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バイク・車の大敵!腐食赤サビを黒サビに変換してスチールホイール・キャリア・フレームなどを守ろう!

2020年12月28日

今回はスチールのフレームやキャリア・ホイール等もしくはその他鉄製部分のメンテナンスのお話です。

私が昔から使用している赤サビ転換剤ですが、どうしてもバイクや車を使用してるとサビ問題は避けれないです。

住宅からボードまで使用される赤サビ転換剤ですので、色々な例はありますがせっかく”ひろしバイクどっとこむ”ですのでバイク・車などの話で進めていきます。

コツンとフレーム等をぶつけると、そこの塗料が剥がれて鉄の「地」が見えてきます。

その状態だと遅かれ早かれ度合いは異なりますが、空気に触れる以上酸素と水にあたるので必ずサビが生じます。

そのサビは塗膜の中を伝ってどんどん腐食を広げていき、いずれは下から押し上げて塗料を剥がしていくか鉄そのものをもろくさせますので、見た目だけの単純な問題ではなく重度の場合、危険が生じます。

サビが塗装を剥ぐ

サビは腐食なので軽度は目をつぶれるものもあるかもしれませんが重度の場合そして場所によっては危険を伴います。

ポイント

今回の溶剤は、自然界で発生する全てのサビは赤サビですので、それを自然界では一部でしか発生しない良サビと言われる黒サビに変換させてそのサビを塗料のような皮膜にするという溶剤です。
これにより赤サビの進行を防ぐというものです。

使い方を誤らないために以下を理解しておく必要が有ります。

こう言うとサビ自体悪者に聞こえますが実際サビによる経済損失は数十兆円規模との事ですが、元の原材料である鉄鉱石はサビたまま酸化物として自然界に存在していて、この安定した鉄鉱石から無理やり酸素を取り除いて鉄鋼材料として利用しているのは人間でとの事です。

 

バイクや車の錆(さび)の例

バイク・車のメジャー例でいうと「フレームの下回り」です。

海岸地方、沿岸地域、潮風の当たる地域の車やバイクは劣化が早く状態が悪いのが多いというのは有名な話です。

特にメジャーどころで中古市場で圧倒的に気を付けなければならないのが、水産トラックなどの下回りですね。

ネット上ではガンガンに当然のように出回ってますので注意が必要です。

専門点検工場へいれると分かりますが、フレームが変形してるので乗り続けると当然ポッキリといきます。

その際よく使用されているのがサビ転換剤ですが、中古オークションなどの写真だけでも分かる人はある程度分かりますが通常の人はわかりませんのでご注意を!

 

潮風の極度地域

潮風極度地域ではスチール部品に関してはクリアや塗装剥げは命取りです。

  • アルミの場合は:サビ無いですが腐食率がかなり早く進行します。
  • 純鉄(スチール)の場合:当然ガンガンサビます。
  • ステンレスの場合:サビにくい鉄ですので状況・状態・程度次第でどんどん進行します。

 

 

錆を徹底的に防ぐには

自然界に生きてる以上酸化というのは完全に継続的に防ぐのは、人間が手を入れない限り不可能といわれてますが、予防する事で圧倒的に進行を遅らせる事は可能ですし、その一番メジャーはやはり塗装です。

酸素に触れさせない事が大事ですので、定期的にクリヤ(透明塗装)を吹くか、塗装チェックを怠らない事です。

しかし生活圏内では限界がありますので、既に赤サビが発生してしまっている場合に限ってはもうしょうがないですよね。

じゃあ赤サビを発見したら何したら良い?という話です。

 

 

錆びてしまったら

一度錆びてしまったらその部分から、広がりサビの面積が広がるごとにその進行スピードも加速します。

ですのでサビを見つけたらする事は以下

  • サビを取り除いた後に再度塗装をする。
  • サビをそのまま黒サビに変換させる。

があります。

サビを削り取って再塗装する事は一番確実です。
確実ですが削りとると元の鉄も削れるので肉細になるデメリットと塗装条件によってはかなり手間と技術が必要です。

 

それを極力防ぐ事が出来るのが赤サビ転換剤で、赤さびに対して化学反応を起こして黒サビに変換するというものです。

逆に言うと赤さびが無い場所では効力を発揮できませんので、サビの上からそのまま溶剤を塗るだけで良いです。

注意点

注意点があって、重度赤サビの場奥のサビまで溶剤が浸透できないので赤サビが残ってしまいます。
ですので赤サビ転換剤を使用する場合でも赤サビが奥深く行く前に「早い段階」で使用する事が必要になります。

やむをえず重度まで放っておいた場合は、流石にある程度サビを落として作業する必要が有ります。【※動画参照

赤さびが奥まで進行してるにも関わらず、上から黒サビ剤を塗っても表面のみしか変換しませんので内部でサビはゆっくりには切り替わりますが進行はしていきます。

その為、結局削らなければいけなくなり肉細になります。

ただ、このゆっくりになるだけでも100%の完璧を求めなければだいぶん助かるんですけどね。

 

※結論:錆を発見したらする事

つまりサビは防ぐことは出来ますが、サビてしまったら「削って再塗装」or「溶剤で黒サビに転換する」しかないという事です。

そしてどちらも早い段階で対処する必要が有るという事です。

転換剤は塗ればOKではありませんので、表面の段階=早い段階という理解が必要です。
見つけた時点でスピードが早ければ早い程被害は最小限になります。

理解した上で使用する分には、サビを見つけたら転換剤を塗れば終わりなので、見た目気にしない場所では最高の溶剤となります。

この上から下地剤を使用しての塗装も可能です。(※溶剤は白ですが乾くと化学反応で真っ黒になります

 

 

赤サビを黒サビに変換する溶剤

車やバイクだけではなく、住宅のフェンスやシャッターなどでも使用されます。
マフラー周りのサビたネジ・ボルトなどでも使用可能。

●赤サビ転換剤

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赤サビ転換剤の使用動画

今回の作業動画です。
私のこの動画で使用しているスナップオンのラストトリートメントは取扱い無くなりましたが全て同じです。

 

私は削りと塗装がめんどうですので見つけたらこれを塗るだけです。
ひろし整備人

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