ジャイロX [TD02]

【ジャイロX】TD02ファイナルリダクションオーバーホール①|ベアリング及びシャフト抜き取り方法編

2020年10月12日

今回はジャイロX[TD02]のファイナルリダクションのオーバーホールの方法です。

この中はギア・シャフト・ベアリング・オイルシールの豊富な場所ですので工具の力により時間効率正確性がかなり左右されます。

しっかりとした工具の使い方やベアリングの脱着方法が必要です。【※動画参照

ここの作業はベアリングとオイルシールの抜き取りと圧入がほぼ全てと言って良い場所です。

腰下シリンダーと違いファイナルリダクションは、エンジンを車体につけたままでも作業できますが、ベアリングの圧入に関してはもちろん外しておいた方が正確には作業できますししやすいです。

ここのベアリングやシールが損傷しているとオイル漏れおよび異音などの症状がでてきてほうっておくとシャフト損傷までいきますのでご注意下さい。

シャフトが損傷するとクランクに過度の負担がかかりどんどんバイクが壊れていくことになります。

ギアオイル交換(ジャイロX(TD02)はエンジンオイルとは別)をきちんとしてればそうそう作業する事の無い場所です。

まずはミッションオイル(ギアオイル)は抜いておきましょう。
17mmドレンボルトを外して抜き取ります。

 

ファイナルリダクションのクランク開け方

12mm」でパーキングレバーロックナットを外してレバーを抜き取ります。

 

駆動系左クランクケース(ベルトケース)側から開けていきます。
8本のボルトがありますので「10mm」で外す。

 

後ろ側からみるとこんな感じで割りますので、プラハンを使用して軽く叩いて外します。

 

固着してる場合は、カナヅチと当て木で気持ち強めに叩くと簡単です。

 

これで割れますので全ての部品をチェックして、損傷がないか確認してある場合は交換です。

 

パーキングロックAssay

引っこ抜いて外します。(スプリングに注意)

 

カウンタシャフトとディファレンシャルAssay

この2つは同時に引っこ抜きます。

 

 

ファイナルリダクション内ベアリング|抜き取り・押出し方法

ベアリングの外し方(抜き取り・押出し)

ベアリングを外していきます。
※通常は純正指定のケースプーラー(シャフト抜き)スライドハンマー式ベアリングプーラー(ベアリング抜き)、パイロットベアリングプーラーを使用しますが、プレス機があれば全て必要ありません。
唯一貫通していない場所のベアリングに関しては引き抜き工具のパイロットベアリングプーラーが必要です。

 

ジャイロX[TD02]の各ベアリングとシャフトは以下

ベルトケース側

 

ドライブシャフトとベアリング

ベアリングがケースに残る場合と、シャフトへ着いてくる場合があります。(※動画参照)

 

ディファレンシャル(L)ベアリング

アダプターを付けて逆側からプレス機で押して外します。
※スライドハンマー式ベアリングプーラーや突っ張り式パイロットベアリングプーラーでも外せます。

 

 

トランスミッションケース側

 

ドライブシャフト(R)ベアリング

ここはケース側が貫通していないので油圧プラス機で後ろからは押し出せませんので引き抜く必要があります。
突っ張り式のパイロットベアリングプーラーが必要です。

 

ファイナルシャフト(R)ベアリング

ここは外側なので泥や汚れが侵入しないようにシールベアリングとなっています。
まずはスナップリングを外します。

 

あとは内掛け式のペアリングプーラーのアダプタを装着して逆側から押し出します。

 

ディファレンシャル(R)ベアリング

奥行きのあるベアリングとなりますので、どのプーラーでもアダプタの装着が大変ですがどの工具でも大変なので装着します。

 

ここの全ては奥にあるベアリングにしっかりと内掛けアダプタを付けれるかどうかが全てです。

 

あとはアダプタごと逆側から押し出して完了です。

 

各オイルシール類も外して劣化してたら交換ですね。
完全オーバーホールしてあげて完了です。
ケース側も完全に丸裸のただのアルミの塊となります。

 

 

ジャイロX[TD02]:ファイナルリダクションオーバーホールで必要な部品・工具類

部品類は全て純正番号です。

部品類:

●パーキングロックAssay

  • パーキングシャフトcomp:24510-GFZ-000
  • パーキングアームAssay:24520-GAG-750

 

●ドライブシャフト

  • 23410-GFZ-000
ドライブシャフトベアリング(L)
  • 96100-62043-00
ドライブシャフトベアリング(R)
  • 96100-62013-00

 

●ファイナルシャフトベアリング(L)

  • 96100-60063-00

 

●ファイナルシャフトベアリング(R)

  • 91054-MN8-741

 

●ディファレンシャルAssay

  • 42300-GFZ-000

 

●ディファレンシャルベアリング(R)

  • 96100-62043-00(ファイナルシャフトベアリングLと同じ)

 

●カウンタシャフトCOMP

  • 23420-GFZ-000(010)

 

工具類:

●突っ張り式ベアリングプーラー|非貫通場所のベアリング抜き

 

●プレス機|ベアリング抜きおよび圧入

 

 

【ジャイロX】TD02ファイナルリダクションオーバーホール|バラシ編の作業動画

今回の作業動画です。
まずはベルトケースとトランスミッションケースを割り、各種ベアリングおよびオイルシールの抜き方です。

 

ギアオイル交換(エンジンオイルとは別)をきちんとしてればそうそう作業する事の無い場所です。
ひろしぱぱ整備人

 

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