新たに中古のトゥデイAF61が届いたのでクランクの部分、ファイナルリダクションオイルを交換しようとしましたがいたらん苦労でした。
ついでにブリーザドレンの蓋も開けて液体を抜いておきます。
YAMAHAのギアなどはここもかなり汚れてたので交換しましたが、トゥデイAF61はなんとオイルのドレンボルト(抜き穴)が無いのです。
注意:エンジンオイルは定期交換必要ですよ。
ん~なるほど結論から言うと、
エンジン部分の腰下を割らない限りは交換する必要が無いそうです。
ということで、交換方法というよりも点検方法へと切り替わりました。
トゥデイに限らずAF61は全て同じ整備作業となります。
点検頻度
- ブリーザドレン:1年に一回程度
- ファイナルリダクションオイル点検:5年に1度
HONDAマニュアルにも実際に簡単なメンテナンスの一つとしてしっかり載っています。
トゥデイAF61のファイナルリダクションオイルの注入ボルト位置とブリーザドレン位置
バイクの左側にたって後ろタイヤの所にあります。”赤丸部分”です。
その右に見える黒いひょろ~っとしたホースが”ブリーザドレン”です。
はてな:ブリーザドレンとは
バイクのエンジン内で高圧になった排気ガスや未燃焼ガスがピストンとシリンダーの隙間からピストンリングを抜けて漏れたブローバイガスが液状化したものを溜めるホース。
拡大してみます。
赤丸がドレンボルトです。”12mm”で外します。
ブリーザドレンは説明不要でしょう蓋を外して液体を抜くだけです。
0.12ℓと書いてます。
普通このオイルを抜くドレンボルトを探しますが有りません。
とりあえずありとあらゆるボルトを抜いて確認しましたがオイルは出てきません。
YAMAHAのギアはドレンボルトもあってきちんと交換できたのですが。。。
点検マニュアルによるとこのボルトを開けてあふれるまで入れて、止まってからボルトを締めれば良いとの事です。
つまりオイル交換ではなくオイル補充という事になります。減っていたら補充して下さいねと。
とりあえず開けてみましょう。"12mm"です。
んっ!垂れてこない。無理やり斜めにしてゆっさゆっさして出せるだけ出してみました。
黒!
全部出したいですがエンジン腰下を分解した時しか出せない設定でしょうか。
マニュアルによるとここは満タンまで入っていればよいとの事です。
若干少ないので継ぎ足します。
しかしこんなにも色が違う。
100均の注射器に上から注ぎ入れます。オイルなどは粘度があるのでオイルサクション以外での吸い取りは困難です。
5mlづつ5回入れてあふれてきたので少し減っていました。整備マニュアル通りに満タンにして完了。
これで完了です。
ちなみにエンジンオイルとは別なのでこのオイルは”5年に一度の交換が推奨”です。(HONDAマニュアルより)
エンジン分解をする人だけが必要な作業かもしれませんね。
ただし、たまに点検してあげる事で、んっ!オイルが減ってるなとか判断できます。
減ってるという事はオイルシールから漏れているか、ガスケット抜けで地面へ垂れている可能性がほとんどなのでその判断材料には一応なりますね。
ということで要らぬ苦労でしたが、触れる事は良い事なので一つ勉強になりました。
YAMAHAのニュースギアでは必須だったので、HONNDAトゥデイAF61も必要だろうという判断で行った点検項目でした^^
ファイナルリダクションオイルは5年。ブリーザドレンは定期的に1年に一回程度、蓋を外して抜くだけです。