原付のヤマハギアのサイドスタンドが収納した時にえらく緩い。
出したときはそうでもないんですけどね。
症状としてはこうならないといけないのが↓
手を離すとこうなる↓ブラ~ン。
まずはボルトを外します。足回りは手工具じゃ厳しいです。女性は無理でしょう。私も無理、チュイ~ンと外します。
ん~ボルトは当然締まってるので原因はそりゃスプリング(ばね)でしょうとなるんですが見たところ別にへたってない感じ。
という事で一回大型タイプ純正サイドスタンドを分解します。
原付のサイドスタンドのゆるみの原因は4つだけ
結論から言うと原因の箇所は4つだけです。
- ボルトのゆるみ
- バネのへたり(多くはこれ)
- スタンド受け穴削れ消耗
- 受けボルトの消耗
だけです。
どれかに当てはまるかどうかですが原付に限らずバイク全て共通ですのでこの4点を見てください。
自分で出来ます。
ボルトのゆるみとばねのへたりが無い以上鉄部分の削れしか考えれませんので部品交換になります。
サイドスタンドをはずしました。ちゅい~ん。間違っても手作業で行うと重労働で後悔しますよ。足回りはとにかく固い。
一瞬です。
うお~~~~~~~~なんじゃこりゃ~となります(;'∀')
よく見てくださいこのボルト。汗
削れ方が凄い!!ビジネスバイクの特徴ですね消耗品です。
画像では分かりにくいですが、サイドスタンドの上げ下げの摩擦で凹み削れてる側面部分5mm強はあります。
この削れ部分がバネの戻りを緩くしている原因です。この削れの分ばねと端と端の距離を縮めてることになるので当然バネが機能しません。
サイドスタンド支点ボルト削れの部分が5mm削れているということ=バネが5mm伸びているのと同じ現象が起こります。
ボルトの取り付け部も見ておきましょう。綺麗な正丸が元々ですが少し削れてますね。
ただし受け座の方はまだ使えそうですのでどう考えてもヤバイこのボルトを交換します。
もちろんウェビック!の出番ですね。ガスケットやオイルシールなどの純正品も買えるので自分で整備する人で登録してない人はいないでしょう。
チェック:純正品を買う!
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バイクの純正部品を買うならウェビック|自分で修理するならwebikeが必要
※追記:2021年5月現在:どうやら事業主・法人以外の個人登録ができなくなってしまったかもしれませんのでご注意下さい。 ※昔は良か ...
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型番などを調べます
ヤマハギアの場合は以下
- 2007 - 2011 BX50
- 2007 - 2011 BX50N
- 参考データ
- メーカー:ヤマハ
- 車名:ギア
- 部品印:10B-F7317-00
- 共用車種:ギア/GEAR
さ~到着を待っときます^^/
これで治ります♪
原付のサイドスタンドの削れを防ぐ方法
純正新品が届きました。型番です。520円。
緩むのが削れと分かったならこれを予防する方法が必要ですね。形あるもの全て無くなるので限界はありますがボルトにモリブデングリスを塗ってあげましょう。
金属と金属の摩耗に強いグリスでタイヤのギアベアリングなんかに入ってる高耐久金属用グリスですね。
これでスタンドの上げ下げも当然スムーズになります。
特に趣味バイクでこの症状が出る事はめったに有りませんが、ビジネスバイクなどではサイドスタンドの上げ下げの回数が通勤使用のバイクなんかと比較すると100倍以上と言われてますので、当然よく出る症状です。
原付のサイドスタンド必要工具
余っても腐らないので大容量がおすすめ。
通常のグリスと違いモリブデングリスは高耐久なので、長持ちします。
●モリブデングリス
金属と金属の激しい部分にはモリブデングリスを。
●電動インパクトレンチ|SI-170W(新型)
エアー工具のエキスパート信濃機販ですが、壊れない!ひろしバイク超おすすめの電動インパクトレンチ。
先っちょの引っ込んだコンパクト大工形状と違い、整備のしやすい突き出し形状です。
エンジンなどにもコンパクトで小回りが効きながら使用出来て、足回りなどにもツインハンマーなので対応出来ます。
※私はSI-160ですが165w→新型170wが現在の新型です。
●インパクトソケットアダプター
タイヤ足回り以外はインチを落とすのが普通です。
12.7mm→9.5mmへ変換でエンジン近くや他でも使用可能になります。
9.5mmでないと力が強すぎるのと太くて使いにくい場面ばかりなのでこれが必要です。
●インパクト用ソケットセット 9.5mm(3/8サイズ)
シグネット製は結構使用してますがこのインパクトソケットケットは8年割れ無しでひろぱぱの信頼はかなり高いです★おすすめ。
この2つがあればメンテナンス可能です★
是非愛車のメンテナンスを楽しみましょう♪
ちなみにモリブデングリスはウェイトローラーやタイヤの車軸、ベアリングまで何でも使え雨にも強いので必ず一つは持っておきましょう。
メモ
初心者の人で勘違いするのがスプレーグリスや、クレ556をバイクや車関係に使用する人。
気を付けてくださいオイルとグリスは異なりますからね。基本的にバイクや車でクレ556の出番はありません。