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ヤマハニュースギアUA06Jのフロントブレーキシューの摩耗によりブレーキの効きが悪くなってきたのと鳴きが発生してきたのでチェックして交換しました。
元々がきちんとしたビジネスバイクですので足回りからハンドルまで原付とは思えないしっかりしたものですね。
ここ最近、HONDAのAF61・67など小型車ばかり整備してたのでずっしり感がすごい。
命に係わる物なので簡単ですが丁寧に作業します。
ちなみにYAMAHAニュースギアのブレーキシューは裏と表あるので注意して下さい。
YAMAHAギアのフロントブレーキシューの交換
フロントタイヤと古いブレーキシューを外す
まずはフロントタイヤを外していきます。
正面からみて左側シャフト頭に「17mm」メガネレンチを掛けておきます。
逆側のフロントシャフトロックナットを外します。「17mm」です。
ロックナットを外したらジャッキを掛けてフロントタイヤを浮かしてあげます。
ゴムハンマーやカナヅチなどで優しくコンコンとシャフトを押し出して逆側から引っこ抜きます。
フロントシャフトが抜けます。
ブレーキワイヤー調整ネジを外して、ホイールからブレーキアッセンブリを外します。
古いブレーキシューを90℃にパカっと折って外します。
新しいブレーキシューを用意して交換です。
新しいブレーキシューにグリスアップしてタイヤ取付
先にブレーキシューホルダーをパーツクリーナーで清掃します。
ゴム部分に吹かないようにして、綺麗にします。
あとは取付前のグリスアップをして共振鳴きを抑えます。
メモ
使用するグリスは、ゴムシールがあるので、モリブデンラバーグリスorモリブデングリスです。
塗る場所はここの2か所です。
あとは組んでいくだけです。
折り曲げた状態で半分セットして、あとは力で広げて綺麗にはめ込みます。
YAMAHAニュースギアの純正ブレーキシューは表裏があるので注意。
※四角に欠けてるのが外側で、円弧状に欠けてるのが内側です。
どちらでも付いてしまうので注意が必要です。逆に付けるとブレーキを繰り返すと外れます。
安全第一、必ずレバーを開け閉め確認。
純正品は逆についてる場合外れます。
きちんと出来たらあとは元通り組んで完了です。
ブレーキホルダーをホイールに入れて、ブレーキワイヤー調整ネジ付けて、シャフト入れて。
最後に17mmロックナットで固定。
※写真はインパクトですがトルクレンチを使用する事。
完了です。
これでブレーキが完全に復活しました★
鳴きも完全に無くなりました。
ヤマハニュースギアのフロントブレーキシュー交換に必要な工具
今回はインパクトレンチが代用で安物のコードタイプを使用しましたが普段はこちらを使用してます。
●YAMAHAニュースギア用ブレーキシュー(フロント/リア共通)
バネ無し:安いですがバネがありませんので注意。
バネ有り:こちらはバネもあります。
●モリブデングリス
バイク用には基本、重圧や回転に強いモリブデングリスを多用しますので重宝します。特にエンジン・足回りはこればかりです。
●電動インパクトレンチ|SI-170W(新型)
エアー工具のエキスパート信濃機販ですが、壊れない!ひろしバイク超おすすめの電動インパクトレンチ。
先っちょの引っ込んだコンパクト大工形状と違い、整備のしやすい突き出し形状です。
エンジンなどにもコンパクトで小回りが効きながら使用出来て、足回りなどにもツインハンマーなので対応出来ます。
※私はSI-160ですが165w→新型170wが現在の新型です。
●メガネレンチ
●幅広ジャッキ(ネジり式タイプ)
油圧式は原チャではたまにしか使いません。
乗せたまま作業が出来るネジり式タイプにしておきましょう。エンジン降ろしの時にも役立ちます。
※ひろぱぱは一つは幅広ジャッキ・一つは油圧式の2つで作業してます。
車や単車以外ではパンダジャッキはまず出番ありません。
細いタイプでも良いですが、安定感の高い幅広タイプ一つおすすめです。
●トルクレンチ|足周り[30~180N・m]
タイヤホイールの車体取付時に必要です。
足周りの締め付けトルクは高めなので、エンジン用ではなく足回り用が必要になります。
YAMAHAギアのフロントブレーキシューの交換作業動画
ギアの場合はシューの表裏チェック。
今回の作業動画です。