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【HONDAカウルスクーター小型車全般】地獄狭所でのプラグ交換に便利で正確で簡単な工具!

2022年1月17日

今日は忌々しいHONDA小型カウルスクーター限定でのあの狭い部屋でのプラグ交換に便利な工具の話です。

実際小型ホンダ車カウルスクーター系のプラグの位置・向き・角度は評判が悪くて整備性が悪いと言われています。

簡単に言うと、適正な角度で適正なトルクでまともに装着することが難しいという声を良く頂きますし私もそう感じてます。

理由はプラグの延長線上にフレームがあるため、「工具が限られる事・狭すぎて手が大きい人が作業しにくい事」などがあります。

全てか不明ですが、YAMAHA車は交換作業しやすいですし、HONDA小型カウルスクーターはこのパターンが多い経験があります。

個人的に思うのが中でもAF67に関しては最恐に作業しにくいと思っています。

※スパークプラグは多くの情報が詰まってますので、故障不具合が起きた時にまっさきに点検するもので、より簡単・正確に脱着すべきものですので、これがおっくうになるのはDIY整備において宜しくありません。

今回はその辺を「より簡単に・より正確に・よりスピーディーに」出来るプラグ交換の工具を紹介します。

 

スパークプラグ脱着で必要な工具たちの色々

一概にプラグの脱着といっても車種によって普通の工具で事足りるのも有れば、若干特殊なものが必要なものも有れば様々です。
小型の例で言うとカブなどはプラグ自体がカウルの中に無いのでプラグソケットすら必要無くディープソケットで事足ります。
また三輪ジャイロなどもプラグ延長線上に何も無いのでエクステンションバーで伸ばせば普通の工具で事足ります。

 

ちなみに大抵の場合、狭い部屋でも外しに関してはどの工具でも簡単ですが、取り付けに関しては「慣れ・コツ」が必要な場合が多いです。

 

脱着しにくい原因は、「プラグ穴からフレームまでの距離が短い事」「延長線上にフレームがあるという角度の為」の2点です。

 

これにより、多くの人がプラグ交換で苦しむという事態がコメントの方でも起きています。
早速ベストチョイスな工具を見ていきます。

 

 

狭い場所でのスパークプラグ取り付けに便利な工具

結論から言うと、小型9.5mm差し込み口ラチェット or メガネラチェット  プラグソケットがあれば簡単です。
但し、手の大きい人に関しては「メガネラチェット」をお薦めします。

 

■9.5mm差し込み口小型ラチェットの場合

プラグソケットを挿し込み穴へ入れる必要がありますので、その分長さが必要です。
※かつ忘れてはいけないのがソケットを外すために後ろのボタンを押す必要があるので、さらに指分と引き抜き分の見えていない長さが必要な事をお気を付けください。
[写真:8.4cm]これにプラス2cm程度必ず必要です。

 

■メガネラチェットの場合

メガネラチェットの場合、差込み穴を使用しないので、外側の六角部を使用します。
その為ラチェットで言う厚み分が無くなりますので一気に長さが縮むというのと、取外しに後ろのボタンを指で押す必要もないため、見えない長さはメガネ部の厚みのみとなります。

 

[写真:7.1cm]これにプラス引き抜くとき厚み分の9mm程度は必ず必要です。

 

実質小型ラチェットとメガネラチェットでは2cm以上の差が生まれる事になり、したことある人なら解りますがあの狭い空間での2cmはかなり大きな差となります。

 

 

実際のプラグ締め付け作業では!

それでも狭い中での作業に変わりは無く、ラチェットギアは72山を必ず使用する事をおすすめします。
72ギアの場合、一回の音で5°戻りますが、実際確認した所5~6ギア分が限界です。

ポイント

つまり単純計算上では、プラグのネジ山が一回転するのに12回の上下稼働作業が必要です。
CR7HSAプラグのネジ山数は8つありますので、噛み込みが一発でうまくいったと仮定して最低でも96回の上下可動が必要です。

これが60ギアタイプのラチェットで作業すると一回の稼働°数は大きいも噛み込みが1~2回しか出来ないので約1.5倍150回程度の上下作業が必要で、よりイライラします。
迅速に作業という条件事項を加えると60山ギアはいわゆる空回りが多くなるため避けた方が良いです。

 

 

プラグ交換のベストチョイス工具結論

各諸条件まとめ

プラグソケット[16mm]と外の六角にかけるメガネのサイズ[17mm]の違いにご注意下さい。

  • プラグソケット:必ず六角付タイプであること
  • メガネラチェット(ギアレンチ):必ず首振りタイプ・72ギアタイプであること

これでホンダカウルスクーター系小型車のプラグ交換が一気に楽になります。

 

 

HONDAカウルスクーター小型車のプラグ交換で使用した工具

※注:スパークプラグは車体により異なりますので今回は割愛します。

※注:プラグソケットとメガネラチェットによっては出来ないものがあります。
※以下メーカーの物は私が実際に使用してますのでご安心下さい。

 

●プラグソケット16mm ※六角付必須条件

※コーケン製:適当なメーカーにするとラジェットが入らない事がありますのでご注意下さい。

以下コーケン製で私はこれを使用してます。(肉薄・中間シェイプタイプ)高いですが、エンジンカバーを交わしながら作業可。
これが合わないバイク・車ともに出会った事が無いです。

 

●メガネラチェット(ギアレンチ)17mm|※必須条件:首振り・72ギアタイプ

※スーパーツール(SUPERTOOL) ギアレンチ フレックスタイプ GRW17F  

動画内で私が使用しているものです。
全て揃えると1万弱と高額ですが、14mm・17mm・19mm辺りは使用頻度高く元が取れますので、17mm一つだけ高精度タイプのこれにしてます。

 

 

HONDA小型車全般・狭所での厄介なプラグ交換が簡単になる工具作業動画

今回の作業動画です。

 

これでストレスなくパパっとプラグ交換が可能になりました。
ひろし整備人

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