HONDAベンリィ50のマフラー交換方法です。
バイクの力は「吸気」→「点火」→「排気」のバランスが狂うとスピードが出なかったり、トルク(パワー)が無くなったりして本来の力を発揮できなくなります。
4stマフラーの場合は、2st時代と違い、マフラーの中は”詰まりにくい”ですがずっと使っていると詰まっていきます。
こちらで4stマフラーを切断した断面図をアップしてますので確認してみて下さい。
チェック:マフラー中身構造
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4st原付バイク純正マフラーの中身構造の断面図
今回は不要になった原付バイクの代表格ことYAMAHAジョグFI(インジェクション)車SA36Jのマフラーの中身の構造チェックです。 ...
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上記をご覧の通りマフラーは消耗品です。
HONDAベンリィのマフラー交換手順
早速交換していきます。
マフラーを固定する14mmボルトを2つ”緩めます”。
緩めた状態でマフラーとエンジンシリンダー接合部を下から外します。
横から覗くとこうなっています。”10mmフランジナット2つ”です。
真下から見るとこうなっています。
エクステンションバーとラチェットレンチを使って外していきます。
キーコキーコと横下から覗きながら10mmフランジナット2つを外していきます。
これでエンジンシリンダーからマフラーが外れました。
あとは最初に戻って”緩めていた”マフラー固定ボルトを外します。
泥除けとマフラーを繋ぐボルトも外します。
”10mmボルト2つ”です。
これでマフラーが車体から外すことができます。
エンジンシリンダーとマフラー接合部のボルトは結構、ひん曲がったりもろかったりするので丁寧に扱います。
古いマフラーと新しいマフラーを交換します。
HONDAベンリィ50の車体にマフラーを取り付ける手順
ガスケットを忘れないようにはめ込んで。
まずは14mm2つのマフラーステーボルトを”仮止め”します。
下から10mmフランジナットでエンジンシリンダーとマフラーを繋ぎます。
”本止め”です
強く締めすぎて”ナめる”とエンジンシリンダーなので最悪の展開になります。
心配な人は「必ず」トルクレンチを使用しましょう。10N・mです。(自分で要確認)
心配な場合、緩めからある程度でエンジンをかけて下さい。締めが弱い場合は音で一発で分かります。
再び戻って14mmマフラーステーボルトを増し締めして”本止め”します。
泥除けとマフラーを固定するボルト2つを止めます。
これでベンリィ50のマフラーの交換作業は完了です。
HONDAベンリィ50のマフラー交換に必要な工具
●交換用補修マフラー
基本は交換ですが、純正品を買う人は高いのでなかなかいないでしょう。
●マフラー用エキゾーストガスケット
実際サイズさえ合えば何でも良いですが、ひろぱぱはこれ使ってます。
●トルクレンチ 3/8(9.5mm)【※10nm以下対応品必須】
ひろぱぱがブログでも使用しているのはこれです。
10nmトルク以下で対応できる中ではそこまで悪くはありません。
バラシでは必要ありませんが組み立てで必須です。
●ラチェットレンチ+エクステンションバー
単品で買っていく方がよいですが、そんなに作業しない人ならこれがおススメです。
ほぼ一通りそろっています。
ベンリィ50のマフラー交換作業動画
今回の作業動画です。