今日はめちゃくちゃお問い合わせ頂くHONDAハンターカブCT125とクロスカブCC110の比較です。
動画の方では数字を度外視した体感違いを話してますので是非見てみて下さい。
えてして人間の体感にはその人の重量・肢体の長さ・脳思考・情報パラドックス・バイアスが働く為、数字が全てではない事を実感。
↑実はこれが一番だったりします(笑)。
何故この二車種で比較?
※ちなみに価格も排気量も違う為、比較するまでもなく「やるならスーパーカブC125でしょ」という声もありますがそれはエンジニア目線であり少し違って、購入者がクロス・ハンターで迷ってるのは私の所に寄せられてる声では圧倒的にこの2車種だからです。
付け加えるとC125は持ってませんのでいつも言ってる机上のスペック論よりリアル・体感・実際を出してますので、当然机上の数字比較は簡単ですが自分が持って無いのでしません。
さて、ブログの方ではスペックにて比較をしていきたいと思います。
売り文句としては遊び心とレジャー冒険みたいな兄弟・姉妹車のようなその名の通りの二車とも見た目ですが、バイクは売り出し特徴のカウルとタイヤ外せばどのバイクもフレームとエンジンと装備品だけで出来てて実は単純性能だけを重視してみるエンジニアもいます。(※人生つまらなくなるので私は違う。まだキャッキャ言いたい。)
まずはさらっとスペックを見てみます。
クロスカブCC110とハンターカブCT125のスペック
各スペック表
比べる型式にもよりますが初代です。
車体名 | クロスカブCC110 | ハンターカブCT125 |
型式 | 2BJ-JA45 | 2BJ-JA55 |
仕向け・仕様 | 国内モデル | 国内モデル |
全長 (mm) | 1935 | 1960 |
全幅 (mm) | 795 | 805 |
全高 (mm) | 1090 | 1085 |
ホイールベース (mm) | 1230 | 1255 |
最低地上高(mm) | 157 | 165 |
シート高 (mm) | 784 | 800 |
車両重量 (kg) | 106 | 120 |
最小回転半径(m) | 2 | 1.9 |
乗車定員(名) | 2 | 2 |
燃料消費率(1)(km/L) | 61 | 61 |
測定基準(1) | 60km/h走行時 | 60km/h走行時 |
燃料消費率(2)(km/L) | 66.7 | 67.2 |
測定基準(2) | WMTCモード値 | WMTCモード値 |
原動機型式 | JA10E | JA55E |
原動機種類 | 4ストローク | 4ストローク |
気筒数 | 1 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 | 単気筒 |
冷却方式 | 空冷 | 空冷 |
排気量 (cc) | 109 | 124 |
カム・バルブ駆動方式 | OHC(SOHC) | OHC(SOHC) |
気筒あたりバルブ数 | 2 | 2 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 50 | 52.4 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 55.6 | 57.9 |
圧縮比(:1) | 9 | 9.3 |
最高出力(kW) | 5.9 | 6.5 |
最高出力(PS) | 8 | 8.8 |
最高出力回転数(rpm) | 7500 | 7000 |
最大トルク(N・m) | 8.5 | 11 |
最大トルク(kgf・m) | 0.87 | 1.1 |
最大トルク回転数(rpm) | 5500 | 4500 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | フューエルインジェクション |
燃料供給装置形式 | PGM-FI | PGM-FI |
燃料タンク容量 (L) | 4.3 | 5.3 |
燃料タンク・リザーブ容量 (L) | 1.3 | 無し |
燃料(種類) | レギュラーガソリン | レギュラーガソリン |
満タン時航続距離(概算・参考値) | 262.3 | 323.3 |
エンジン始動方式 | セルフ・キック 併用式 | セルフ・キック 併用式 |
点火装置 | フルトランジスタ式 | フルトランジスタ式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | CPR6EA-9S | CPR6EA-9 |
点火プラグ必要本数・合計 | 1 | 1 |
