの状況(ブラックのみ)。
ショックアブソーバーは私はYSS製にしましたが武川からも出ています。
注意点でも言いましたが下げれば良いって単純なものではないので重々お気を付けください。

 

●リアショックアブソーバー|YSS・可変式

ひろしバイクが購入したのはこちらです。

 

 

今回のハンターカブの足つきの悪さについての動画はこちら

今回の動画ですが、作業工程は次回となります。

 

これで乗りやすくなりますが次回作業です。
ひろし整備人

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