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HONDAベンリィ50(AA03)のフロントブレーキシューの交換です。
ちょうどゴールデンウィーク最後で会社に戻ってきていたので交換しました。
ブレーキ鳴きも出てき始めていて制御能力も下がっていたのでちょうど良かったです。
YAMAHAのニュースギアなどと違い、とかくブレーキシューの裏表などもなく通常の整備で誰でも心配なく出来ます。
まだ新しいバイクなのでエンジン回りの修理はありませんが、足回りの消耗品くらいは自分でしたいですよね。
YAMAHAニュースギアのOEMと言われている位そっくりですが、シューもそうですが、造りとナットサイズなど微妙に異なります。
HONDAベンリィ50のフロントブレーキシュー交換
フロントタイヤと古いブレーキシューを外す
まずはフロントタイヤを外していきます。
正面からみて左側シャフト頭に「17mm」メガネレンチを掛けておきます。
逆側のフロントシャフトロックナットを外します。ヤマハギアと違い「19mm」です。
ロックナットを外したらジャッキを掛けてフロントタイヤを浮かしてあげます。
ゴムハンマーやカナヅチなどで優しくコンコンとシャフトを押し出して逆側から引っこ抜きます。
フロントシャフトが抜けます。
ホイールからブレーキアッセンブリを外します。
ベンリィ50はブレーキワイヤー調整ネジを外さなくてもホイールとブレーキホルダーを外せます。
タイヤホイールが外せますのでホイールの中のブレーキ削粉をパーツクリーナーで清掃します。
古いブレーキシューを90℃にパカっと折って外します。
新しいブレーキシューを用意して交換です。
新しいブレーキシューにグリスアップしてタイヤ取付
あとはブレーキホルダーを綺麗にして、ゴムシールにラバープロテクタント。
ブレーキシューの接合部にグリスアップして完了です。
ブレーキホルダーのシュー削粉をパーツクリーナーで綺麗にします。
ゴム部にかからないように注意。
ゴムシール部にはラバープロテクタント(ゴム復活材)を吹きます。
カチカチに固くなるのを予防できます。
あとは取付前のグリスアップをします。
これにより動きがスムーズになるだけではなく共振鳴きを抑える事も出来ます。
メモ
ブレーキシューとの接合部2カ所をグリスアップします。
ビジネスバイクなので通常のいわゆる足代わりの原付よりシューも大きく力が要りますが、片方を90℃にして、半分づつハメていけば簡単です。
あとは全部嵌めて外れないかチェック。
これで完了です。
あとは元通り組んで便利なベンリィ50です♪
ベンリィ50のフロントブレーキシュー交換に必要な工具
●HONDAベンリィ50フロントブレーキシュー
中国純正:ひろぱぱ号はこれを使用してます。
●モリブデングリス
バイク用には基本、重圧や回転に強いモリブデングリスを多用しますので重宝します。特にエンジン・足回りはこればかりです。
●ラバープロテクタント
これも必須ですね。あらゆるゴムの復活剤。めったに開ける事のない所開けたときなどついでに吹くだけなので超多用しますので。ゴムパッキンのひび割れ防止などにもなります。
●電動インパクトレンチ|SI-170W(新型)
エアー工具のエキスパート信濃機販ですが、壊れない!ひろしバイク超おすすめの電動インパクトレンチ。
先っちょの引っ込んだコンパクト大工形状と違い、整備のしやすい突き出し形状です。
エンジンなどにもコンパクトで小回りが効きながら使用出来て、足回りなどにもツインハンマーなので対応出来ます。
※私はSI-160ですが165w→新型170wが現在の新型です。
●メガネレンチ
●幅広ジャッキ(ネジり式タイプ)
油圧式は原チャではたまにしか使いません。
乗せたまま作業が出来るネジり式タイプにしておきましょう。エンジン降ろしの時にも役立ちます。
※ひろぱぱは一つは幅広ジャッキ・一つは油圧式の2つで作業してます。
車や単車以外ではパンダジャッキはまず出番ありません。
細いタイプでも良いですが、安定感の高い幅広タイプ一つおすすめです。
●トルクレンチ|足周り[30~180N・m]
タイヤホイールの車体取付時に必要です。
足周りの締め付けトルクは高めなので、エンジン用ではなく足回り用が必要になります。
【HONDAベンリィ50】フロントブレーキシュー交換作業動画
今回の作業動画です。