ページコンテンツ
原付のエンジン圧縮を調べるためにコンプレッションゲージを購入しました。
使用する場合は、ちょっと特殊なため、最後まで必ず読んでから使用して下さい。
今回はトゥデイAF61の圧縮状況を判断するために一つ持っておこうと思ったのがきっかけですが、AF61はプラグの位置がクソ悪いのでエンジン圧縮を測定するにも一苦労(笑)。
それでも可愛いのですけどね^^♪
※注意:エンジンとフレームを切り離した状態では簡単に使用できますが、組み上げた状態でそのままチェックするには、プラグ穴位置と角度の関係で全ての工具が無いと泣きをみます。
レーサーやバイク屋では無く一般人使用ゲージなので、高価なものは買う必要無いと思います。
もっというと数値化出来て便利ですが、無いなら無いで問題ありません。
なぜならキックの重さで分かりますし、圧縮抜けがひどい場合そもそもエンジンがかからないでしょう。
【トゥデイAF61】4st原付のコンプレッションゲージの数値と使い方
4st原付のエンジン圧縮数値
まずは数値の把握が必要ですが、トゥデイAF61の資料はありませんでした。
マニュアルを持ってないので分かりませんが(笑)、これを見てなんとかしようと。
メモ
最近の4st原付バイクの圧縮では0.40kgm以上程度になっています。
AF61自体は10年前の原付バイクなのでおよそ0.37kgm~以上程度あれば良いと思います。
0.30kgm以下は明らかに少ないでしょう。
トゥデイAF61エンジン圧縮数値
およそ新車時で「0.37kgm~以上」あれば良いという事が分かります。
こんな情報もありますので自己責任注意!
ただし2012年のですが知恵袋でこんな意見もあります。
この購入したゲージでは全く行く気がしませんがすこぶる調子のよいバイクで試してみます。
レビューでも半分を表示するというレビューが有りますが、私のもそうですね。
ただし使えないかというとそんなことはなくこいつを基準に整備表にメモしておけば次回のメンテ時に役にちゃ~んと立ちます。
4st原付のエンジンコンプレッションの使い方|取付方法
トゥデイAF61においては、工具がしっかり揃ってない人は止めておきましょう。
プラグむき出しの、HONDAのカブやオートバイでは良いですが、フレームカバーの多い最近の原付は小型化でプラグ位置が作業性悪いのが多いので泣きを見る可能性もあります。
1:まずはプラグを外します。
プラスドライバーで蓋を外します。
プラグコードを外します。
そして16mmプラグレンチでプラグを外します。
外れました。このプラグ穴にアダプターを嵌めていきます。
プラグを外しましたのでここからアダプターを装着します。
2:トゥデイAF61にM10アダプターを付ける
トゥデイAF61はM10の一番小さなこのアダプターです。
【重要】この時アダプターとホースをガチガチに締め込みましょう。ガチガチに。
※別に普通でも良いですが、その場合取り外すときが面倒になります。
トゥデイAF61などのスクーター原付では組んでいる状態では手で入れれる位置ではないので、ホースに付けてホースごとクルクル回していきました。
17mmの12角レンチソケットでも装着可能です。(16mmプラグレンチで統一しろよ(# ゚Д゚)怒)
とりあえず手で。
最初にガチガチに締め込んでいないと、この状態でホースを抜くとアダプターを残して外れます。
アダプターがきちんとハマった状態であれば、「ホースでそのまま計測」しても良いですし、「ロングノーズで思い切り押しながら圧縮を計測」しても良いです。
ロングノーズの場合アダプター無くても出来るだろと思うかもしれませんが、うまく出来ませんので注意。
せっかくならホースできっちり繋いで測りました。
この状態になってますよね。
エンジンキーをONにして、セルを回します。
注意ですがこの時プラグコードに手が触れないように気を付けて下さいね^^
感電します。手の甲が当たったので爪が剥がれたかと思いました(笑)。
トゥデイAF61のエンジン圧縮計測開始
