DIY ハンターカブ/CT125 [JA55]

【ハンターカブ/CT125】バイク燃料タンク増量化計画第①弾|Fiと燃料タンク連結と法律の壁

2022年3月5日

今日は前からコメント頂いていたHuntercub/CT125の燃料タンク増量化についてです。

キャブレター車ならキット組むだけで超簡単な事がFi車では消防法という法律が絡みちょっと大変になります。

ネット上では違法車両は何件か出てますが、その人が日本かどうかにもよりますが発信側としてはそれを出すわけにはいきません💦(私の場合は)

特にユーチューブ上においては犯罪幇助は警告にとどまらずアカウントバンに繋がりますので尚更ですが自由人だと気にせずいけるのですが。

何がネックになるのかの重要部分としては

燃料装置(キャブレター・Fiポンプ)の位置仕組みにあります。

当初のイメージはこうでした。

これを踏まえて見ていきます。

因みにこれうまくいけば13㍑でしたので、カブ燃費あいまって東京→大阪こして→広島→九州まで行ける計算になります。

直線は建物が~とか言う人は関わるとやばい人なので無視します。

増加される重量はガソリン容量7.5㍑なので、水の0.8掛けで約6キロ重くなりますので乗る私がダイエットして6キロ痩せれば相殺です。

Fi車燃料タンク増量化計画

 

バイクのタンク増設においてキャブレターでは簡単で、Fiで難しいのは何故?

キャブレター車における燃料タンク増設(連結)

キャブレターは点火室すぐ手前にありエンジン始動により負圧というものが存在しますので、キャブよりも上または横に増設するタンクを持って来れば吸いこむことが可能です。

押し出すという表現も出来ますが敢えて吸い込む表現でしてますが、これを利用して全く同じもう一つのタンクを増設する事が可能です。

そしてこの負圧は「スロットルにきちんと連動」します。

理屈的には切替え式であれば1個でも100個でも何個でもタンク追加可能ですが、物理的サイズがあるので1つ2つが限界ですが。

型式としてはリザーブタンク(増量・連結ではなく、もう一つ小さなタンクを追加して切り替える)

メインタンクではありませんがどちらもメイン扱いで、ホースに関してはスイッチレバーによってリザーブへ切り替えが可能で「直接キャブレター」へ繋がっています。

この直接つながっているという所が消防法におけるポイントで、この場合は当然、燃料タンク連結改造扱いや、ガソリン携行缶扱いにはなりませんので、ガソリンスタンドでは自分で入れてOKです。

グーグル検索拾い画例:CT110(キャブ・この設置は合法です)

もう一つの消防法要点としては、2つ以上のタンクを連結させる場合「キャップ高は一致させる事」。

写真のように守った方が色々な意味で安全ですが、それぞれ独立したタンクの燃料装置直接繋ぎで切り替えるだけなので、タンク連結にはなりませんのでここも無視することが可能です。

故にキットも沢山出ていますので、めちゃくちゃ簡単に増設が可能となります。

 

Fi車における燃料タンク増設(連結)

次はFi車の場合を見てみます。

Fi車はまず、点火室すぐ手前には燃料装置はフューエルインジェクションという吹き出し口ホースしかありません。

キャブの場合はここに燃料装置が一式ありますが、Fi車の場合は燃料タンク内(又は外)にフューエルポンプがあります。

キャブの様にリザーバー切替えするためにはもう一つコントロールユニットが必要です。

2つの信号ユニットを装備した時にうまく動くかは不明ですが、リザーバー式にする場合は理屈的にはどうしても避けれません。

かつ、強力な負圧が無いので吸い込んでくれませんのでどうしても負圧を取りたいならエアエレメントより先~スロットルボディ~点火室の間のどこかで「むりやり穴を開けてホース繋ぐ」必要があります。

キャブと違いこの力は非常に弱いのと、Fiコントロールユニットが送る信号と燃料の量などが狂ってまともな走りが出来なくなる可能性があります。

そしてこの理屈でいうと、持ってきたガソリンの行き先が点火室ではなく当然ポンプのある燃料タンクになります(笑)

ガソリンの堂々巡り(笑)。

故にどうしても増量したい場合は切替式ではなく、燃料タンクの連結となります。

理屈で話してますので出来たらすみませんが、ネット上では一件も出てきません。

燃料タンク連結改造となると一見タンク同士ホースで繋げば可能に思えるかもしれませんがそうです出来ます。

ですがここで消防法を思い出す必要が出てきます。

負圧が使えない以上は重力に頼るしかなですよね。

2つ目のサブタンクは必ずメインタンクよりも高い位置に無いと重力は使えませんのでこんな感じのイメージが解りやすいかと思います。

 

このタンク連結改造する場合はタンクに穴あけをして、ホースで連結させると違法車両になるのは冒頭の通りもう分かると思います。

キャップの高さは必ずメインタンクと合わせないと犯罪です。(※近しければ良いとは思いますが明確には不明)

もちろんコックも義務付けられてますので「ON・OFF」は可能ですので、コックつければそれで完了ですが法律的には違反車です。

ここが面倒。

タンクにホース連結するから違法になるのですが、じゃあホース無くしてみます。
これは合法ですが何がしたいのよ。

 

当然これただの「燃料携行缶荷台に乗せてるだけじゃん(笑)。」となります。

 

当たり前すぎる余談

ちなみに余談ですがガソリンキャップにはガス圧力を逃がす穴が2つ以上空いている為、例えば高い方をコック開けて満タンにすると低い方からダダ洩れします。
キャブレーションあろうがなかろうが高い方が無くなるまでダダ洩れします。

 

 

さて、この法律問題をどうするか?

なのですが結論から言うと、Fi車の場合バイクの形を選びますので出来るバイクと出来ないバイクがあります。

超不格好で良ければどのバイクでも大丈夫と思いますがこれを踏まえた上でハンターカブ/CT125の燃料タンク連結化計画スタートとします。

第一弾はこの問題として、記事に上げさせて頂きました。

 

今回のハンターカブCT125燃料タンク増量化計画動画|第①弾

今回の動画です。

 

法律を守らなければFi車でも簡単なのですが^^;(苦笑)
ひろし整備人

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