※(注意)このページはいつもに増して自己責任となります。
左リアブレーキレバーの遊びが多すぎるので、ジャイロUPのリアブレーキワイヤー交換です。
触らない状態でここまで遊びがあります。
ここより引っ張ってようやくブレーキがかかるので思い切り引くとハンドルに引っ付く勢いです。

引用:HONDAマニュアル
フレームは違えど、ジャイロUP・ジャイロX・ジャイロキャノピー共通です。
リアブレーキに関してはジャイロは三輪車なので他の二輪バイクとは仕組みが異なります。
- ハンドルから足膝あたりまでの一次ブレーキワイヤー
- 足膝からリアタイヤまでの二次ブレーキワイヤーで成り立っています。
「基本」ジャイロ系のリアブレーキレバーの遊びが大きくなっている場合、一次ブレーキが伸びています。
※絶対ではなく基本的にです。(99%以上)

理由は二次ブレーキは他のバイクと同様伸びてもどうとでもなるからです。
二次ブレーキが伸びても調整ネジで絞れますし、伸びても調整ネジの前に筒を噛ませれば断線するまで永遠に使用できます。(別の機会に書きます)
つまり、ジャイロでリアタイヤ後ろの調整ネジを絞っているにもかかわらず、左ブレーキレバー(リアブレーキレバー)が遊びすぎる場合は一次ブレーキ伸びorチェーンの伸びが原因です。
※逆に、リア調整ネジを絞った状態でハンドルブレーキレバー遊びが無いのにレバーがペタンと引っ付く場合は、ブレーキシューの摩耗or二次ブレーキワイヤーの伸びです。
参考
ちなみにひろぱぱはブレーキワイヤーを交換したことは向こう10年はありません。
5~12台を14年は扱っていますが一度も断線したことはありません。(マニュアルではなく実体験より)
ワイヤーはサビれば断線します。
させないコツは「被膜チェックメンテ」・「定期ワイヤーオイルメンテ」・「室内保管」です。
※ただし室内保管できない人、ちょくちょくメンテしない人は、ワイヤー断線は例としてかなりありますので注意。
それでは原因の一時ブレーキを短くしていきます。
※この方法はワイヤー皮膜破れ無し+サビてない事が前提です。もしサビがある場合は断線が怖いので交換します。
この改造は、リアに分岐点のあるジャイロUP・ジャイロX・ジャイロキャノピーのみ可能です。
ジャイロUPのリアブレーキを短くする改造する方法
フレームカバーを外す
フロントを外す。”10mm”ナットです。

爪を折らないようにパカっと外します。

下から見てここのスクリューネジもプラスドライバーで外します。

ボルトを外します。”10mm”です。

ステップボルトも外します。

これで足元フレームカバーが外れます。

これでリアブレーキワイヤー一次・二次の分岐ボックスが出てきます。

リアブレーキ分岐ボックス内ブレーキワイヤーの調整・改造
グイっと止め具を手で広げて、プラスドライバー3つで蓋を開けます。

図の部分のチェーンの状態を見て、「あっ伸びているな」と分かる人は良くメンテナンスしてる人だと思います。
リアタイヤ横のブレーキ調整ネジを締め込んでもこの状態なら、ハンドルからの一時ブレーキが伸びてる事が確定出来ました。

左ブレーキを引くと以下の状態になりますが、遊びが大きすぎるとブレーキレバーがブラブラの状態になります。

遊びが大きすぎる↓

調整方法としては
- 一次ワイヤーを短くする
- チェーンを短くする(不可能)
です。当然チェーンは短く出来ませんので、ブレーキレバーから分岐ボックスまでの一次ワイヤーを触ります。
※交換してもOKだしマニュアルは断線警戒の為、当然交換指定です。[※再度自己責任]
ゴムシール部を指で押しながら、全体を引っ張ってボックスから抜きます。
そして一次ワイヤーを抜きます。

- ワイヤーが伸びているので切断して溶接するか、
- カシメを外してワイヤーを短くして再度付け直す。
しかありませんがどちらも不可能ですし危険ですので辞めましょう。
※短くすることは不可能なので、短くするのと全く同じ原理の状態にします。
M4バネワッシャーを2枚用意します。

バネワッシャーをペンチで開きます。

ワイヤーへ通します。

ワイヤーに通して、再度切り込み部分を閉じます。

これを2つします。
2mm強のワイヤー短縮と同じ効果があります。
一気にかなり短くなりますのでガチガチ過ぎる場合は一つ外す必要が有ります。

次にバネを通しますが、ワッシャーがついてきて邪魔なので、ビニールテープを1回だけ巻きます。
1:ビニールテープでワッシャーとカシメを薄く巻いてバネを通す。
2:ペンチで引っ張りテープを外す。
3:S字フックで引っ掛けて持つ。
※かなり力も必要ですし、不器用な方はイライラすると思います。

クリアランスギリギリで入らないので、トンカチで圧し込みます。
※ワッシャーは2枚が限界です。

忘れないように、スライドプラレールを裏から通して。

ついでにオイルメンテナンスもします。
- ゴムパッキン部分:ラバープロテクタント
- チェーン部分:モリブデングリスorモリブデンオイル

分岐ボックスへセットします。
ワッシャー2枚分(2mm強)短くなったのと同じです。
新品ワイヤー同様かなりきつくなりますのでリアブレーキを調整して完了です。
セット前と比べるとチェーンがきちんと伸びているのが分かります。

完了です★
これでレバーの遊びを見てみます。バイ~ンっと戻りますよ♪

新車買った時がこんな感じですよね。しっかり成り過ぎて固すぎる場合は、ワッシャーを1枚にするか、リアタイヤ横の調整ネジを緩めてみて下さい。
ジャイロUPのリアブレーキを短縮改造に必要な工具
特にありませんが、ペンチの中でもネジザウルスがあれば大変便利です。
チェーンのオイルは負荷のかかる部分です。二酸化モリブデングリス指定です。
●ネジザウルス
折れたボルトやネジを1mm程度出ていれば外すことができる特殊工具です。
●モリブデンラバーグリス
バイク用には基本、重圧や回転に強いモリブデングリスを多用しますので重宝します。
特にエンジン・足回り・ブレーキ周りは高負荷でゴムパッキンあるので対ゴム対応のこればかりです。
ゴムを侵さずにモリブデン配合による高負荷にも使用できるグリスです。
●ラバープロテクタント
これも必須ですね。あらゆるゴムの復活剤。めったに開ける事のない所開けたときなどついでに吹くだけなので超多用しますので。ゴムパッキンのひび割れ防止などにもなります。
これでキュッキュとしたしっかりワイヤーが連動した状態へ復活しました。
明日からも頑張ってもらいましょう。



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