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ジャイロUP [TA01]

【ジャイロUP】ミッションオイル(デフオイル・ギアオイル)交換方法

2019年3月1日


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HONDAジャイロUPのギアミッションオイルの交換方法です。
※注意:2stオイル(エンジンオイル)交換ではありません。

ジャイロUPは2stバイクなので消耗する2st燃焼オイルと、定期交換するクランク内のミッションオイルの交換が必要です。

ミッションオイルギアオイルデフオイルと人により表現が異なります。

ジャイロUPのミッションオイル場所は後方荷台下にあります。

早速、古いオイルを抜いて新しいオイルに交換します。

約一年ぶりです。

ジャイロUPミッションオイル定期交換目安

6カ月~1年ごと、または3000~5000km毎に交換が目安です。
ビジネスバイクの為各々の乗り方によってメンテナンスが必要です。

再確認ですが2stオイルの方ではなく、ミッション(ギア)オイルの交換作業方法です。

 

ギアオイル(ミッションオイル)の抜き方

まずは古いミッションオイルを抜きます。
抜き取りの場所はここです。
14mm”でドレンボルトを外します。

 

ダラダラとオイルが流れてくるので、下にオイルパンを敷きます。

 

深い位置にあるのでラチェットレンチにエクステンションバーを付けて使用します。
インパクトレンチ禁止位置です。

 

クランクは弱いアルミなので、変に負荷を掛けないように真っすぐを意識して緩めます。

 

外すと色で大体分かるようになります。
真っ黒になるのは汚れももちろんありますが、酸化も大きいです。
ここまで真っ黒は要交換です。

5分くらい置いて全部抜き切ります。
前側にジャッキを掛けて斜めにして出し切っても良いですが、HONDAマニュアルで水平で規定量が指定されてますので、必要ありません。

最後にオイルボルトを締めます。
インパクトレンチや力任せに締めないように注意です。
抵抗があるまで指で締めて、最後にトルクレンチで締めて完了です。

ちなみに綺麗なオイルと比較するとこんな感じです。
0.39Lなので500mlのペットボトルに出してみましたが、減っていません。良い感じです。

参考

ここの”ドレンシールドワッシャー”は交換です。純正番号:90441-425-000

ドレンワッシャー潰すことで密閉するので、基本一回一回交換します。

ドレンボルト規定締め付けトルク:20N・m

※極端にミッションオイルが減っている場合は、クランクガスケットorクランクケース内のシャフトシールの部分から漏れている事があります。
原因はオイルの入れすぎ、シールの劣化、マフラーの強引な取付、強い洗浄系添加剤などが原因です。
普段止めている場所にオイル漏れ跡がないか確認してみましょう。

 

 

ギアオイル(ミッションオイル)の入れ方

ミッションオイルを注入する場所はここからです。
12mm”でオイルチェックボルトを外します。

 

ボルトを外して入れますが、普通のバイクと違い水平なので入れにくいです。
道具が必要ですが、サクションガンがあると【超便利】です。超です。
一つはもっておきましょう。
きっちりとした数値を守って入れる事も出来ますし、粘度の高い車のオイルにも対応する超貴重な工具です。
圧倒的にフレキシブルタイプが便利です。

 

ジャイロのギアオイル注入口は細いので先っちょは改造して細くしてます。
細いプラホースを挿して、ゴムシールをギチギチに巻き、ビニールテープをギチギチに巻き、タイバンドできつく締めてます。6年間漏れなし★

参考

ジャイロUPギア(ミッション)オイル規定量

全容量:0.40L
交換時:0.39L

使用するオイルは4stオイル:ウルトラG3です★
※間違えて2stオイルを入れないように注意!

 

0.39Lほど4stオイルを入れます。きちんとクランクケースにシールで表示があります。

 

うりゃ~っと吸い上げるか。もしくは、

 

上蓋はずして上からオイルを入れるだけ♪ フレキシブルタイプのみ可能。

 

きちんと挿さってる事を確認。

 

注入。

 

マッハで終わります。
最後にオイルチェックボルトをトルクレンチで締めます。

メモ

オイルチェックボルト規定締め付けトルク:15N・m

完了★
ジャイロ系の場合、ギア(ミッション)オイルをジョウロで入れれる普通の原付と違い、真横からなのでサクションガンないと面倒なことになります。

 

 

ジャイロのギア(ミッション)オイル交換に必要な工具

ギア(ミッション)オイル

●ギア(ミッション)オイル|4stオイル

ブログでも出てますが、ジャイロにはHONDAウルトラG3がおすすめです。
最大限低価格の高品質SLグレード4stオイルです。
※更に上位のレース用の高粘度極上オイルを原付レベルで使うと、粘度が高く力が要るので燃費が悪くなるのと、浸透率も良いのでシールとガスケットから漏れやすくなるので注意。(知らない人多いです)

 

●ギア(ミッション)オイル|4stオイル

通常の人は全く必要ありません。
ビジネスユースでの使用で長距離や一日中仕事で運転する人はYACCOオイルを50ml程度混ぜて上げると真夏での仕事も安心です。
超高耐久エステルベースのオイルで安心感がグンッと変わってきます。

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●ドレンシールドワッシャー

純正番号:90441-425-000

ドレンワッシャー潰すことで密閉するので、基本一回一回交換します。
ジャイロアップのドレンパッキンサイズです。

 

工具類:

●オイルサクションガン

これがないとジャイロの場合は場所が場所だけに、ミッションギアオイル交換ヤル気が起きないレベルで便利です。
高粘度対応の自動車用にすればず~っと使えますがここは安物で良いので紹介。
バイクしかしない人は安い方で良いと思います。

 

●オイルパン

ジャイロは薄型のタイプが必要です。

 

●軽量カップ

1000mlタイプがあればどんな原付でも大丈夫です。
間違っても200mlタイプなど買ってしまわないように。

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●廃油処理箱

エンジンオイルは産業廃棄物です。
固めてさえすれば一般ごみでOKとなっていますが、地域によって異なる可能性がありますので自治体ルールに従ってください。
一般的には2019年現在廃油処理箱で固めれば一般ごみとして認められています。

 

●エクステンションバー

ジャイロのドレンボルトを外すときの場所の悪さの為あると便利な延長棒です。
何でも良いよ~って人はもうこれ以外無い。
エクステンションバー付きの、ソケット、ラチェット、メイン所全て付き。
もちろん本格の人は全然ソケット数たりませんが、オイル交換は完璧です。

 

●トルクレンチ 3/8(9.5mm)【※10nm以下対応品必須

ひろぱぱが現時点でのブログや動画でも使用しているのはこれです。
10nmトルク以下で対応できる中ではそこまで悪くはありません。
今回のドレンボルトでも使用しますが、エンジン回りキャブ回り等でも使用できます。
バラシでは必要ありませんが組み立てで必須です。

 

 

ジャイロUPのギアオイル(ミッションオイル)交換作業動画

今回のミッションオイル交換作業動画です。
とかく難しい事はありませんが、電動ホイストを使用して”0.39L”ところを全て流し出して全容量の”0.40L”入れ替えした動画です。
いかにサクションガンが便利かも分かると思います。

 

 

ジャイロUP:2stオイル(エンジンオイル)の交換作業はこちら

今回はミッション(ギア)オイルの交換でしたが、2stオイル(エンジンオイル)の交換方法はこちら
2stオイルは切らしてはいけませんので交換というより注入・継ぎ足し方法が正確な表現ではあります。

チェック:2stオイル注入

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ひろし整備人
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