ジャイロUP [TA01]

【ジャイロUP】腰上エンジンのバラシ分解方法|エンジン腰上オーバーホール①

2019年2月5日


Warning: Undefined property: stdClass::$Offers in /home/hiroshibike/hiroshibike.com/public_html/wp/wp-content/plugins/wp-associate-post-r2/classes/class-amazon.php on line 159

Warning: Attempt to read property "Summaries" on null in /home/hiroshibike/hiroshibike.com/public_html/wp/wp-content/plugins/wp-associate-post-r2/classes/class-amazon.php on line 159

HONDAジャイロUPの縦型エンジン腰上のバラシ方とメンテナンス方法です。

※一番最後には一連の動画もあります。

ジャイロUPは、駆動系とマフラーはしんどいですが、腰上エンジンに関してはキャブレターも外す必要もなく、作業性はかなり良く楽チンです。

どうしても2st特有のマフラー付近のカーボンが溜まってくる事などもあるので1~2年に一回のメンテナンスはした方が良いです。腰下クランク等は5年or不具合次第といった所でしょうか。

ひろぱぱ号は、腰下に関してはクランクベアリングまで新品に交換して3年ですが6年位開けたくはありませんが。

4stトゥデイAF61とかよりも作業工程が少なくキャブレター外したり、フレーム外したりする必要が皆無で安定しているのが良い所です。

エンジン腰上は、2stならではで、かなりシンプルです。

シリンダーヘッド】→【シリンダー】→【ピストン】の順で外します。

 

腰上エンジンの分解方法

前準備

まずは右側フレーム・タイヤ・エンジンカバー・マフラーを外します。
以下に全て書いてます。

右側フレーム・タイヤ・エンジンカバー・マフラーの外し方

チェック:マフラー

【ジャイロUP】エキゾーストパイプ・マフラー交換方法

続きを見る

上記通りすると、この状態になります。

エンジンは右側なので車体の右側で作業します。※写真も作業者目線のこの角度から取っていきます。

 

 

シリンダーヘッドを外す

まずはシリンダーヘッドを外す為に、エンジンボルトを4つ外します。
言ってもエンジンですので丁寧な作業は当然、手工具で電動工具の使用は厳禁です。

 

シリンダーヘッドを引っこ抜きます。ボルト側にガスケットがあります。マニュアルでは要交換。
抜けがあるか確認したうえで、慣れてくるとまだ使えるかどうか判断できるようになります。

 

 

シリンダーを外す

ゆっくりと引っこ抜くだけです。4stと違いタイミングチェーン等無いのであまりにも簡単です。
汚いですが、2stバイクでこの程度は可愛いものです(笑)。

 

固着して外れにくい場合はショックレスハンマーで軽くコンコンして外します。抜けました。
マフラー付け根はドイヒ~。

これでピストンも外せます。

 

 

ピストンを外す

クランクを回して、ピストンを圧縮上死点(一番高い状態)にします。
2stなので、何も考えずに一番高い位置に出しておけばOKです。

 

ピストンを外す際、クランク内にサークリップなどが落ちたら全分解となり、一大事になります。

 

縦型エンジンの特徴ですが、必ずウェスなどをピストン下に詰め込んで作業します。

 

横からみてまずはサークリップを片方だけ外します
慣れてない人は意外に難しいらしいですが違います。道具です。
先細のロングノーズ精密プライヤーがあればすんなりです。通常のプライヤーだと「かなり」苦戦してサークリップはひんまがります。

 

奥側から押すとニョロっとピストンピンが出てきますので抜きます。

 

これでピストンが外せますので上に引っこ抜きます。

 

クランク側の中にもベアリングがありますので抜いて清掃します。変形してたら交換です。

 

これで腰上エンジンの全てのバラシ分解が完了です★
【左】シリンダーヘッド・【真ん中】シリンダー・【右】ピストンです。

あとは新品に交換するか、清掃して再利用するかですね。
交換する人はそのまま新品にして組み立てます。

 

ここまでばらしてくるとジャイロUPは部品だらけです。
きちんと整理してからエンジンにとりかかりましょう。こういうのがあると取りたい工具をすぐ取れて無くならないので便利です。低ければ低いほど良いです。
一旦休憩して部品が無くならないように綺麗にしましょう。

 

 

ジャイロUP腰上エンジンのバラシ分解で必要な工具

エンジン部は工具を間違えないように重々注意してください。
エンジンバラシ分解では電動工具は厳禁です。
ラチェットなどの差し込み口サイズは、
足回りと違い1/2(12.7mm)は使いません。
必ず3/8(9.5mm)以下を使用
します。

●ラチェットレンチ手工具 3/8(9.5mm)

ギア山の間も細かく精密にも対応可能なSK11のこれ。とりあえずの人向け。ですが舐めたらイカンらしいですかなり評判良くてめちゃくちゃ売れている実績があります。同じ激安品でもイーバリューやバルの買うとギヤ山間が大きく後悔します。
ちなみにこれ必要なエクステンションバー+フレキシブルバーまで付いてこの価格。

 

●トルクレンチ 3/8(9.5mm)【※10nm以下対応必須

ひろぱぱがブログでも使用しているのはこれです。
10nmトルク以下で対応できる中ではそこまで悪くはありません。
バラシでは必要ありませんが組み立てで必須です。

 

●ロングノーズ先細精密プライヤー

これがあればエンジンの細かいサークリップ、キャブレター界隈のクリップなんかも簡単に外せる外せない工具です。

 

●作業椅子ローラーシート

このシートは低ければ低いほど良いです。超低タイプは1.5万とかしますがこれならこの価格で部品、工具が無くならないので重宝します。
特にエンジン付近触る腰痛持ちの強い味方(笑)^^

 

 

ジャイロUP:腰上エンジンOHの工程セット

①エンジンバラシ分解方法

チェック:①腰上エンジンバラシ

【ジャイロUP】腰上エンジンのバラシ分解方法|エンジン腰上オーバーホール①

続きを見る

 

②エンジン清掃方法

チェック:②腰上エンジン洗浄・交換

【ジャイロUP】腰上エンジンの清掃方法|エンジン腰上オーバーホール②

続きを見る

 

③エンジン組み立て方法

チェック:②腰上エンジン組立て

【ジャイロUP】腰上エンジンの組み立て方法|エンジン腰上オーバーホール③

続きを見る

 

これで腰上エンジンが「シリンダーヘッド・シリンダー・ピストン」の3つに分解できました★
ひろし整備人
ひろし整備人

関連記事

-ジャイロUP [TA01]
-,