搭載バッテリー・型式 | GTZ4V | YTZ5S |
バッテリー容量 | 12V-3Ah 10HR | 12V-3.5Ah(10HR) |
エンジン潤滑方式 | ウェットサンプ式 | ウェットサンプ式 |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 1 | 0.9 |
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) | 0.8 | 0.7 |
推奨エンジンオイル(SAE粘度) | 10W-30 | 10W-30 |
クラッチ形式 | 湿式・多板・遠心 | 湿式・多板・遠心 |
変速機形式 | リターン式・4段変速 | リターン式・4段変速 |
変速機・操作方式 | フットシフト | フットシフト |
1次減速比 | 4.058 | 3.35 |
2次減速比 | 2.642 | 2.785 |
変速比 | 1速 2.615 2速 1.554 3速 1.136 4速 0.916 |
1速 2.500 2速 1.549 3速 1.149 4速 0.922 |
動力伝達方式 | チェーン | チェーン |
スプロケット歯数・前 | 14 | 14 |
スプロケット歯数・後 | 37 | 39 |
チェーンサイズ | 428 | 428 |
標準チェーンリンク数 | 102 | 108 |
フレーム型式 | バックボーン | バックボーン |
キャスター角 | 27°00' | 27°00´ |
トレール量 (mm) | 78 | 80 |
ブレーキ形式(前) | ドラム:機械式リーディングトレーリング | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | ドラム:機械式リーディングトレーリング | 油圧式ディスク |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク | テレスコピックフォーク |
ショックアブソーバ本数(後) | 2 | 2 |
タイヤ(前) | 80/90-17 | 80/90-17 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(前)荷重指数 | 44 | 44 |
タイヤ(前)速度記号 | P | P |
タイヤ(前)タイプ | チューブタイヤ | チューブタイヤ |
タイヤ(後) | 80/90-17 | 80/90-17 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(後)荷重指数 | 44 | 44 |
タイヤ(後)速度記号 | P | P |
タイヤ(後)タイプ | チューブタイヤ | チューブタイヤ |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) | 1.75 | 1.75 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) | 2.25 | 2.25 |
ヘッドライトタイプ(Hi) | LED | LED |
テールライト定格(制動/尾灯) | 21W/5W | LED |
スピードメーター表示形式 | アナログ | デジタル |
メーター表示:燃料計 | 有 | 有 |
車両装備:キャリア | 有 | 有 |
車両装備:センタースタンド | 有 | 有 |
車両装備:アンチロックブレーキ(ABS) | 有 |
スペックからの違いと私見でベラベラ
動画でも言ってますがどちらもHONDAの名車スーパーカブからの派生バイクです。
※大前提に価格が異なりますので装備系・ブレーキ方式が最も異なるところと言っても過言ではありませんが、どちらもHONDA小型ならでは単気筒エンジンバルブ数は2つで高速域+燃費に利がある仕様です。
クロスカブ/CC110
アンダーマフラーで静かなエンジン音でこれぞカブエンジンと言った感じ。
遠心クラッチなどそのままでシート高が高いため運転が超気持ち良い。トラック乗ったことある人は分かると思いますがあんな感じセダン車の天井が見えるイメージ(笑)。
中でも一番感じたのが初速出だしの良さ。
スペックからみるとハンターカブの方がトルクも高いしシリンダーボアが広いので良いかと思ってましたが実際乗った体感では逆。
低速単純力はハンターカブの方が強いはずですがクロスカブの出だしは正直気持ち良くて、ハンターカブの方がもっさりしてました。
