トゥデイ [AF67]

【トゥデイAF67】症状別トラブル修理|走ってて急にエンスト原因追及方法:FI詰まりパターン時の洗浄方法|超音波洗浄機編

2020年6月3日

今回はトゥデイAF67が走行中に急にエンジンがエンストしてそれ以降、かからないという症状です。(厳密には3回だけかかりあとはかからなくなった)

今回の症状と不具合可能性

症状としては典型的なエンジンバルブのカーボン噛みですが2か月前に腰上エンジンオーバーホールしてるのでそれはないです。(※逆に言うとそれ以外何もしてません。)
かつ2か月バリバリ元気に走ってるので組間違いやミスも無いです。

考えれる事をまとめてみると、プラグ”・”フューエルインジェクタライン”・”電装系(信号系不具合)”・”圧縮漏れ(ぶつけたこけた等)”が考えれます。

聞くと、こけてない。ぶつけてない。いつも通りで急にエンストしたとの事です。

今回はトゥデイAF67車体です。

潰していくしかないですね。

 

バイクの急なエンジンエンストの原因確認方法と修理方法

なにはともあれ、どんなバイクもまずは基礎からです。
「吸気→供給→爆発→排気」どれがダメになっても不具合がでます。

✔圧縮の確認|漏れ

キックで圧縮の確認です。
※スカスカなら圧縮漏れです。もちろんゲージ使ってプラグ穴から確認しても構いません。

 

 

エアエレメントの確認|吸気

フィルター自体の汚れとボックス側の汚れ具合の確認。

 

 

スパークプラグの確認|点火

特にスパークプラグは大事で、プラグの状態で様々な不具合を予想できます。
今回はあまりにもカラカラでガソリンが来てない感が実際ありました。フューエルラインが怪しいですね。

 

 

電装系の確認|大元の発電機や信号ルート

プラグコードより前側|プラグキャップ・コード・CDI・ジェネレータ・バッテリー

バイクの場合通常2万ボルト程度まで昇圧されてればOKですがトゥデイは27000V(ボルト)位までいきます。問題無しでした。
問題ありの場合はここを一つづつ探っていくだけです。

 

 

✔フューエルラインの確認|ガソリンルート

そもそもガソリンガきちんと噴射されてるかですね。ガソリンガ噴射されなければ一生エンジンはかかりません。

全て燃料ライン全て繋いだ状態での”フューエルインジェクター”のガソリン吹き出し具合確認します。

フューエルラインの確認方法

キーをONにしてセルを回す。
ガソリンが出てこない。

さらに追及してどの部品が悪いか絞ります。

 

①:FI信号カプラー

テスターを当ててキーをON。11.50V(ボルト)来てます正常です。
最低でも3V以上は必要のはずです。(バイクによりけり)

 

②:フューエルポンプ|ガソリンタンク側

次は”クイックコネクター”から抜いた状態で確認です。
※この時インジェクターには信号カプラーは挿しておきます。(ささないとガソリンタンクのポンプは作動しません)

キーをON。
勢いよくガソリンが出てきました。問題無し。

信号カプラー・フューエルポンプ・ホース正常です。
ということはFI(フューエルインジェクター)が原因で確定です。

部品(FI)を交換するか洗浄すれば復活するでしょう。

 

 

フューエルインジェクターの洗浄方法|超音波洗浄機編[※動画参照]

前回はFI詰まりの洗浄方法ではシリンジポンプ編を紹介しました。この時はジャイロX[TD02]でしたね。真空ポンプ洗浄編です。

 

今回はポンプではなく、超音波洗浄機なので溶剤の量が必要です。

洗浄機には定番”フューエルワン”を使用しました。
ヤマハの”PEAカーボンクリーナー”でも大丈夫です。

 

今回は超音波洗浄機なのでバッテリーを用意して、マイナスをスイッチ代わりで使用して電子弁を開いて掃除します。
×マイナスをつけっぱなしにするとショートする可能性あるので注意!

 

フューエルインジェクターの先から泡が出てきましたので貫通した証拠です。
※汚れに関してはポンプ式洗浄の方が良く取れます。(理屈的にもそうです。)
FIポンプ洗浄を見てみる>>

 

これで組み込んでみて試した所エンジン復活です。

良かった^^;
という事で、原因さえわかれば部品交換するなり洗浄やオーバーホールすれば直るので原因特定までが非常に重要です。
復活!

 

 

[トゥデイAF67]今回使用したもしくは必要な部品・工具等

部品類:

●エアエレメント

純正番号:17213-GFC-770
消耗品のエアエレメントです。

 

●スパークプラグ

純正:CR7HSA-9
こちらも消耗品のスパークプラグCR7HSAです。

 

●フューエルインジェクター

純正番号:16450-GFC-J31

 

工具類:

原因特定するまでは点検工具が主たる工具ですね。

●プラグソケット

プラグ交換に必要です。AF67は”16mm”です。
トゥデイAF67”に関してはフレキシブルタイプではかなり取付しにくいのでプレグレンチをおすすめします本当に。

 

●点火スパークテスター|目安電圧(v)付き

一発でジェネレータ・CDI・イグニッションコイル・プラグコード・キャップの状態が分かります。
2.5万V到達すれば12vの原付バイクならバッチシです。

光るだけのタイプだと生きてるか死んでるかのみで、おおよその目安すら分かりません。

 

●電気テスター

点検では必須です。
配線に電気が来ているか、そして何Vで何A来ているかが即座に分かります。
おすすめは皮膜に穴を開けたくないので絶対にクランプ式です。
しかも狭い部分に入れるように本体とテスター電極部の別式です。

※クランプ式はほとんどがACのみで、0.1Aが限界のテスターが多いです。
※クランプ式はごちゃごちゃ配線の場合掴みが太いのでしんどい作業になります。
※安物すぎるものは小数点以下表示に注意。
※おすすめは”AC/DC対応・0.01Aを捉える事が出来る精密な”半クランプ”のこいつ。

これがこの価格。これは本体と分離して先も小さく挟むだけで良いのでゴチャ配線にも通常の配線にもおすすめです。
※機能やサイズなど異なりますので型番間違えないように要注意。2012番RAです。

使えば唯一無二のAC/DC対応0.01A商品と分かります。(普通3万円以上)
トラスコからも近似価格で出てますがクランプと本体が一体型でしかも0.1Aまでしか電流分解出来ません。

 

●超音波洗浄機

今回はFI(ヒューエルインジェクター)洗浄を超音波洗浄機でしてみました。
シリンジ式よりも楽ですが、効果はいまいちですね。
もちろん何もしないよりはだいぶ良いですし実際今回はこれで直しました。[※動画参照]

前回シリンジ式でのFI洗浄はこちら>>

 

●溶剤

今回はフューエルワンの方を使用。メジャー商品です。
※定期的にガソリンタンクに適量入れる事で今回の予防そしてエンジンバルブのカーボン噛みの予防になります。

 

 

【トゥデイAF67】症状別トラブル修理|今回作業動画

フューエルインジェクター洗浄方法

トゥデイ[AF67]:

今回の作業動画です。こちらは超音波洗浄機洗浄編です。
どんなバイクも基礎から順番です。
今回はフューエルインジェクターの詰まりが原因でしたが他のパターンもありますので順番に潰していくしかありません。

 

ジャイロX[TD02]:

別日の作業動画です。こちらはシリンジポンプ洗浄編です。

 

急遽でしたので焦りましたが「原因さえわかれば」パパっと完了です。
ひろしぱぱ整備人

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