DIY ジャイロX [TD02] バイク整備

【ジャイロX】【FI車・バイク共通】インジェクターの洗浄方法とフューエルラインの点検方法

2020年4月28日

今回はFIバイクの”フューエルインジェクション洗浄方法”と”フューエルラインの点検方法”です。

使用するバイクはHONDAの4stジャイロX[TD02]です。

と言いながらもこれは測定器を入れずにDIYですると不具合が生じやすいので非常に注意が必要ですが完全なる自己責任の元での作業となります。(メーカーは交換指定)

 

重要事項

勘違いされると非常に困るので以下、

DIYの場合適当にコンピュータ周りを触ると設定のリセットや覚えさせが、私のようにコンピュータ装置を持たない人がほとんどなので、コンピュータ(スロットルボディ界隈)とリヤーキャリア下のユニットには触りません。

かつ車体ごと点検ホースや燃圧測定器などを揃えると10万近くかかるので、個人の趣味には高すぎるのでそれもしません。

(あくまでもその前提の話です)

手順を間違えるとガソリンまみれなどの面倒な事にもなりますよね。

丁寧に作業していきたいと思います。

※今回はメーカー指定専用工具を使用しないやり方です。

 

洗浄方法は主としては2つ

  • ポンプ圧入洗浄
    今回はこちらの方法のバージョンで、DIY向きの方法です。
  • 超音波洗浄機
    専門業者さんはまずこちらの業務用と思います。DIYではメガネや金属洗い用の洗浄機を使用しますが結構効果はあります。(次回)
  • その他(漬け置き等)パルス信号装置持ってる人等。

 

それでは作業開始ですが、前準備でまずは”リヤーフェンダー”と”エンジンカバー”を外しておいてください。

【ジャイロX】エンジンカバー・リヤーフェンダーカウルの外し方

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フューエルラインの点検方法|フューエルライン[ポンプ・ホース・インジェクション]

いずれにせよまずは点検をしない事には話になりません。

このラインで言うと”FI先端が詰まっている”と脳内で思っていながらも”フューエルポンプ”が不良になっていることや”フューエルホース”の亀裂や詰まりなんかもありますので、のでまずはラインをチェックします。

右側に車体を傾けると下に”アンダーカバーのボルト”があるのでこれを外してアンダーカバーを引っこ抜きます。”10mm”が1つです。

 

 

燃圧を抜く

まずはガソリンが出てこないように燃圧を抜いておきます。
タンクの下の”5Pカプラー”を抜いてポンプを不動にします。

 

そのままエンジンをかけて、”ガス欠エンスト”するのを待ちます。

これで燃圧もかからないし、ポンプより先に残っているガソリンも排出されます。

 

 

ポンプからフューエルホースまでを点検

排出量のチェック方法

右側へ周りクイックコネクタを外しますので、”コネクタダンパ”を引っ張ります。

 

リテーナ(緑)”の爪を押さえながら引っこ抜きます。
最初に燃圧は抜いてるのでガソリンが落ちてくる事はありません。

 

再び”ポンプの5Pカプラー”を挿し込みます。
そのまま”キーをON(※エンジンはかけない)”にすると燃圧が復活してガソリンを押し出します。
その排出量を測ります。合計5回します。

 

41ml以上で正常です。
少ない場合は「ポンプ不良かFホースの詰まり」です。要交換。

 

これで、フューエルラインの「ポンプ」と「ホース」が正常なのを確認出来たので最後はインジェクターを外していきます。

 

 

インジェクターの外し方と分解方法

念のため鍵を抜いて、バッテリーのマイネスを外して作業します。

 

マウントボルト”2つを外します。”8mm”です。

 

燃料信号カプラー2P”を外します。

 

リテーナ”を外す。

 

インジェクタジョイント”を引っこ抜く。
中に”Oシール”があり固いですが丁寧に。

 

最後に”シール”と”Oリング”を抜いて個人が分解できるところまで完了です。

 

 

インジェクターの洗浄方法

ジャイロX[TD02]のインジェクターは吹き出し口がマイクロフィルタのようなものがついているタイプです。
よく見ると汚れなどが詰まってる感じが見受けられます。
表側のここをまずはパーツクリーナーなどで綺麗にします。

 

耐溶剤ホース”と”シリンジポンプ”を繋ぐ。
吹き出し口側から逆流させる形でフィルター部の汚れを押し戻す。

 

