トゥデイ [AF61]

【トゥデイAF61】4St原付の腰上エンジンの組み方|ピストン・シリンダー・ヘッド・カムチェーンの組み方

ピストンまで清掃・交換が終わりました。あとはエンジン腰上を組んでいくだけです。

エンジン腰上は以下

  1. シリンダー(ピストン)
  2. シリンダーヘッド(バルブ+ロッカーアーム+カムスプロケット)
  3. エンジンヘッド(蓋)
  • 最後にカムチェーンテンショナー


で成り立っていますが一つづつ多少の注意点があります。

一つずつゆっくりと楽しく^^

 

1:シリンダーを組む|ピストンの付け方と注意点

ここまで外してきたのですから逆の手順で組むだけです。

●圧縮上死点を出す

排気上死点”と間違えないよう注意して下さい。

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まずは圧縮上死点を出します。
「T」と「F」を切り欠きを挟むようにします。サビてて見にくい(笑)。
※分解時に印を付けておけばカバーも開けず、こんな事気にする必要すらありませんが、あくまで基礎として書いときます。

カバーを外すと切り欠きが出てきます。「T」と「F」がこの部分の切り欠きを挟んでいる事を確認します。
この時ピストンが最大限に出ている位置が圧縮上死点です。
万が一この時ピストンが最大に出ていなければエンジン腰下クランクシャフト交換時にミスってます。
普通なかなか触りませんのでこの状態でピストンは最大限に出てるはずです。

 

●エンジンオイルを塗ってピストンを嵌める

正面にもどって、緑色のガスケットを交換します。
4stエンジンオイルを塗ります。(シャフト・リング・ピン・ピストン横全体)

ピストンピンにも塗ります。

サークリップが超嵌めにくいですがここは頑張るのみです。

一発ではなかなか出来ない事が多いですので頑張ります。

ハマりました★ 4stエンジンオイルをピストン横とリング・サークリップ部に塗ります。
塗り込んだらリング内にもオイルが回るように手でリングを回してなじませてあげます。

 

●リングの向きを整える

この状態でリングの向きを整えます。
こうでしたね。上から順に120度づつずらします。
手でしにくい部分は細いマイナスドライバーがあれば簡単に出来ます。
※吸気(大きい方)が上向き・トップ・セカンドに注意。角度に注意。

 

●シリンダーを組む

シリンダーの中も4stエンジンオイルを塗ります。

ゆっくりとシリンダーを入れて行きます。
この時チェーンを出しておきます。
ピストンリングが引っかかりますので、無理やりし過ぎないように奥から指を入れて縮めながら入れます。

入りました。フライホイールor左クランク(駆動系開けてるなら)のドライブフェースを回してピストンに異音がないかも✔チェック。

 

※ピストンの向き間違えないように
「IN」が上です。正面から見ると「NI」となりますが。
「GFC」はメーカーの刻印なので無視。

INは対面するバルブの吸気と合わせる位置の意味です。
バイク自体対面するバルブ側の吸気の方が大きいので分からなくなったら対面させてみて下さい。
ピストンの向きが逆だと当たるので壊れます。

完了です★

どこかのブログで中国せいだからピストンのくぼみのサイズが違うとか書いていたのをみましたが危ない。
当然違います。面と向かい合わさるバルブサイズと比例して大きさも変わります。。

 

2:シリンダーヘッドを組む|バルブとロッカーアーム+カムスプロケットの注意点

チェーンガイドをシリンダー溝にハメて入れた後に、カムチェーンを出しながらアルミガスケットを入れます。

その後シリンダーヘッドを組みます。ガスケットも丁寧に組んで。

チェーンを引き出しながらゆっくり入れて行きます。

出来ました。
チェーンは奥にスルスル行くのでホースクランプを引っ掛けて出しておきます。

ロッカーアームを入れる。
シリンダーヘッドをきっちり隙間なく組んだらロッカーアームホルダーを入れます。

これで休憩(笑)★

 

トゥデイAF61原付カムスプロケットの組み方と注意点

向きは刻印の【2】が上、【1】が下です。180度間違えないようにしましょう。

この時、カム山のポッチの向きに注意します。ロッカーアームを押すタイミングになります。

カムスプロケット(ギア)の中心をはめ込みます。
刻印が「2」が上で「1」が下、切りかき線がシリンダーに対して水平を確かめます。
カムスプロケットボルトをしっかり2つ締めます。

