トゥデイAF61のキックペタルがしぶくなって、キックはしたもののバネの力で戻って来なくなりました。
これはず~っとほっておくと金属が削れていってギアのかみ合いが悪くなったり、硬いまま無理やりキックするのでペダルが折れたりします。
原付はけっこうキックペダルが折れてる人は多いですね。
どれだけ無理やりしてるんだろう。
原因は典型的なグリス切れです。
簡単な清掃作業ですので治していきます。
トゥデイAF61のキックペダルのグリス塗布方法と組み立て
クランクケースを開けます。
グリスがなくカラッカラに干からびてます。
クランクケースであるここは本体側のドライブベルトの削りカスなどが少しづつ蓄積していくのでたまに整備も必要ですね。
そんなに頻繁にする必要もない場所ですが、ドライブベルトが切れたとき等に清掃してたりしたら良いですね。
小さい方のギアを外します。今回はキックのバネは伸びきったり死んでないので外すのはこれだけで大丈夫です。
キックペダルのバネが死んでるかどうかはこの状態でキックを手で下げれば分かります。
勢いよく戻ってきました。OKです。
ということで清掃してグリスを塗れば間違いなく治ります。
清掃開始。
全て外してパーツクリーナーで綺麗に汚れを落とします。
ピカピカ♪
ギアとワッシャー部分にモリブデングリスを塗布します。
キックギア部は金属摩擦のかなりある部分なのでモリブデングリスを使用しましょう。
私は大きいグリスを使用してますがそうそう無くなる物でもありません。小さいので十分ですが、腐る物でもないので大きい方が良いです。
※理由は、キックだけではなく、サイドスタンド、ベアリング系、ホイール周り、ブレーキパッドなど使う所が山ほどあります。
バイク整備はモリブデングリスがほとんど!
金属の摩擦部分には二酸化モリブデングリス、これは5g
ブログのひろぱぱが使用してるのはこれ買い足す必要が5年間ほぼ無し。大容量100g
はみ出る位塗っていきます。
クランクケースのカバー側の金属接触部全部ぬります。
次はクランク側も塗ります。
クランク側は扇形をした大きなギアの溝に塗っていきます。
ケース側を組み込んでいきます。
この時左手でキックレバーを下げながら組み込んでいかないとギアがおりませんので注意して下さい。
とにかくキックレバーを下げた状態で小さい方のギアを押し込みます。
奥まで入りました。
これでクランクケースを組みます。
完成です★
キックして確認しましょう。
グイっと足で圧し込んで~。
バイイイイイ~~~ン!
っと戻ってきます♪
OKです。
これで安心してキックをしまくり出来ます。