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フロントタイヤ交換作業はトゥデイAF61とトゥデイAF67は共に共通です。
マフラー外したりしなくて良いのでリアタイヤ交換よりも簡単な作業工程で済みます。
タイヤは必ずすり減る消耗品ですので自分で交換できるようになりたい所です。
早速交換していきます。
トゥデイAF61のフロントタイヤ交換
車体からタイヤホイールを外す
ブレーキシュー交換と全く同じ工程です。
これはこちらに詳しく書いておりますのでご覧ください。
マフラーを外すリアと違いシンプルな作業です。
チェック:Fブレーキシュー
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フロントタイヤホイールが外れた状態になります。
ホイールから古いタイヤを外す
準備するのは左から「ビードブレーカー」・「ムシ回し」・「タイヤレバー3本」・「古いタイヤホイール」・「シリコンスプレー」です。
”ムシ回し”でタイヤの空気を抜きます。
”ビードブレーカー”でビードを落とします。
”シリコンスプレー”でリム部分にグルっと吹き付けます。
外すときは絶対必要ではないですがしてたほうが作業が楽になります。
タイヤレバーはトゥデイのサイズと偏平率なら2本で良いですが、”3本”あれば初心者でも簡単ですし、大きいタイヤでも対応できます。
一本づつめくっていきます。
こんな感じでめくれます。
めくれ部分にタイヤレバーor指を突っ込んでスライドさせながら剥がします。
片側が外れました。
さらにホイール側を下にして地面に置きます。
同様に、地面に当たるまで貫通させて3本挿します。
同様に順番に一本づつめくっていきます。
立てるとこんな感じでめくれてますので、ひっぺがします。
最初にシリコンスプレーをしてる場合簡単にどんどん捲れていきます。
これでホイールとタイヤが外れます。
ホイールへ新しいタイヤを装着する
新品のタイヤを用意します。溝が全く違うのが分かります。
最初に外したムシをバルブに詰めて締めておきます。
ゴム部分へは全て”ラバープロテクタント(ゴム復活剤)”を吹いておきます。
外側は車体取付後でもメンテできますが、内側はホイールからタイヤを外したこのタイミングでしか出来ませんのでしっかりと。
リムに当たる部分に”シリコンスプレー”を吹きます。表と裏の両面です。
注意ポイント
タイヤには向きがあります。
矢印が書かれてるのでその矢印の方向が進行方向(前方)です。
自分側をヒザで抑えながら押し込みます。
バルブをレバーで傷つけないように、バルブ側を手でハメて自分の膝で押さえて体重を掛けます。
あとはめくっていくだけです。一回の作業で全てはまります。
綺麗にハマります。
※動作写真が多いので分かりにくい人は一番下に動画もありますのでご参考にして下さい。
ビードを上げる
ホイールにタイヤがハマればあとはビードを上げるだけです。
※エアーコンプレッサーが必要です。
無い人はガソリンスタンドへ行く必要があります。
図体はデカいですが5mロングホースを繋いでますので便利です。
※コンプレッサーなので電源からコンセントが遠かったり、延長したり、ロングホースなど使用するとパワーは落ちていきますのでやり過ぎ注意。
エアーチャックをハメて一気にフルで出します。
ビードが上がる音が「両サイドで1回づつ」合計2回バチン・バチンと鳴るのでそれでOKです。
トゥデイAF61の空気圧は200KPaですので、メーターを見ながら空気圧を調整します。
これでビード上げまで全てが完成です★
あとは交換の完了したタイヤホイールを車体へ取り付けです。
※[重要連絡]車体へ取付の注意点
外したときの逆手順でOKですが、ホイールハブの中に注意!