ボルトを留めていきます。
シリンダーロッカーアーム4つ + シリンダーロングボルト2つを締めます。

 

3:エンジンヘッドを組む

エンジンヘッドのゴムガスケットをはめ込みます。
凹み部分を合わせてパコパコはめていきます。

ゴムパッキンをしっかり締めた後、エンジンヘッドを嵌めます。

2つのヘッドボルトをしっかり締めます。

完成★

と、見せかけてカムチェーンテンショナーを忘れずに。

 

最後にカムチェーンテンショナーの仕組みと付け方

カムチェーンテンショナーの仕組みを理解する

エンジンを上から見るとこの穴。もう一つの穴はインマニ部分なのでキャブレターの方です。

カムチェーンテンショナーの頭をプラスドライバーで開けます。

プラスネジがフタになってますので外して、次に細いマイナスドライバーを突っ込んで締め込みます。
すると指で押さえながら締め込むとテンショナーが縮んできます。
マイナスドライバーを抜くとばねでまた飛び出します。

この縮んだ状態でエンジンに取り付けます。

 

カムチェーンテンショナーの取付け方

仕組みを理解した上で先にエンジンに本体を付けましょう。
ガスケットを付けて。

本体を置きます。

上から細いマイナスドライバーで真ん中を締め込んでいきます。

締め込んで行くと縮んでくるので手で押さえたうえで、本体をボルト2つで留めます。

これで止まりました。
きちんとカムチェーンガイドに乗ってるかはクランクを回せば音で分かります。
チェーンに当たってるようだとガッチャンガッチャン音がします。
OKならプラスネジで蓋をします。
圧縮漏れに繋がりますのできちんとしましょう。

全て完成★ これで腰上エンジンは組めました^0^/

あとは本体フレームに取り付けて、キャブレター付けたら元気にエンジンがかかってくれたら成功です。

とにかくカーボンは溜まりやすいけどすぐに復活する原付トゥデイAF61です。

 

ひろしぱぱ
ひろしぱぱ
慣れれば何てことはない作業ですがとりあえず汚れます^^;
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POSTED COMMENT

  1. 浅川 より:

    こんにちわ
    私も最近不動todayを手に入れて修理を楽しみ始めた者です。よろしくお願いします。「ひろしバイクどっとこむ」は大変分かりやすい内容で毎日これを見ながら勉強しております。そこでお教えください。エンジンヘッドを開けて、次にロッカーアームホルダーを外した状態のことでお聞きします。この状態での上死点は吸気開始、燃焼 どちらなのか目視判断できますか? 吸気開始・燃焼に上死点の違いはなく、ロッカーアームホルダーを取り付けて初めて吸気開始・燃焼のどちらかが定まるのでしょうか? 関連した質問です。TFマークが切り欠けを通過する際がCDI発火点だと思うのですが、2回/サイクル通過します。と言うことは吸気開始の上死点でもプラグは発火しているのでしょうか?。お手本通りスプロケットにマークを付けて作業を始めましたが途中で消えてしまい、組み上げる際に分からなくなりました。両者の上死点に違いがなければ、「圧縮上死点」と見なしてその後を組むことは動画を見ながらできそうです。
    お忙しい中、煩わしい質問で恐縮ですがお教え願えればありがたいです。では

    • ひろしぱぱ より:

      浅川さん有難う御座います。
      「ロッカーアームホルダーを外した状態」の場合でも関係あるはずです。
      なので超慎重に私は作業してます。
      他の判断方法はあるはずですがサービスマニュアルがなく分からないというのが本音です。
      他の人のではピストンを上げる時圧縮上死点直前は圧縮がかかり過ぎた直後逃げる場所なのでフライホイールを回して2回のうち重たく直後に軽くなる方という判断をされてる方もお見かけしたことがありますが、私は過去に壊してるのでここは慎重でミスしたことがないので何とも言えません。

      ただし、私ならですが(あくまで私なら)まず現時点でピストンを出して切欠きを合わせて(完全でなくても)、1/2の確率で組み込んでみると思います。
      きちんと走れば合ってますし、間違えていれば再度開けて逆にするだけで、今後に二度と間違えません^^;
      ですので私は、必要以上に何も考えなくても良いように「フライホイール」「チェーン」「カム」駆動系一緒にしてるなら「ドライブフェイス」と印をつけて絶対に間違えようのない形をとっています。

      これについては私も今度してみたいと思います。自分の勉強にもなりますし!!

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