今日はHONDAベンリィ110/PROのスパークプラグ交換方法です。
整備の基本プラグからは色々な情報が詰まっていますが、今回はシンプルに交換です。
簡単だからと適当にし過ぎると痛い目をみるのがプラグ交換。
プラグが挿さっているのはシリンダーヘッドですので、万が一にもネジ山が舐めたりしたら修理は大仕事となりますので、全て手工具にて丁寧に作業します。
因みにベンリィ50と110/プロではカウル造りが異なりますので、110の方は凄く作業がしやすくなっています。
それでは早速作業開始です。
ベンリィ110スパークプラグ交換手順
古いプラグの外し方
足元カバー類のスクリュー右・正面・左側を合わせて合計7つを外します。
反対側も同様。
そのまま軽く広げるように、車体前方へスライドさせると外せます。
プラグキャップを引き抜きます。
プラグソケットは16mm・奥まっているのでエクステンションバーがあると便利です。
※フレキシブルプラグソケットでも可能。
これでスパークプラグを外せます。
新しいプラグ装着方法
古いプラグを交換。「純正指定:CPR8EA-9」
※必ず手工具もしくは手で締める。(エクステンションバーがあった方が良い)
最後は規定締め付けトルク:16N・mで本締め。
※注意:点検等で一度外した場合は、ガスケットワッシャーが潰れてますのでもう少し強めです。
プラグキャップを被せて、エンジンをかけて確認してOKなら元通り組立て全作業完了です。
ベンリィ110スパークプラグ交換に必要な部品・工具等
部品類:
●スパークプラグ
純正指定:CPR8EA-9
ホンダベンリィ110のプラグは「CPR8EA-9」です。
※50cc[AA03]とは異なります>>AA03はこちら
プラグは100%消耗品なので点検用と合わせて常に1つ多めに持っておくのがおすすめです。
工具類:
●プラグレンチ
プラグソケットサイズは”16mm”です。
一つあれば16mmは大抵の軽自動車と4stバイクに使用できますのでかなり使い道はあります。
フレキシブルタイプ:×おすすめしない
フレキシブルタイプなので角度のついた場所でも対応出来ますが、多少の負荷はエンジン側にはかかります。
ガチガチに固いプラグを抜くときには力が入りにくいので抜けない時があります。
プラグソケット16mm|●おすすめ
●ラチェットレンチ+エクステンションバー
単品で買っていく方がよいですが、そんなに作業しない人ならこれがおススメですが締め付け過ぎてのネジ山ナメに重々注意!
ほぼ一通りそろって必要なのはエクステンションバー。
●トルクレンチ|エンジン用[3~60N・m]
今回の作業での必要トルク値は「16N・m」です。
ベンリィ110スパークプラグ交換作業動画
今回の作業動画です。