2~3回セルを回してあげましょう。キックなら5~10回。どっちでもOKです。
セルを一回ブルンブルン~。
おっイキナリ0.3kgmを少し超えました。
1回目セル計測:
赤0.31kgm(3.1kg㎠)
※PSIは黒(アメリカ表記)・kgmは赤(世界基準)
3をわずかに超えた所ですね。
2回目セル計測:
赤0.35kgm(3.5kg/㎠)をわずかに超えました。
2回目3回目と最大値で止まりますので何回か繰り返します。
3回目~以降計測:
赤0.4kgm(4.0kg/㎠)をわずかに超えました。
整備する人が良すぎる(笑)。何て言い聞かせてモチベーションを保ちましょう(笑)。
0.4kgmをわずかに超えてきました。
これ以上しても変わりなかったので0.42kgm(4.2kg/㎠)程度という事になります。
マニュアル通りで面白くはありませんが、バッチシですね^^
完璧でした。
ほんとにマニュアル通りの数値でした。
しかし数字で可視化出来るのは確かに安心感あって良いと言えば良いですね♪
さて、あとは外していくだけです^^/
4st原付のエンジンコンプレッションの使い方|取外し方法[※重要]
数値を測定したあとは外していくだけですが、これは慎重に慎重に。
エンジンカバーとエンジンの間に、アダプターを落としたらきっと泣くでしょう。
面倒ですが一回カバーを外す必要が有りますからね。
運が良ければロングラジオペンチで取れますが、真鍮製の為磁石で引っ付かないのでしっかり掴む必要が有ります。
トゥデイAF61では、位置が悪いのでまず不可能と思っておきましょう(笑)。
落とさないようにしましょう!これだけの為にフレーム外すのは面倒過ぎる。
1:ゲージ・計測ホースを外す
逆手順で計測コードを外します。
これも逆ネジ使ってくれれば引っ付いて来るのに全て右回し締めのネジです。プンプン( ゚Д゚)
アダプターが残ります。
取付の時、ホースとアダプタをガチガチにしておけば、運が良ければアダプターも引っ付いて来ます。
2:残ったアダプターを外す
アダプターが残ってしまった場合は以下の3点工具が必要です。
ラチェットレンチと17mmの12角レンチソケットとフレキシブルエクステンションバーを用意します。
用意しますというかトゥデイAF61の場合は必ず要ります。
※手ネジタイプなので17mmの六角ソケットでは不可能です。
12角の17mmタイプが必要。
これで外していきます。
くれぐれも外したあと落とさないように意識して下さい。
外しにくいですが、無事アダプターが外れました。
あとは再度プラグをセットして完了です。
これでエンジンの圧縮の調子が分かりました^^
万が一圧縮が少ない場合は原因は山ほどあるので、ガスケットが抜けている、組み方が悪い、カーボン除去がきちんと出来ていない、などなど山ほどあります。
が、数値化する事の目安としては良いですね。
この数値を整備表へ記入しておきます。
次回不具合が起きたときの、忘れたころに必ず役立ちます。
エンジンコンプレッションゲージで圧縮計測するのに必要な工具
1:エンジンコンプレッションゲージ
今回使用したのは流通量No1の激安エンジンコンプレッションゲージのこれです。
安物で充分とは思います。
高いのは数万円と上を見ればきりがないですが目安として充分使用できました。
レビューはいまいちですが、ゲージの数値が微妙のようですね。
2:ラチェットレンチ・フレキシブルエクステンションバー・12角ソケット
これは万が一アダプターがエンジン側に残った場合に必要なものです。
トゥデイAF61の場合はプラグ位置が悪いのでこれが必要です。
いずれにせよ全て持っていた方が良い工具です。
12角↓
※強度の必要なインパクト用ソケットは6角の鋼鉄タイプ・手工具系は12角で安物ソケットをもつのが定番。
ソケットはバラで買うと勿体ないのでセットの安物を買う事をお勧めします。
後に必要なものは絞られてくるのでその時に1点物の高品質のものを購入するようにします。
基本は安物である程度全てに対応できるものを選ぶのが、無駄を最小限にするコツです。