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HONDA車共通で多いサイドスタンドの傾きの鋭角。
実際よく言われますよね原付バイクに限らず単車から大型まで多分基準がYAMAHAと違うのかとは思いますが。
同目的のビジネスバイクで言うと、YAMAHAギアは角度緩やかですが、HONDAベンリィは急角度です。
ただでさえ車体が重たいので、荷物積載したときのヨッコイショの持ち上げは結構な力が必要です。
ビジネス使用しない場合はそこまで関係無いと思います。
という事で早速ゲタを履かせてあげて角度をゆるやかにしてあげました。
ベンリィの純正サイドスタンドを加工する作業
高さ決めと形決め
ベンリィの場合はサイドスタンドを上に上げた時クリアランスがギリギリの為ありません。
なので単純な板で下駄を履かせると、サイドスタンドが上まで上がらなくなり、スプリングの伸びや積み重ねによるキック部分の損傷がでます。
何度も繰り返して確認するとこの形だとキック部と干渉しない事が判りました。
ちょっと見にくいですが”コの字”です。
高さに関しては1cmと迷いましたが”2cm”上げにします。
サイドスタンドのゲタ部分製作
ゲタ部分を製作
但し、地面と当たる接地面。この状態だといまいち強度に欠けます。
ですので補強してあげると結局”L字”になりました。
細かい溶接は何が大変かというとクランプで挟んで形を保つことが非常に大変でした。
電圧が小さい100vだと何度も引っ付くので200vで電流を60アンペア位まで下げてするとうまくいきました。
この形で溶接してあげれば干渉する事無くスムーズに上げ下げが可能です。
細かい場合はロウ付けなどの方が簡単ですが溶接と違い強度が足りません。
細かい所を先に溶接して。
残りの外側と合わせて溶接しました。
これで下駄が完成しました。
サイドスタンドとゲタ部分を溶接
まずはサイドスタンドを外します。
ベンリィのサイドスタンドは若干ですが厄介ですのでこちらをご覧ください。
チェック:外し方
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【ベンリィ50】サイドスタンドの外し方|カッチカチに動かないので整備!AA03
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サイドスタンドを外したらサンダーでサビと塗装を落とします。
サイドスタンドの裏面とゲタ金属をロックプライヤーでガッチリ正確に固定します。
ここがズレたら全ては水の泡ですので時間をかけて何度もやり直しながら。
しっかり溶接。
200V70Aの1.6mm径棒で溶接しました。
思いっきりカナヅチで叩いて確認。溶け込みは出来てるようです。
地面部なので見た目は気にしないよと思いながらポコポコなってる部分をほどほどにグラインダーで削りました。
塗装はさび止め代わりで必須ですが、マフラー用のつや消しブラックで塗装しました。
1時間ほど乾かしておいて完了です。
アップで見ると思ったよりもボコボコでした(;'∀')
しかし安全面は問題ないほどよく溶け込んでいます。
上から見ると見えないので大丈夫と言い聞かせて。
装着して完成です。
ベンリィ純正サイドスタンドの下駄テスト|角度比較
問題はクランクのキック部と干渉しないか。
テスト。
L時にしたことで干渉無く、しっかり上まで上がっています。
横並び。今回は2cmと高めのゲタ上げしたので、かなり違いが分かります。
これで乗り降りの多いビジネスでの使用がかなりしやすくなる事と思います。
ヨッコイショと持ち上げる力もかなり軽減されます。
サイドスタンドのゲタ履かせで使用した工具等
今回使用したのはこちらですがメインはやはり激安溶接機AT2000。
これはおすすめされて本当に買って良かったです(200vの場合)
加工する場合は工具が必要ですが、こいつたちがあると楽しいんです。
何でも作れちゃう”気分(笑)”になります!
今回実際に使用した溶接機環境
●溶接機|ノンガスアーク100v/200v兼用
私はこれ!アリババ取引高上位のAT2000。
プロ溶接のユーチューバーの方に奨めて頂きました。
※注)溶接機の場合、環境もありますのでご注意を!!
●溶接機|ノンガスアーク200v
最近買い日動さん追加買いしました♪同じ200vでも安定性とレベルが異なりますが200v環境に注意。
●溶接棒
溶接棒はスズキッドのスターロードを使用しました。
1.6φの棒を使用しましたが、200vの場合もう少し太くても良いのかもと思いました。
その辺も自分でしないと分からない感覚でしたのでして良かったです。
●溶接面
目だけは何かあったらいやなのでスズキットのアイボーグアルファ2にしました。
これ初心者には最高で文句なしでした^^
もちろん遮光ガラス通しても直接見ない方が良いとはありますが全然直接見れてしまうレベルです。
これだけは”目”なので良いものをと思って選びました。
●溶接クランプ
安いので数をかせぎました。
●溶接手袋
シモンの手袋安心ですがどれもそうとは思いますが”臭い”^^;。
一回天日干ししたら少し良くなりました。
●溶接服
ガッツリは面倒。けど守りたい。(笑)なので腕付きでかつ、エプロンタイプにしました。
これは正解でした。
もちろん”臭い”のに変わりはありませんが天日干し。
●溶接足カバー
飛んできた火花で靴に穴が開いたので、慌てて追加しました。
[china] 「GeBaoZhen」火の粉を防げ 溶接用 靴カバー 溶接足カバー 革 1双入り パイク溶接保護具 作業シュ...
その他工具類
●ディスクグラインダー|無段変速・電子制御・ブラシレス
これはDIYには必須ですね。
使い用途は何から何までオールマイティで性能は抜群で通常のグラインダーよりも圧倒的におすすめです。
こちらにも詳しく書いています。ひろしワ~ク:電子グラインダー>>
●ベルトサンダー|回転タイプ細目
塗装剥ぎやさびを落とすのに使用しました。
人気マキタ9032系と違いパワーは劣りますが、変速、安価な汎用ベルトOKなどメリットもわんさかで超人気ベストセラーです。
ベンリィ50のサイドスタンド下駄づくりから比較までの作業動画
ポイントを抜いたブログ派ですが、流れの分かる動画も分かりやすいかと思います。
せっかくですので是非見て頂けたら嬉しいです^^