ジャイロUP[TA01]のメーターパネル交換方法です。
前期・中期・後期で配線カプラーなどが異なってきますので、ご注意下さい。
前回動画でメーター不良の症状を書きました↓
チェック:バイクのメーター不良
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【ジャイロUP】症状別トラブル修理:バイクのメーター不良|いろいろな故障の原因と修理方法
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この内、ワイヤー・メーターギヤ周りは問題無く、スピード針が振り切る場合はメーターパネルの故障と「確定」しましたので、さっそく取り寄せて交換しました。
針の振り切りが分からない場合は動画参照下さい。
メーターパネル交換という事は減算車両や増算車両となってしまいますが、悪意あるオドメーター改ざんや巻き戻し等とは当然全く異なりますが、パネル交換すると避けれません。
減算車両とオドメーターとは
- オドメーター=積算距離(総走行距離)メーター。
- 減算車両=実際の走行距離より少なくメーター表示されているバイク。
※メーターを交換した場合自己車両以外で販売する場合、「走行メーター交換記録シール」を貼り付ける義務が有り、販売すると法律違反(=犯罪)です。
その作業手順と方法です。
【ジャイロUP】メーターパネル交換作業
フロントバスケット・フロントキャリアを外して、フロントカウルを外す。
ハンドル下から、片方:ハンドルカバーネジ2つ・ウィンカー固定ねじ1つを外す(片側3つ)。
左右ハンドル下合計6つのねじを外す。
正面ヘッドライト下のアジャストタップ(スクリュー)を外す。
※2つネジがありますが、真下から外す方のみで大丈夫です。
運転席側からパーキングレバー固定の六角穴付きボルトを外して、レバーを抜き取る。
片方の手で上からハンドルカバーを押さえながら、鍵穴部分の引っ掛けを外す。
ハンドルカバー(上)を引き上げて、メーターワイヤーを外す。
正面へ回り込み、メーターパネル固定ねじを2つ外す。
そのまま下へいき、メーターハーネスのカプラーを外す。
クリップ・ホルダーと2か所の配線およびワイヤー束ねからメーターハーネス配線のみを抜いておく。
上からメーターハーネス配線を抜き取る。
※この時どの位置で抜き取ったか覚えておくき、取付時同じ場所に配線を入れる。
新しいメーターを用意して、一気にするのではなく、一本づつ配線を付け変えていく。
[重要]※全く同じに付け変える事!
付け変えたらカプラーを繋いで、組み上げる前に必ず通電確認✔
①ウィンカー・燃料メーターが反応してるかを確認。
②スピードメーター・速度ランプ・オイルランプは実走行にて確認。
ポイント
実走行での確認まできちんとして完了です。
メーター故障は整備不良で捕まりますのでしっかりと確認して完了となります。
【ジャイロUP】メーターパネル交換作業で必要な部品・工具類
部品類:
●スピードメーターAssay
①純正番号[前期]:37200-GM6-003(MF)
②純正番号[中期]:37200-GM6-711(M・P)
③純正番号[後期]:37200-GM6-J01(Y)
※必ず自己責任で調べて下さい保障は出来ません。
工具類:
特殊工具は必要ありません。
【ジャイロUP】メーターパネル交換手順・方法作業動画
今回のTA01のメーターパネル交換作業の動画です。