トゥデイ [AF61]

【トゥデイAF61】持病バルブカーボン噛みでエンスト|4stバイクのカーボン除去方法は2つ

2018年2月18日

トゥデイAF61のエンストが激しい時、持病のカーボン噛みの可能性があります。

ただこれに限らずAF61は、症状が軽いつまり早い段階であればこのページで書いてある事をすれば基本治ります。

※ただし重症の場合は、腰上エンジンオーバーホールが必要です。

 

何度も書きますがこの原付の良い所は故障率は平均の割に修理が簡単な所です。

が、唯一したくない修理がエンジンルームですよね、当然一番めんどくさい修理になりますので、常に綺麗にしておく必要があります。

この年代4stバイクの持病はというと、エンジンバルブのカーボン噛みでエンジンがかからなくなる、又はエンストする現象です。

特にフルスロットル多様する人はなりやすい現象として、業者へは周知されています。

カーボン噛みの判断方法

まずは分かりやすい症状として圧縮が減るのでキックが軽くなります。

正常なバイクはグッと踏むと重く体重をかけるとズボ~っと押し込めますが、カーボン噛みをしていると最初からスコ~ンと軽いです。

もちろん軽度・中度・重度とありますので普段の感覚を覚えておくことが大切です。

 

AF61原付のアクセルを開けるとエンストする原因

  1. プラグの寿命
  2. エアクリーナーの汚れ
  3. ダイアフラム(バキュームピストン)のゴムの亀裂
  4. キャブレターのパイロット詰まり
  5. オートチョークの故障
  6. エンジンルーム内のカーボン張り付き
  7. CDIやハーネスの接触不良および故障・アースの腐食など

毎回この7つのメンテで治ります。

エンスト原因だけでなくこれで最高速やらなんやら駆動系以外ほぼ全て治ります。

ただしエンジンルームに関しては予防が可能ですし、重度でなければ今からでも良くなります。

方法はクリーナーを使用する方法です。

カーボンだらけのピストンがこちら

この状態でず~っと乗っているとカーボンが燃焼室にわずかな隙間を作り、圧縮が薄くなりエンジンがかからなくなっていきます。

 

 

AF61原付のエンジンルームのカーボン噛みを除去方法【1・オーバーホール版】【2・応急処置版】

2つあります。

  1. 腰上エンジンを開けてバルブを外して清掃する方法
  2. 吸気インシュレーターからエンジンコンディショナーで溶かしてあげる方法

です。

軽度の場合はいちいちヘッド開けたりするとパッキンの交換と待ち注文待ち時間がもったいないので2番を多用します。
トゥデイAF61の場合はこれで直る事が多いですし、私は4台持ってますが便利なやり方です。

 

カーボン除去開始【応急処置版】

まずは上から、キャブレターを外してインシュレーター(吸気)の穴からエンジンコンディショナーを泡でいっぱいにします。
たっぷりかけて10分ごとに3回位します。
液状クリーナータイプでは壁にへばり付かず、流れが速すぎてダメなので泡タイプを使用します。

注意ポイント

前はプラグ穴からもエンジンコンディショナーを吹いてカーボン除去してましたが、コンディショナーが液体なので”ウォーターハンマー”となりエンジンブローなどの原因となりますので、やるのであれば「吸気側(インマニ側)」からの作業となります。

インシュレーターを元通りに組んでエンジンを掛けます。
まだ燃料室内やプラグがエンジンコンディショナーで濡れてると掛かりにくいですので、キックキックキックやセルで火花を飛ばします。

<私がカーボン噛み除去で使用している溶剤はこれ>

 

 

AF61原付のエンジンルームのカーボン噛みを詰まり予防方法

軽度~中度であればクリーナーで直りますので安心を!!
大事なのはなるべくカーボンを溜めない事を普段から心が得ておくことです。

である程度予防できます。

使用するのはこういう添加剤、定期的にガソリンタンク内に入れることで予防にもなります。

カーボン除去クリーナーとしては、車で力を発揮するワコーズ F-1 フューエルワンも人気です。
あちらは車・バイクのディーゼル車、ガソリン車2st・4st全てに対応可能です。
分量が車設定なので間違えないよう注意して下さい。
入れすぎるとエンジンかからなくなります。

ワコーズ F-1 フューエルワンも人気>>

どちらもおすすめです。
ワコーズの方が有名なので使用している人は多いと思います。

ヤマハ ヤマルーブカーボンクリーナーはHONDA車でも当然使用できますので是非試してください。

オイルや添加剤系はHONDAよりもYAMAHAの方が先を進んでますのでYAMAHAオイルを使うバイク屋さんも多いです。

というかディーラー以外はほとんどヤマハを使っているでしょう。

使用する事でカーボンを溶かし、残りカスをピストンの力でマフラーへ吹き飛ばします。

アイドリングが安定して、エンジンの性能を最大限に引き上げますので定期的に入れてあげましょう。

これによって常にエンジンルームを綺麗に保ち、持病のカーボン噛みから守ってくれます。

軽度~中度であれば今からでもまだ全然間に合います。

 

 

ヤマハ ヤマルーブ PEAカーボンクリーナーの使い方

簡単です。ヤマハ公式ホームページには以下の通り記載されてます。

  • ガソリンタンク容量5リットル毎に本品15ccを注入してください。
  • 3ヶ月、又は3,000km毎の使用が効果的です。

とありますが、原付には持て余す高性能がゆえ、私はこんな感じで使用してます。

説明ではガソリン入れるごとに入れると書いてますが、経験上1か月に1回・しかも5~10cc程度でも効果抜群です。

その場合費用対効果としては一本あれば1年以上持ちますので常備しときましょう。

5ccの場合キャップに入れる程度です。簡単。

ガソリンタンクへ注入して完了★

もともと調子良い場合は変化は当然少ないですが、調子の悪いAF61に乗ってる人はあからさまに体感できるでしょう。

当然30回以上のリピート商品です。

ヤマハでは新品時から定期的に投入して下さいとありますが、普通悪くなってから気づくんですよね。

トゥデイAF61だけでなく、小型4stバイクのカーボン噛みは、周知された持病なので、重度になる前に早めの注入をおすすめします。

たま~に入れる程度で良いんです。

<ヤマルーブ ガソリン添加剤 PEAカーボンクリーナー>

 

 

原付のエンジンルームのカーボン噛みを除去動画【簡易版】

AF67でのカーボン噛み除去動画です。

 

燃料装置(キャブ/Fi)・混合気供給部を除く基本ベースはAF61もAF67も同じです。
ひろし整備人

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