トゥデイ [AF67]

【トゥデイAF67】フロントブレーキワイヤー交換方法

2019年5月19日

まずブレーキワイヤーの交換条件ですが以下の通りです。

これを頭に入れておきます。

ブレーキワイヤー交換の4条件

ブレーキシュー調整ネジを最大にギューギューに締めている。

レバーをギュウギュウに引いてもブレーキが弱い。

ブレーキシューは新品or”摩耗していない”。

フロントカバー内のアジャスト調整ボルトを伸ばして(=緩めて)分岐BOXとハンドルレバーまでの距離を最大短くしている。

この4条件が全て揃った時、ブレーキワイヤーは完全に伸びきっている証明です。(ホイールドラムが削れて広がっている可能性も有り)

フロントであれ、リアであれブレーキワイヤーは交換となります。

 

トゥデイAF67のフロントブレーキワイヤー交換作業

まずはフロントカウルやレッグカウル外す前準備です。

フロントバスケット・キャリア・Fカバー・レッグカウル類を外す

コツがあります。作業工程はこちらをご覧ください。

チェック:カウル

【トゥデイAF67】フロントカバーカウル・レッグカウルの外し方

ページコンテンツトゥデイAF67:フロントカバーカウル・レッグカウルの外し方フロントバスケット・キャリア類を外すフロントカバーを外 ...

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「Fブレーキレバー」から「分岐BOX」から「Fブレーキシューホルダー」までのフロントブレーキワイヤーが見えます。

これでフロントカウル内のブレーキワイヤーBOXの作業が出来るようになります。

 

 

ブレーキレバー・ブレーキシューからワイヤーを外す

シューホルダー側のワイヤーとブレーキレバーを外します。
先にブレーキシュー側からです。

フロントシュー側:

ブレーキシュー調整ネジを外してワイヤーを引っこ抜きます。

 

 

リアシュー側:

ブレーキシュー調整ネジを外して、車体番号刻印横の”10mm”ボルトで固定ステーを外してワイヤーを引っこ抜きます。

 

 

右(フロント)ブレーキレバー:

ブレーキレバー下側の”8mm”ロックナットを外す。

 

次に上側はプラスドライバーで別々に外す。

 

右ブレーキレバーは部品が多いです。

 

レバーが外れますので引っかかってるワイヤーを取ります。

 

あとはブレーキワイヤーステーホルダーから、ワイヤーの中身を引っ張りながら抜きます。

 

 

左(リア)ブレーキレバー:

フロントのみの人は不要ですが、外していた方が分岐BOXを楽にひねれます。
右レバー同様に先に”8mm”ナットを下から外して、上からプラスドライバーで外します。

 

同じくブレーキレバーが外れ、ワイヤーを取り外しできます。

 

 

ブレーキワイヤー分岐盤ボックスを開ける

ブレーキワイヤー分岐点です。

 

10mm”ボルト2つを外します。

 

コードを止めているゴムピンを外します。2つありますが1つで構いません。

 

くるっとひっくり返して裏を見ます。
また”10mm”ボルトがあるので、外します。

 

これで分岐BOXが開きます。

あとは交換するだけです。

 

 

フロントブレーキワイヤーを交換

まずフロントブレーキワイヤーは2つあるので注文の際は間違えないようにご注意下さい。

  • フロントブレーキワイヤー
  • フロントブレーキセカンドワイヤー

※ブレーキワイヤー分岐盤をひっくり返してる事に注意

 

離れてみるとこうです。

 

 

フロントブレーキワイヤーを外す(一次ワイヤー)

アジャストボルトのロックナットを緩めます。

 

ロックナットを緩めると、アジャストボルトが緩みますのでねじって外します。
手前に引っこ抜きます。

 

BOX内の金(留め)具も引っ張れるので、スライドさせてワイヤーを90°半時計回りに回して抜きます。

 

これでフロントブレーキワイヤー(一次)が外れますので、新品と交換して取り付けます。

 

 

フロントブレーキセカンドワイヤーを外す(二次ワイヤー)

こちらも同じように、BOX内の金(留め)具を引っ張って出します。

 

同様に約90°にひねって外します。

 

こちらはねじやバネもなく簡単です。

 

タイヤ泥除けカバーの中を通ってるので、上から下からどちらでも良いので抜きます。
これで、「フロントブレーキ”セカンド”ワイヤー」も交換です。

 

※ちなみにセカンドワイヤーに関しては、フロントカウルを外したこの時しか整備できませんので、”交換する”か”ワイヤーオイル注入”です。

 

一次ファーストケーブルはブレーキレバーから注入できますが、二次セカンドワイヤーは交換しないならこの時しか整備できません。
交換しない場合は必ずワイヤーオイル注入しておきましょう。

これでトゥデイAF67のフロントブレーキワイヤーの交換作業が完了です★
ワイヤー交換は何てことありませんし簡単です。

が、スクーターの宿命であるカウル・カバー外しの手間がですね^^;

 

 

フロントブレーキワイヤー取付時のポイントと注意点

ブレーキレバーを取り付ける時に、左(リア)レバー部には無いバネがありますのでその点のみ注意が必要です。

レバー取付の際には2点程。

一つはこれ。
レバーを付ける際、アジャスターボルトを締めておく(↓図の隙間を無くす)とワイヤーがゆるむので簡単に作業できます。

 

もう一つはこれ。
注意点は外したときにあったこの部品の付け方です。

 

バネの中に筒を入れます。そしてレバー締めボルトの下から入れます。
バネの足は長い方がレバーの穴に入る。
難しく考えず横から見て↓図のようになればOKです。

 

そしてワッシャーを掛けて、ロックとナットを締める。
上図と比べて下さい。ワッシャーとナットが掛かっています。

注意点はこれくらいで終わりです。

 

最終チェック✔

命に係わる部分です。
レバーもしっかりバネの力で戻る事を確認してください。

 

 

トゥデイAF67の”フロント”ブレーキワイヤー交換に必要な工具

部品が前期と後期で異なる事がありますのでご注意下さい。「AF67前期車体番号:100***~120***代・それ以外:後期」。
私のは前期です。

※特に前期・後期でケーブルの中継管理BOX留め具の形から異なる事を確認済ですので重々ご注意下さい。

絶妙にフロントリアと全て型番が異なります。
イコール全て長さが異なりますので注意して下さい。
もちろんハマれさえすれば効きますが、効きすぎたり、効かなさすぎたりしますので。

●トゥデイAF67:フロントブレーキワイヤー(一次)

純正番号:45440-GFC-890

 

●トゥデイAF67:フロントブレーキセカンドワイヤー(二次)

純正番号:45450-GFC-890

 

●ワイヤーオイル

これも整備の必需ですね。全てのワイヤー関係で利用できます。
普通のオイルスプレーノズルではワイヤー皮膜に入りませんがデイトナのこれはワイヤー内にノズルが入り込みます。

バイクではワイヤーだらけなのでめちゃくちゃ活躍します。
ワイヤーと被膜の間に入る超極細金属ノズルのこれはおすすめです。1本で5年位もつでしょうか。一つは必ず必要です。

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●メガネ+スパナ コンビレンチ

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応急処置方法

 

 

AF67のフロントブレーキワイヤー交換作業動画

今回の作業動画です。
※撮影に夢中で途中ワイヤー通す場所をミスしてますので”訂正”を入れさせて頂きてます。

 

ブレーキワイヤーに関しては純正品をおすすめします。これで安全第一でバイクに乗る事ができます^^
ひろし整備人

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