バイクの整備をしていたらタイヤの中から正体不明の鉛玉のような物体が出てきました。
正確には、原付ビジネスバイクのヤマハギアのリアタイヤの交換をしていて、古いタイヤを持ち上げた時にカラカラ中で音がしたので気になって調べてみました。
バイクのタイヤに限らず車でもチューブレスタイヤならこんなサイズのものが隙間から入るはずがありません。絶対にありえません。
物理的に考えられるのは2つ。
- 整備中(タイヤ取付時)に混入した
- 整備後、中で生成された
これ位しかありえません。
タイヤの中の鉛玉のような物体
見た目はまさに鉛玉です。
しかし一つだけ作業中にゴム底の靴で踏んでしまい粉々に割れました。
ゴム底の靴で割れるという事は、もろい物体であることは分かりました。
う~ん何だろ!?と気になったのでカッターで断面を調べようとカット。
やはりもろくカットしようとしても粉々になる感じです。
しかしよく見ると丸玉のなかにさらに丸玉があります。
丸の薄い層が何重にも重なってミルフィーユのような状態という事が分かりました。
これは回転による形成であることが分かります。
ということは、冒頭で書いたパターンでいうとホイールとタイヤの中で形成されたことになります。
次にパーツクリーナーとエンジンコンディショナーの溶剤で浸してみました。
半日経っても溶けるという事は有りませんでした。
ということはカーボン系ではないという事が分かりました。
指でも簡単に潰せる物体というのも分かりました。
ということは鉛じゃないということが・・・これは分かってましたw。
粉々になるので鼻くそでもありません。
タイヤの中でうさぎも飼ってませんのでフンでもありません。
タイヤの中の鉛玉のような物体の正体とは
調べていると一件だけ同じ状況の方がヒットしました。
この方はドリフトなど車に大変詳しい方で更に詳しい方に聞かれたようで分析されておりました。
同じく鉛のような玉が出てきた人のブログ発見。
(どうやら、水分?が悪さするようで? 水が浸入してタイヤカスなどと共にコロコロと大きくなるようでエアー圧点検時等、バルブに水分が残っていたり、備えのエアーに水分が混ざっていたりするとなるんではと、言っておりました。。。。
わからないのでなるほどね!と感心して次にエアーチェックするときは、水分に注意しようと その時だけ思いました)引用:銀のM16A改 様
これから推測すると完全につじつまが合います。
エアーコンプレッサーの中に水分が残っていて、それでタイヤ交換時にビード上げしたり、空気圧調整したりしてるので可能性が90%そうだと思います。
※確かにエアーコンプレッサーのフィルターメンテナンス等を向こう7年位していません。
後日正体判明の連絡が!
正 体 結 論
走行による回転で小さなタイヤカスの玉ができて、水分と結合して重みが生まれ、転がり続ける事でさらに外側にタイヤカスのミルフィーユのような層が出来て、繰り返すうちに少しづつ大きな玉になって今回の鉛玉のようなものがタイヤ交換時にコロコロっと出てきたという事です。
現実的に玉の中にやはり玉が見えます。
同じやり方で同じ事繰り返しして整備してるだけなのですが、確かにエアーコンプレッサーを購入した当初はこんなことありませんでしたので確定だと思います。
この玉が悪さをするという事は特にありませんので交通安全に支障はありません。
またタイヤ交換時にホイール事持ち上げて気づく程度の音ですので、走行中にタイヤの中でホイールに当たって煩いという事ももちろんありません。
ちょっと気持ち悪かったので謎が解けてすっきりしました^0^
追記:2019年7月19日
eguさまにより完全な物質までの正体が判明しました。
タイヤ屋さん曰くしました。
保護剤ということで劣化防止剤のような白い粉が確かにあります。
タイヤに限らず新品のゴム製品にはよく見かけると思います。白いサラサラとした粉。
あれが回転により固まり、転がり続ける事により球体となったようです。