ジャイロUP [TA01]

【ジャイロUP】クラッチの交換およびメンテナンス方法

2019年2月2日

HONDAジャイロUPのクラッチ交換方法です。

ジャイロUP特有の地獄の整備肯定の一つですが、前準備が大変なだけで作業自体はなんてことはありません。

消耗品ですので是非自分でしましょう。

特に発進時にガクンとベルトが滑るな~と感じたら要チェックor交換です。

滑るとは、アクセルを回してすぐに発進できず一回(一瞬)ガクンと空回りして発信する感じです。

スタート時にクラッチ滑りする人は要交換です。

摩耗してない場合はパーツクリーナーメンテナンスのみでも構いませんが開けてみない事には分かりません。

基本的にはシューの交換で直りますが、センタースプリングやクラッチスプリングのヘタレによる原因の時もあります。

クラッチシューが摩耗していると起こる現象ですが、そのまま乗っているとシュー台座そのものをクラッチアウターにへばりつけて走るので、削れていくアウターも交換になってしまいます。

 

ジャイロUPのクラッチ交換開始

前準備:

まずは必ず必要なこの工程からです。
間違うと大ケガするので注意ですし、時間がかかるのはこの作業だけです。
クランクケースを開ける為に必要な工程です。

チェック:左クランク開け

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クランクケースの清掃

本来清掃は気分の問題でそこまで重要部ではありませんが、ジャイロUPに関しては重要です。
※特にジャイロUP後期型は排ガス規制によりクランク内も吸排気が循環するので必ずこの時に綺麗にします。
もう一つはクランクケースの前準備が大変なので頻繁に開けたくないのもあります。

上記作業が済んだらクランクケースの蓋が開きます。

 

右側がクラッチ一式になります。
左側がドリブンフェイス・後ろにプーリーがあります。
どちらも外します。

 

空回りするのでユニバーサルホルダーが必須ですのでクラッチ側に、図のように掛けます。
インパクトレンチで【左】ドリブンフェイスの17mmナット・【右】クラッチの14mmナットを外します。

 

【左】17mmナットとドリブンフェイスが外れます。

 

【右】14mmナットとクラッチアウターが外れます。

 

この状態になります。

 

クラッチをVベルトごと引っこ抜きます。

 

プーリーも抜いて、クランクケースの清掃です。
ベルトの削りカスもかなりありますので綺麗にします。ジャイロUPは頻繁にここを開けたくないので丁寧にします。

 

アルミスチール部分にはパーツクリーナーで綺麗にします。
※なるべくオイルシールに掛けないように作業します。

注意ポイント

オイルシールはパーツクリーナーをかけると縮みカチカチに固くなりひび割れしやすくなります

そしてこのバイクシャフトシールが抜けやすいのと、開けるのも大変なので完全を意識して丁寧に!

 

次にオイルシール部分のみにラバープロテクタント(ゴム復活剤)を吹きます。
5分置きに5回程度吹きます。
シールが変形してたり外れている時は要交換です。

 

ピカピカになります。

これでクラッチの交換です。

 

 

ジャイロUPのクラッチシュー交換方法

取り外したクラッチを用意して地面に置きます。
39mmのクラッチロックナットを外します。

 

この時、クラッチナットを外すとスプリングの強い力で飛びあがってくるので、万力or足で抑えながらクラッチナットを外します。
跳ねてきたクラッチで顔面を打たないように注意して下さい。

 

クラッチロックナットを外したらクラッチシューを取ります。

 

これでクラッチを交換します。
クラッチシューが摩耗してない場合はパーツクリーナーでシュー部分を綺麗にしておきます。

 

交換するクラッチ以外はスプリングとベルト側もパーツクリーナーで清掃しておきましょう。
何度もかきますがジャイロUPはなるべく開けたくないクランクケースです。
このクラッチのベルト側のスライドの中にはグリスがあるので清掃はさらっとで構いません。

 

このグリスを詰め込んでいるゴムシールの部分のみラバープロテクタント(ゴム復活剤)を吹きます。

 

あとはクラッチを新品にして、逆手順で組んでいくだけです。
スプリング置いて。

 

クラッチ置いて。

 

クラッチロックナットを足で踏みながら締めて。

 

Vベルト噛ませて。

 

設置して。

 

クラッチアウター被せて、14mmナットを締めて、全てクラッチの交換作業が完了です。

 

 

ジャイロUPのクラッチ交換で必要な工具

●クラッチシュー(ジャイロUP)

ジャイロUP用のクラッチシューです。

 

●39mmクラッチナットソケット

ジャイロUPのクラッチナットは39mmです。これも必ず必要です。

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●ユニバーサルホルダー

ちょくちょく当ブログでも出てきますがプーリーホルダー。
空回りするのでクラッチアウターを抑える必要があります。
使う場所が結構あります。安物で充分OKです。

 

●インパクトレンチ

ひろぱぱ愛用のインパクトレンチ。最高品質ツインハンマー信濃。
普段は便利なものですが、ことクラッチに関してはインパクトレンチが必要です。
おすすめは当然ブログで沢山出てきてますが信濃のツインハンマーです。一度使うと他には戻れません。

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●ラバープロテクタント

これも必須ですね。あらゆるゴムの復活剤。めったに開ける事のない所開けたときなどついでに吹くだけなので超多用しますので。ゴムパッキンのひび割れ防止などにもなります。

 

●パーツクリーナー

正直安ければ何でもOKです。500円前後なら安物で1000円超すと高い部類になります。
安物のまとめ買いが一番お得。

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クラッチが滑りまくるとアウターの金属が摩耗していくのでたまには点検しておきましょう。

ジャイロUPの駆動系は以下の4つセットです。
前準備が時間かかるので必ず同時にしないと後悔します。

 

 

ジャイロUPのクラッチのメンテ清掃・交換作業動画

クラッチの部分は前半です。
プーリー側と同時進行でもあるので、「駆動系」として”クラッチ(スプリング+シュー)”と”プーリー(WR交換)”と”ベルト”のメンテおよび交換の一連の作業動画です。

 

 

ジャイロUP:駆動系整備

【前準備】ジャイロUPクランクケースを開ける方法

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【1:クラッチ】

チェック:クラッチ

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【2:ドライブベルト】

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必ずすり減ってくる部品なので自分で交換できるように覚えておきたいところです♪
ひろしぱぱ整備人

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