4速仕様に関してはどちらも変わりませんがギア比が異なるため1.2.3.4速のギア間隔がクロスカブの方が狭いのはしょうがない所。
したがって高速域ではハンターカブの方がスピードに乗るし安定して気持ち良い部分はありました。
バランスバイクでずば抜けたものというより、誰でもお勧めできるイメージの高性能バイクといった感じ。
かつ気軽に近所に行くにも遠くに行くにも使用出来るところが元取りもかなり早いと思いました。
それこそ家にカブがあっても、維持費も安いし、燃費も良いし、仕事もできるし、いざ県またぐレベルで遠くもいけるし、かつクロスカブの様に遊び心ある乗って楽しいしと困ること無しオールマイティイメージでした。
感覚的には名車スーパーカブを大きく引き継いでるのはクロスカブの方かなという直感はあります。
が、そんなスーパーカブもまた後継出ますので派生バイクです。
不満点があるとしたらガソリンタンクの小ささかなとリザーブ除くと4.3㍑と小さめ、ただリザーブタンク入れるとハンターカブよりもガソリン保持が可能です。
ハンターカブ/CT125
価格が高い分、油圧ディスクブレーキやABS搭載・エンジンガードなど装備の違いはあります。
装備別でのCT125良い所は改造の幅がクロスカブよりも広いです。
エンジンに関してもボアアップも簡単で180ccまで可能でクロスカブはこれが出来ません(CC110は124ccまで)[※現投稿時点]。
アップマフラーにより人間の耳に近い位置になるので音が大きくは聞こえますが、実際にクロスカブより音も大きいと思います(純正でも)。
そのアップゆえ音・見た目共に好みの分かれる所と思いますが、水没高40cm近いらしくそれはすごいなと思いましたが経験したくは無いですね^^;
日本人体系が懸念する一つにシート高による足つきの悪さはクロスカブも同様ですが、単純に同じでは無くハンターカブの方がアップマフラーの為足を広げるので更に高く感じますし、何より2cm程高いですし、かつシート下フレーム幅が実際広いので尚更足つきの悪さが目立ちます。
その広さゆえ下半身は結構だらんと乗れるため、ガチャガチャしすぎない長距離はクロスカブよりも疲れにくいライディングポジションのような気がします。
スペックトルクからもかなり強いトルクを想像してましたがカブの優しい感じがある気がしますが、超角度の坂を上った訳では無いので一概に言えませんが平地低速に関してはクロスカブの方が一長あると思います。
ただし40km/時を越えてくるあたりから違いは分かりやすく出てきて、90km/時とか出しちゃだめですがま~気持ち良い。
これはエンジン排気量の大きさが違うのでそれはそうですが、ボア以外もピストンストローク長2cm位違うので高速域は確実にハンターがブレなく伸びます。
これをクロスカブで言うとそこまでスピードは出ませんが110ccの為ブレ感がどうしても出てしまいます。
ギア比に関して、ハンターカブの場合5速ギアを取れたらもっと最高でしたというのと欲しくなります。
その理由はさらに高速域をではなく、逆で低速のもっさりを無くすという意味での5速ができれば個人的には最高です。
それこそクロスカブとの大きな違いとして幅・長さがあるため場所をとりますが、それゆえ長距離が楽しいバイク。まさに荷物積みまくって遠くに行けるバイクといった感じ。
気軽にコンビニというより改造して単車寄り感覚で乗る事を楽しむといったイメージで、ロングツーリング可能なバイクですがクロス同様ガソリンタンクの小ささは私は気になります。
ガソリンタンクに関してはクロス・ハンター共にやはりビジネスバイクHONDAベンリィの10㍑という素晴らしいものもありますので、もうひと頑張り程度は出来たのではないかなと思います。
も~う少し車体価格は安くて良いんじゃない?というのが個人的感想。
個人の私見見解
ここにきてHONDAがエンジン側から復刻系原付二種を立て続けに出してきてます。
電動側からは最初にジャイロ・ベンリィ系列eシリーズをを出してから一旦止まってますね。
今年発売匂うバンバン・DAXなどハンターカブと同じ125CCにてさらには5速仕様という事もあり気になるところ。
ただそれぞれ好みが違いますので、決断できないからこれと薦めて欲しいという声もあるのですが私からはそれはちょっと出来ません^^;💦
責任重大すぎますので。
言えるのはここ最近のバイクでは大人気車種ですが、これが価格と釣り合ってるかと言われると少し高いんじゃないかなとは思いますがそれも含めてもう可愛いわ!!!両者最高♪
ハンターカブ・クロスカブ体感お話動画
ちょっとバタバタの中撮りましたがスペック見ない状態での比較お話動画です。