HONDAジャイロUPのウェイトローラーとスライドピースの交換取付方法です。
ジャイロUPの大敵である駆動系のメンテナンスです。
ジャイロUPは前期・中期・後期でウェイトローラーの純正指定の重さが異なりますので注意下さい。
ひろぱぱはどれであれ、ホンダ後期指定の8.5gで統一してます。
何台もあった為ややこしくなるからです(笑)。
セッティングを気にしないのであれば、もちろん何gでもついてさえいれば走ります。
ジャイロUPのウェイトローラー交換方法
駆動系なのでまずはクランクケースを開ける為の前準備が必要です。
ジャイロUPならではです。
前準備:
まずは必ず必要なこの工程からです。
間違うと大ケガするので注意ですし、時間がかかるのはこの作業だけです。
クランクケースを開ける為に必要な工程です。
チェック:左クランク開け
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プーリーを外す:
右側がクラッチ一式になります。
左側がドリブンフェイス・後ろにプーリーがあります。
どちらも外します。
空回りするのでユニバーサルホルダーが必須ですのでクラッチ側に、図のように掛けます。
インパクトレンチで【左】ドリブンフェイスの17mmナット・【右】クラッチの14mmナットを外します。
【左】17mmナットとドリブンフェイスが外れます。
【右】14mmナットとクラッチアウターが外れます。
この状態になります。
クラッチをVベルトごと引っこ抜きます。
最後にプーリー側もゆっくり抜きます。
ウェイトローラーの交換
プーリーはアルミですが高純度ではないのでサビるのはサビます。
とくにプーリーボスは注意です。
パーツクリーナーで綺麗にしてベルトの当たり側の段減りの状態を見ます。ドライブフェイス側もです。
メモ
30キロ走行ばかりしてると真ん中あたりが凹んで、ひっかかりとなってきます。
しかし法定速度は30kmですからね^^;
見たところノーマル設定なのでまだまだいけます。
プーリーをひっくり返して、中のウェイトローラーの状態を見ます。
おぎゃ~!!!!状態なら交換です(笑)。酷い状態でおもちのように変形。
ウェイトローラーも段減りするので見ます。
下の金属までむき出しに水平カットされたようになってます(笑)。交換必須です。
全てパーツクリーナーで綺麗にします。
今回はMTBの8.5g×6個を使用しました。
ジャイロUPはクランクケースをひんぱんに開けたくないので削れに強いMTB製です。
ポイント
ウレアグリスorモリブデンラバーグリスを薄っすらと塗ります。
面と穴の開いてる横面です。
※HONDAメーカーはグリス塗りは指定してませんのでしなくても良いです。
プレートの方へスライドピースを3つハメます。
そのまま被せますが、蓋はすぐ外れるので指で押さえながら、プーリーボスを挿して、そのまま両手で蓋が外れないように、クランクシャフトへ挿します。
ベルト・クラッチも入れて完成です。
【左】ドライブフェイス+17mmナットと、【右】クラッチアウター+14mmナットを付けて、完了!
※念の為必ず確認しておいてください。
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ジャイロUPのウェイトローラー交換に必要な工具
●ウェイトローラー(ジャイロUP後期)
ジャイロアップTA01後期はこれです。
●モリブデングリス
バイク用には基本、重圧や回転に強いモリブデングリスを多用しますので重宝します。特にエンジン・足回りはこればかりです。
●ユニバーサルホルダー
クラッチを外さないとプーリーは外せませんので、クラッチ外しに必要です。
ジャイロUPのクラッチのメンテ清掃・交換作業動画
クラッチの部分は前半です。
プーリー側と同時進行でもあるので、「駆動系」として”クラッチ(スプリング+シュー)”と”プーリー(WR交換)”と”ベルト”のメンテおよび交換の一連の作業動画です。
駆動系で一番消耗の激しいのはVベルトとウェイトローラーですが、定期的な点検をしましょう。
ジャイロUPの駆動系は前準備が時間かかるので全て同時にしないと後悔します。
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