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HONDAトゥデイAF61のファイナルリダクションのギアオイルです。
AF61の場合、この整備は通常のメンテナンスは継ぎ足ししか出来ませんので、トランスミッションケースを開けて古いオイルを新しいオイルへ交換する必要が有ります。
ちなみに大型やビジネスバイク等は、通常エンジンオイルとは別にギアオイルにもドレンボルト(吐き出し口)がありますので簡単です。
このバイクはオイルチェックボルト(注入ボルト)しかなく、メーカー指定も「減っていたら注ぎ足すだけ」です。
なのでトランスミッションケースを開けない事には永遠に綺麗になる事はありません。
ただし５年に１度は開けて、オイルを交換して下さいとの指定整備となっています。
という事でギアオイルの交換方法をします。（エンジンオイルではありません。）
2stと4stの違い
潤滑オイルにおいては
- 4stバイクは全て潤滑オイルの箇所は2か所(交換)です。
- ２stバイクは潤滑オイルの箇所は１カ所(交換)です、プラス燃焼オイル(2stオイル足すだけ)が1カ所です。
ギアオイルの継ぎ足し方法｜定期的チェック
まずはメーカー指定のオイルの継ぎ足し方法です。
場所はここです。
12ｍｍで外して、適度に少しづつオイルを注入します。
溢れ出てくるので、止まるのを待って完了です。
最後はシールドワッシャー+ギアオイルチェックボルトで締めて、規定締め付けトルク：13N・ｍで締めて完了。
ポイント
この車両は乗り手整備項目では、継ぎ足ししか出来ませんのでこれで完了となります。
ギアオイルの交換方法｜５年に１度は交換指定
次は古いオイルを全て抜き取る方法ですが、ファイナルリダクション側のトランスミッションケースにはドレンボルトがありませんのでケース割りをする必要が有ります。
トランスミッションケースの開け方
前準備
前準備まずはマフラーとリアタイヤを外します。
チェック：マフラー・リアタイヤの外し方
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駆動系：左クランク作業
8ｍｍでベルトケースカバーを開ける。
※エアクリーナーボックス固定ボルトを外すとかなり作業がしやすくなります【※動画参照】
14ｍｍでクラッチ側のみナットを外して、クラッチ一式を外す。
トランスミッションケースからブレーキワイヤーを引っこ抜く。
ホルダーが10ｍｍ、リアブレーキアジャストナットが14ｍｍもしくは手で外す。
10ｍｍで7つのトランスミッションケースボルトを外す。
あとはプラハンでこんこんしながら割ってあげます。
ドレン(抜き口)が無い車両なので、当然「ドバ～」っとなりますので、オイルパンを敷いておくこと忘れないように！
わたしがノロにかかった時吐いたような出方をします。
これで抜き取り完了です。
あとは元通り組み立てて、オイルチェックボルトから規定量「0.12㍑=120ｍl」の4stオイルorギアオイルを注入して完了です。
注意ポイント
- 交換の目安は「５年に１度」です。
- ※クランクやケース割りの取付けには必ずトルクレンチを使用して下さい。
トゥデイAF61ファイナルリダクション｜ギアオイル交換必要な部品類・工具類
部品類：
●トランスミッションケースガスケット[※純正指定AF61/AF67共通]
純正番号： 21395-GFC-890 (互換：21395-GFC-900,21395-GFC-901)
ついでにAF62ディオも共通です。
工具類：
●ユニバーサルホルダー｜汎用
この作業ではクラッチ開ける時に必要です。
●トルクレンチ
以前使用してたトルクレンチが壊れたので最近デジタルに買い換えました。
デジタルは音と数値で知らせてくれます。
エンジンＯＨでも使用するので”10nmトルク以下”で対応できるものが必要です。
バラシでは必要ありませんが組み立てで必須工具です。
ギアオイル交換作業動画
今回のトランスミッションケース内のファイナルリダクションギアオイル交換の作業動画です。
