ページコンテンツ
今日はHONDAハンターカブCT125のエンジンオイルの交換方法です。
このバイクは車体エンジンの真下ドレンで見にくいですが、背高ですのでまだ作業はしやすいですので丁寧に作業していきます。
50cc~車まで関わらず、エンジンオイルは肝要ですので必須作業となります。
早速作業していきます。
CT125:エンジンオイル交換手順
まずは前準備でアイドリングで軽くエンジンを暖めておきます。
①オイルチェック方法
注意ポイント
- エンジンオイル量は多すぎてもエンジン内圧が高くなりすぎてダメですし、少なすぎは論外で危険ですのでご注意下さい。
- あまりにもオイルの減りが早い場合は、オイル下がり・オイル上がり等の原因、またはガスケット抜け(漏れ)等ありますので早急に修理が必要です。
オイルチェックボルトキャップの場所はここで、緩めて外すとレベルゲージが付いてます。
※一度オイルを拭き取り、そのまま再度チェック穴に挿し込んだあと締めずにそのまま引き抜く。
その時エンジンオイル量は「ギザギザ部分(下限~上限の間)」にある事が適切位置です。
②古いオイル抜き取り方法
真下からみた車体
色々似たようなのが見えますが微妙にサイズが異なります。
オイルドレンボルトを外してから古いオイルを抜き取りますが、それがここです。
ドレンの下にオイルパン(廃油処理パック)を敷きます。
ラチェット等を使い17mmでドレンボルトを緩めます。
緩めた後は、耐油手袋などをしてドレンボルトを外します。
全てのオイルが出切るのを待ちます。※この色はまずいです【※動画参照】
参考
今回はあくまでオイル交換方法なのでずれてちょっと話変わりますが、この色いわゆる黄土色の乳化、ひどい場合マヨネーズ状態等の特徴は水分混ざりや冷却水混ざりで多い現象ですが、CT125は空冷車です。
4stバイクの中~大型車にて「暖機運転」をせずに「チョイノリ(10分以内の短い距離)」ばかり走ってると結構おこる現象でもあるはずです。
いずれにせよ水分、結露、蒸気。
※水没・人的ミスを除き、暖機運転と長距離運転をきちんとする事により防げるとも言われてます。>>参照
外したドレンボルトとドレンワッシャーM12用を用意して、手で底づきまで締めます。
※ドレンはエンジンですので舐めるととんでもなく面倒なことになるので手締め推奨。
最後にトルクレンチで規定締め付けトルク24N・mにて本締め。
③新しいオイル注入方法
エンジンオイルキャップを外します。
一般交換時のオイル量0.7㍑(700ml)を用意します。
全て入れます。
最後にしっかりキャップを締めて、発進前にエンジンを掛けて、軽くアイドリングしてから発進して下さい。
CT125:エンジンオイル交換に必要な部品・工具類
部品類:
●エンジンオイル
純正指定:HONDAウルトラG1・または相当品以上
API分類:SG級以上・SAE規格10w-30・JASO規格MA
私は台数多いためこれ使用してますが皆様はG1をおすすめします。
全化学合成油では現時点最安値で4㍑タイプがありましたのでこれはコストパフォーマンス良すぎてです。
ホンダ車には一応私は基本ベースはウルトラG3を使用してます。
※当たり前ですがレースや長距離大型で無い限りオイルこだわり持ちすぎるより、小まめなメンテナンスの方が圧倒的に重要です。
AZ(エーゼット) MEO-012 バイク用 4Tエンジンオイル10W-40 SL/MA2 4L [FULLY SYNTHETIC/全合成/化学合成...
●ドレンワッシャーM12サイズ(パッキン・ガスケット)
※潰れてる場合は必ず新品交換します。
工具類:
●オイルジョッキ
今回ブログや動画で使用してるのはこれです。
●廃油処理箱
一般の方はこのような廃油処理箱を使用して、廃油を処理します。
●ラチェットレンチ+エクステンションバー
単品で買っていく方がよいですが、そんなに作業しない人ならこれがおススメですが締め付け過ぎてのネジ山ナメに重々注意!
ほぼ一通りそろっています。
●トルクレンチ
以前使用してたトルクレンチが壊れたので最近デジタルに買い換えました。
デジタルは音と数値で知らせてくれます。
エンジンOHでも使用するので”10nmトルク以下”で対応できるものが必要です。
バラシでは必要ありませんが組み立てで必須工具です。
ハンターカブCT125:エンジンオイル交換作業動画
今回の作業動画です。
追記:2022年7月7日