今日はとある休日嫁号がエンジンがかからなくなったとの事。
エンジンがかからないにも色々あるので確認すると「セルは回る」「キックは降りる」「エンジンONで燃料ポンプの作動音はする」「エンジンオイルが減ってる」所まで確認出来ましたのでガレージに持って来てさらに深堀りしての原因調査です。
※ちなみにトゥデイAF67はFi車ですので電気の力がないと燃料も来ません。
その辺も踏まえて確認していきます。
走行距離29000km。
AF67エンジンがかからない:今回の点検項目と考察
よほど特殊な場合を除いてけっきょくは基本から攻めていくのがセオリーの鉄板です。
- エンジンオイル-減ってる。
- プラグ-真っ黒、ガソリンは来ている事が判明、火花出ず。
- 点火電装系-バリバリ元気。
- フューエルインジェクション-プラグが湿ってるので一旦正常と判断
ぱぱっとこの確認までは出来ましたのでプラグは火花が出ない時点で死んでいる事は確定ですので交換。
そのまま試すと少し生き返りそうな息継ぎが出てきました。
ああ。。。これまたカーボン噛みかなと。
とはいえこの嫁号は初めてのカーボン噛みですのでま~あるあるです。
複数台持ってると整備簿は簡易でも良いのできちんとつけておかないとごっちゃになりますのでお気を付けください。
ということで定番ですが、まだほぼですがカーボン噛み確定して作業です。
とりあえず一回インシュレーター穴からエンジンコンディショナー吹いてみてそれでかかる気配が増えれば確定です。
今回は、腰上エンジンオーバーホールの方では無く、誰でも出来る簡易編の方で作業してますが2つのうちどちらかのやり方で前者は直りますし、後者は軽度なら直ります。
チェック:カーボン噛み修理
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今回のAF67エンジンかからない原因と修理方法
- プラグ劣化
修理方法:プラグ交換
- シリンダーヘッド内エンジンバルブのカーボン噛み
修理方法:エンジンバルブ交換、又はバルブ周り+シリンダーヘッドシール部カーボン汚れ除去
の2点で複合原因でしたが確定しましたので、これの修理をして無事直り作業完了です。
修理感想
個人的感想としては、ま~走行距離が3万キロ目前ですのでこれはしょうがないですね。
妥当な距離で妥当な症状が出たといった所で不思議は無いです。
一回腰上だけでもエンジンのオーバーホールが必要かなとは思います。
あとあながち外れてないと思いますが、季節の変わり目、冬ではありますが本格の冬はここからです。
その境目、嫁さんは原付バイク乗っても週2回程度ですので、これは勝手な何となく想像ですが溜まってたカーボンが固まった感もあるのかなとか。
ただ言えるのはバイクの不具合って「季節の変わり目」・特に「寒い時期」に出やすいのも事実です。
【トゥデイAF67】今回の症状別トラブル修理:作業動画