命にかかわるので必ず以下、メーター不具合の原因と修理方法を見ておいてください。
必読:メーター不具合の理由とFタイヤ
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※車体へのタイヤ取付トルク:AF61/AF67共通で、フロントフォークへのアクスルシャフトとホイールの締め付けトルクは54N・mです。
これでトゥデイAF61のフロントタイヤ交換作業が完了です。
トゥデイAF61のフロントタイヤ交換に必要な工具
部品類:
●交換用フロントタイヤ【トゥデイAF61】
トゥデイAF61のフロントタイヤは「80/100-10」です。
安さでいくならダンロップOEMのDURO(デューロ)がおすすめ
工具類:
※以下全てこのタイヤ交換で使用したものです。
●電動インパクトレンチ|SI-170W(新型)
エアー工具のエキスパート信濃機販ですが、壊れない!ひろしバイク超おすすめの電動インパクトレンチ。
先っちょの引っ込んだコンパクト大工形状と違い、整備のしやすい突き出し形状です。
エンジンなどにもコンパクトで小回りが効きながら使用出来て、足回りなどにもツインハンマーなので対応出来ます。
※私はSI-160ですが165w→新型170wが現在の新型です。
●インパクト用ソケット17mm
※トゥデイAF67のフロントタイヤホイールナットは”17mm”です。
インパクトで使用する場合は鋼鉄のインパクト用じゃないとすぐ割れて砕けるので注意。
ショートの場合運が悪いとホイールナットの場合車種によっては奥まで入らない場合があります。
ディープタイプにしておけば間違いなく大丈夫です。
●ビードブレーカー
12インチ程度の原付ならこのサイズの安物で充分ビードは落ちます。
車のタイヤなどはサイズの大きいのが必要です。
タイヤ「外しの時のみ」しか出番ないのでなるべく安く!原付12インチはこれでOKです♪
●タイヤレバー
自分のやりやすいタイプでタイヤレバーは3本をおすすめします。
個人的にはグリップ式と板式混合が好きですが、板は力が掛けやすいけど取り回しが悪い、グリップ式は挿した後にそのまま回転させれますので作業しやすいです。どちらか限定ならバイクはグリップ式です。
・グリップ式
・平板式
5255x3 タイヤレバー 約50cm 銀 3本セット 自動車 バイク パンク修理 タイヤ交換工具 クロムバナジウム鋼 5...
●ムシ回し
バルブ交換やタイヤ交換では必須です。
空気抜きにもなりますのでタイヤ交換を自分でするなら一つは必ず持っておきましょう。
●ホイールL字バルブ
タイヤ交換ついでにバルブをL型にしておくと何かと空気入れの時に便利です。
●ラバープロテクタント(ゴム復活剤)
ありとあらゆるパッキン及びホースの亀裂予防に役立つラバープロテクタント。
これもひろぱぱブログでも頻繁に出てくる超必須アイテムです。
バルブを新品に交換しない場合は必要です。
●シリコンスプレー
ゴムを侵さずに滑りをよくする円滑剤。バイクや車では必需品です。
シリコンスプレーもルブスプレーも中身は全く同じです。
※”シリコンオフ”スプレーはオイル落としなので注意。(ゴムがカチカチになります)
●幅広ジャッキ(ネジり式タイプ)
油圧式は原チャではたまにしか使いません。
乗せたまま作業が出来るネジり式タイプにしておきましょう。
エンジン降ろしの時にも役立ちます♪
●トルクレンチ|足周り[30~180N・m]
タイヤホイールの車体取付時に必要です。
足周りの締め付けトルクは高めなので、エンジン用ではなく足回り用が必要になります。
●エアーコンプレッサー+エアーチャック
※本来車や単車などではこのタイプが必要です。(ただし今回はコードレスコンプレッサーを使用)
ガソリンスタンドでも出来ますが、自分で今後も車や工具などそろえたいなら持っていた方が良いです。
ひろしワークで出てくるコンプレッサーは安物ですがもう6年目です^^
なかなか壊れる気配すらなく、メンテほぼ不要のオイルレスエアーコンプレッサーの静音タイプのこれです↓
エアーチャックガン分からない人は安物のこれ。
この付属のアダプタータイプのが必要です。
トゥデイAF61のフロントタイヤ交換作業動画
今回のフロントタイヤ交換作業動画です。
綺麗なビード音動画|マッハで終了
※両サイドで一回づつ鳴ります。(ヌルっとならない時も有り)