ジャイロアップの2stオイルの交換作業です。
これをしてない人はまずいないので必要ありませんが、何のオイルを使用してますか?
トルクのあるバイクで、かつ詰まりやすいマフラーを装着していて、ビジネス使用での一日フル稼働など有るバイクの場合に限っては”全鉱物油”よりも”半化学合成油”か”全化学合成油”がおすすめです。
もちろん後者になるごとにグレードがあがりコストも上がってきますのでバランスのとれたエンジンオイルを使用するのが決め手となります。
メモ
特にバイクはスロットルプランジャ式オイルポンプなので、ビジネスユースで「ストップ&全開ゴー」の多い使い方は2stオイルの減り方が早くなります。
まずはオイル交換作業です。
ジャイロUPの2stオイルの交換方法
ジャイロUPの2stオイル交換口はここです。
通常は手回しネジですが、チュイーンと外せるようにプラスネジにしてます。
”M6ネジ”なら何でもOKです。
2stエンジン用のオイルタンクがでてくるので黒い蓋を外して入れます。
荷台を外すとこうなっています。
おすすめはHONDAのジャイロですが、”YAMAHAのオートループスーパー”はめちゃくちゃおすすめです。
ちょっと原付には勿体ない部類に入りますが、ジャイロなどのようにトルクのあるバイクには詰まりにくく最大限のパワーを出してコストバランスもベストと思います。
私は全化学合成油の”RS”にしてますが、通常の半化学合成油の方で充分です。
ここへ2stエンジンオイルを注入して完了です。
これは必要ありませんが、私はここに50ml程度のYACCOオイルを混ぜます。
このオイルは最高ですが高い。
いかんせん高いのですがピストンをほぼしながら”超”高耐久用の2stオイルです。
キャップには小さな空気穴が開いていますので、ヒタヒタの満タンに次ぎ過ぎないように注意して下さい。
きちんと”MAXライン”が引かれていますので必ずそこまでです。
もちろん荷台側のネジも”きっちり”締める必要があります。
空気穴がキャップにある時点で酸化はしますが、ここから雨が入ると水が混入する”可能性”があります。
完了です。
ずっと使用してるなら慣らし運転も不要です。
そのままブ~ンと走って上げて下さい。
2stジャイロ系おすすめのオイル
いまや2st自体が新規発売が無いので貴重な存在となりつつありますが、ビジネスユースにおいてはまだまだ需要ありです。
かつ車体も重たく、積載する荷物まで重たいジャイロには2stオイルは生命線とも言えます。
●YAMAHAオートループスーパー [半化学合成油]
一般&ビジネスユース
いわゆる「青缶」です。
HONDAジャイロの定番オイルと言えば、YAMAHAですがオートループスーパーです。
ヤマハ(YAMAHA) 二輪車用エンジンオイル オートルーブ スーパー 半合成油 2サイクル用 1L 90793-30121 [HTRC3]
●YAMAHAオートループスーパーRS [全化学合成油]
ビジネス&レース用
いわゆる「赤缶」です。
一日中外で働く2stバイクや、超長距離を走る2stバイクにおすすめです。
HONDA社であれやはりおすすめで出てくるのはこれです。
定番オートループスーパーの上位グレード版です。
●YACCOオイル [全化学合成油]
泣く子も黙るYACCOオイルの2st用です。
高耐久レース用ですが、シリンダー・ピストンに強靭な膜をはりながら燃焼するオイルと言われています。
※コスト面も最大限に活かす場合
上位グレードを求めるとキリがありません。
その場合おすすめは”タル缶”での買いです。
下の動画の方にもやり方を乗せています。
●オートループスーパー20L
価格をご覧ください。これを小分けにして使用するのが圧倒的低コストになります。
ヤマハ(YAMAHA) 二輪車用エンジンオイル AUTOLUBE Super JASO FD 90793-30614 20L
●電ドルミニポンプ
こいつがあればオイルの小分けなども簡単にできます。
※もちろん「タンクのガソリン抜き」「オイル抜き」などにも様々な場面で使用できます。
普通にトイレ詰まりのポンプとしても活躍します。
ジャイロUPの2stオイル(エンジンオイル)の交換作業動画
今回は、前半部分に上記のオイルを最大限に安くするためのタル缶の移し作業も入れています。
ジャイロUP:ギアオイル(ミッションオイル)の交換作業はこちら
こちらはジャイロのギアオイルの方です。
2stオイルよりは交換頻度は低いですがデフ(トランスミッション)内を循環するギアに特化した大切なオイルです。
チェック:ミッション(ギア)オイル交換
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【ジャイロUP】ミッションオイル(デフオイル・ギアオイル)交換方法
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シリンダー・ピストン・マフラーの消耗が凄く早くなります。