ここに2Pカプラーを造ってあげてバッテリーを繋ぎます。
まずは”バッテリーに(+)プラス”のみを繋いであげます。
注意:マイナスは繋がない事。

 

注意ポイント

電圧5V程度あたりで電子弁は開くとありますが、ジャイロX[TD02]は電池では開きませんでした。
面倒ですがもう一度バッテリーを繋いでキーをON。
実際のカプラー電圧でも測定してます。12.07v-9Ω

これによりバッテリー使用を確定しました。

 

シリンジポンプの中へエンジンコンディショナーなどの溶剤を入れて、インジェクターとカプラーを繋ぎます。

ポイント

※電子弁を開くには(-)端子をトントントンとリズミカルに付けて離してと繰り返します。
パルス信号装置ある人は少ないと思いますがスイッチ自作してる人は多いです。

ちなみに(-)端子をつけっぱなしにすると信号が止まってるので開かないのと、高熱を発しますので注意。

 

電子弁が開かないと溶剤が流れる事はありませんが、開くと貫通してフィルタに詰まった汚れを押し出せます。

 

出てきた汚れを拭き取ればどれだけ綺麗になったか分かります。

 

原付の人はそこまで恩恵体感無いと思いますが、単車オートバイまたは車の人は中高速域全然変わるはずです。

これで”フューエルインジェクター”の洗浄作業は完了となりますので丁寧に組み立てです。

 

今回はジャイロXを使用して”逆噴射ポンプ式”で作業しました。

次回はトゥデイAF67を使用して”超音波洗浄”をします。

 

 

ポンプ式インジェクターの洗浄に必要な部品・工具等

部品類:

●インジェクターASSAY

純正番号:16450-GFZ-003
純正番号:16450-GFZ-J01

 

工具類:

整備上の特殊工具はありませんが、エンジンの為、取付時にトルクレンチが必要です。

●トルクレンチ

エンジン触る絶対必要条件ですので持っておく必要あります。
これを使用してますが、正直トルクレンチに関してはもっと精度の良いやつの方が良いかもしれませんね。
ただしエンジンOHでも使用するので”10nmトルク以下”で対応できる中ではそこまで悪くはありません。
バラシでは必要ありませんが組み立てで必須工具です。

 

●シリンジ

整備では必須のシリンジですが50mlタイプをもっておくと色々使えます。

テルモシリンジ 50ml(針無し・横口)×3本

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●エンジンコンディショナー

この辺の清掃では、パーツクリーナーは揮発性が高いので単体での使用は普通しません。
カーボン除去の強い味方、安価でなかなかの強力な除去が可能で、泡タイプで漬け置きにも向いてます。
※エンジンコンディショナーを洗い流すのにパーツクリーナーを使用します。

 

●電気テスター

DIYする人は一つは必ず持っておきましょう。
配線に電気が来ているか、そして何Vで何A来ているかが即座に分かります。
おすすめは皮膜に穴を開けたくないので絶対にクランプ式です。
しかも狭い部分に入れるように本体とテスター電極部の別式です。

※クランプ式はほとんどがACのみで、0.1Aが限界のテスターが多いです。
※クランプ式はごちゃごちゃ配線の場合掴みが太いのでしんどい作業になります。
※安物すぎるものは小数点以下表示に注意。
※おすすめは”AC/DC対応・0.01Aを捉える事が出来る精密な”半クランプ”のこいつ。

これがこの価格。これは本体と分離して先も小さく挟むだけで良いのでゴチャ配線にも通常の配線にもおすすめです。
※機能やサイズなど異なりますので型番間違えないように要注意。2012番RAです。

使えば唯一無二のAC/DC対応0.01A商品と分かります。(普通3万円以上)
トラスコからも近似価格で出てますがクランプと本体が一体型でしかも0.1Aまでしか電流分解出来ません。

 

 

【ジャイロX】インジェクターの洗浄方法とフューエルラインの点検作業の動画

ジャイロX[TD02]:

今回の作業動画です。こちらはシリンジポンプ洗浄編です。

 

トゥデイ[AF67]:

後日の作業動画です。こちらは超音波洗浄機洗浄編です。

 

車の場合は10万キロ。バイクの場合は30000キロ越したあたりから結構な汚れが出ると思います。
ひろしぱぱ整備人

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