今日は症状別トラブル修理です。
ジンクスでもありますが実際に増えるのが季節の変わり目に修理系は起きてます。
走ってたらガランガランカチャカチャカチャっと音がしてそれからというものアイドリング状態でも一定間隔で音がするようになりました。
ちょっとびびりましたが、これの原因考察と修理です。
久々のトラブル修理ですがさっそく作業開始です。
AF61:カッタカッタカッタ音発生の原因と修理
場所特定:
音の場所はアイドリング状態でも「カッタカッタ」と一定周期で音が鳴りエンジン側のどこかです。
ですので回転系でもタイヤ周りではありません。
今回はアイドリング状態でゆっくりとした周期音なので、速い音が鳴る場合は「エンジン側」・ゆっくりとした音が鳴る場合は「駆動系側」と予測判断しましたので駆動系から見てみます。
という事で駆動系の左クランクケース(一般消耗系) or トランスミッションケース内(右駆動系ベアリング・シャフト等管理側)のどちらかと予想。
左クランクケースの確認:
ということで左クランクケースから見ていきますが、通常消耗品があるのがこちらですので人的ミスや粗悪部品など影響する場合は基本こちらです。
人が触るので当然ですが、トランスミッションケースはオイル交換以降触ってませんので可能性はほぼ無いですし、オイル交換も5年に1回メーカー指定ですので基本触る事が無いのでミスも組んだ直後以外はなかなか起こりにくいです。
開けてみるとケースカバー側のキック、ドリブンギア側には何の異物もなく組ミスもありませんでした。
ぎゃ~っと以下の2カ所にベルト削れがわた状態の塊となってました。
はい、ベルトはおおごとです。この時点で原因はここ又は複数ですがここでしょう。
原因と推測:
部品を全部外しても異物系はありませんでした。
推測
なんだろう?
という事はベルトがあんな状態になるのは2つ考えれるかなと。
異物が有ればそれなんですけど異物はありません。
ということで※一つは何らかの組立てミス・もう一つは粗悪品ベルト。または複合。
ということで少し見てみます。
一つは私の組みミスが一つ見つかりました。
音の出どころはスターターピニオンとベルトの一番近くなる場所ら辺です。
高速域になるとプーリー側のベルトが広がりそこにベルト破片が当たっていたと思われます。
ミス所としてはここ。私はスターターピニオンギアカバーのところノックピン一つしか付いてませんでした。。。人的ミスです💧
トゥデイの左クランクケースカバーボルトってゴムがあり他のバイクとことなるんですよね。
これによりスターターピニオンギア・またはピニオンカバー側が1mmとかですがもしかしたら暴れていた?可能性があります。
私一つしか付いてない~。。。
もう一つがベルトに関して、上記見ると内側の歯車ゴム部が若干空洞気味(笑)。ちょっと初めて見ましたが中華社外の粗悪品であるのは間違いないです。
ベルト品質についてはそもそも注文履歴見てもAF61用となってますので、純正と比較してみました。
分かりにくいのですが今回の社外品は太い・長さも若干長いんですよね。
結果として、仮にベルトが粗悪品ではなくても私のミスでなってた?かもしれませんが、長年で初めてですので多分毎回適当に買うベルトの粗悪品も相まって起きたトラブルだと推測します。
修理と対策:
①修理はまずはベルトを国産純正へ変更。
②スターターピニオンギアのカバー部分にはノックピン2つをきちんと付ける。
これで組み上げて音の確認をすると、異音消滅で無事直りました。
ま~多分2つの要因が重なったと思います。
結果エンジンでは無いのでサクッと完了ですが、原因と対策をゆっくりじっくり考えるとよりDIY作業が楽しくなります(笑)。
|正しく駆動系を組む重要性
慣れてない人は必ずこちらを一度で良いのでご覧ください。
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今回は症状別トラブル修理作業動画
今回の修理動画です。