ページコンテンツ
第1回から続いてようやく第3段です(;´Д`)
「粗大ごみでバイク用作業台を製作しよう」の今回は”土台補修改装編”です。
土台自体は、凝ったものでなければアングル材と溶接機とボール盤があれば誰でも出来て簡単ですが、市販品には市販品の唯一の良さを言うものがあります。
それが「重量」です。
まず通販しやすいように軽いという事と最低限耐荷重が分かっているという所ですね。
アングル材で造るとその5倍10倍と頑丈なものが出来ますが、如何せん重量は持ち上げる事は不可能なビビる位重たいものになり、一般家庭DIYでは不要の賜物となります。
今回の粗大ごみはよく見る”事務用棚”です。
穴あきや曲がり歪み凹みがありますがうまい事穴部分は下の棚へ移行したりしながら作業していきました。
ここに注意
今回の作業は全てにおいて”防塵マスク”が必要です。
【作業後のマスク】表↓
【作業後のマスク】裏(顔側)↓
塗料や溶接する場合のマスクグレードは最上位でも良い位です。
参考:DIY用防塵マスク[ひろしワ~ク引用]>>
塗装剥ぎ作業
まずは既存の塗料を剥いでいきます。
これが一番地獄の作業ですので部屋全体が真っ白になります。
当然肺に入ると肺炎やぜんそく持ちの人は命にかかわりますので防塵マスクは必須です。
全て完了した時には3時間が過ぎて、腰痛の再発(T0T)
スチールむき出しの銀ピカになります。
塗装|スポンジ塗り
まずは”プライマー”を全体に塗って色乗りを良くします。
プライマーをしないと塗料はすぐに剥げていきます。
スプレー塗りするとノベっとなるので、マフラーで使用する”耐熱ブラック”をベースにホルツの”耐熱グレー”をランダムに混ぜながら塗装しました。
塗り方は”スポンジを半分に手で割いて、凸凹ムラ塗り”です。
トントントントンと横ずれしないように真上から軽く叩いて塗装しました。
わざと重ねたり薄目の所を造ったりしてムラをだしました。
ちょっと石みたいになっちゃいましたが、古びた感は天板同様だしたかったので時間かけてしました。
裏面塗装|スプレー塗り
裏面は全くこだわりもないので、スプレー方式でササっとノベッと塗りです。
もちろんプライヤーはしてます。
左側:裏面/右側2つ:スポンジムラ塗り
ノベっと塗りは面白みはないです。
いっぽうスポンジ塗りは一か八かです(笑)。
高さ調節・切断
次は、バイク整備はしゃがんで立ってが多いので、高さを作業台として使用しやすい75~85cm程度にしたいので足をカット。
キャスターが無く不便なので、重量台車のキャスターを再利用します。
そして自分のガレージ環境的に棚に入るサイズにしたかったので若干低めの78cmにしました(キャスター込み)。
ハイコーキの高速切断機とレジトン砥石の最強コストパフォーマンスセットで切断。
この2つ間違いないです。
特にレジトンの砥石は当ブログでも実証済です。
キャスター土台製作・ドリル
支柱がチャンネル材なので重両用キャスターの取付が出来ないので、土台を加工します。
こんな感じでアングル材4mmの上に支柱を乗せて頑丈にします。
チャンネル支柱が1mm板で、アングル材土台が4mmです。
その土台に”1cm”の穴を開けます。
使用するのは”切削油”と”ドリル刃”と”ボール盤”です。
ポイント
- ×良くない
ドリル刃は1mm・2mm・3mm・4mm・5mm・6mm・7mm・8mm・9mm・10mmと穴を大きくしていくのではなく、 - 〇良い
3mm・6mm・8mm・10mm
程度で飛ばして、穴あけをする方が食いつくので良いとの事です。
4mm圧鉄板に1cm大の穴開けなので切削油とボール盤は必須です。
食いつく時の煙と匂いはかなりのものでした。
これでキャスターのボルトに合わせた1cmの穴が完成です。
キャスターナット溶接
10mmなのでM10ナットを溶接していきます。
これを溶接しておくことで、キャスターが破損した時など、ばらさなくても簡単に交換できます。
使用したのは”溶接ナットM10”です。塗装をサンダーで剥いで溶接しました。
溶接ナットの場合、メッキが無いのと溶接するガイドがあるので楽です。
”200V-127A”で溶かしました。
半年ぶりに溶接機だして、ビビッて下手にはなってましたが、ガッチリ固定。
キャスター土台の支柱溶接
次は上記のキャスター土台を支柱へ溶接固定です。
チャンネルが1mm・土台アングル材が4mmと、1mmの方が薄板なので非常に難しいです。
案の定穴を開けてしまいましたがガッチリ固定。
キャスターを装着するとこんな感じです。
土台補強ブーツ加工溶接
溶接の腕があれば心配要りませんが、上記のままでは万が一溶接が剥がれた場合作業台が傾きます。
なので土台アングルを包むように、ぐるっと一周かこむブーツを造って更に補強します。
アングル材を対面合わせして囲います。
しっかり溶接して。
これで支柱部の溶接が外れても急に傾くこともありません。
これで完了です。
かなり頑丈な脚部になりました。
今回の土台・支柱改良製作で使用した部品・工具等
塗装剥ぎ
●ディスクグラインダー|無段変速・電子制御・ブラシレス
これはDIYには必須ですね。
使い用途は何から何までオールマイティで性能は抜群で通常のグラインダーよりも圧倒的におすすめです。
こちらにも詳しく書いています。ひろしワ~ク:電子グラインダー>>
●塗装剥ぎディスク
私は粗目のみで使用しました。
●粉塵マスク(防じんマスク)
これは何であれ必須です。微細粉塵は隙間のある普通のマスクしてたら一生肺に残りますので。
こちらに詳しく書いてます。
DIY用防塵マスク:3M取替え式防じんマスク3753の能力分析とメリットデメリット
塗装塗り
●プライマー
素材と塗料を綺麗に乗せる溶剤です。やはり染めQのミッチャクロンでしょう。
●耐熱塗料
耐熱は200~650℃が多いです。
1000℃近い耐熱はかなり高額になりますので一般的には600℃強タイプが一番数も多く使用されてます。
高さ調整・切断
●高速切断機(大型置き型グラインダー)
今回、ブログや動画でひろしぱぱが使用してるのはこれ。
超便利でパイプから単管から棚からボンネットからプリンターから椅子まで何でもカット(笑)。ただし挟めるサイズまでしか対応できませんので注意。
●ディスク|砥石
問答無用でレヂトンです。
動画の方でも良く声掛けて頂けますが私も実証しました。
ハイコーキ純正砥石よりも明らかに綺麗に早く切れます。
キャスター土台加工関係
●ボール盤
DIY必須のボール盤ですが今回はドリル刃のせいで急遽溶接に切り替えましたが、本来折れたボルト粉砕などでは大活躍です。
●ドリル刃|丸軸タイプ
私はこれですが超お得です。
●切削油
ボール盤とは常にセットで、ドリル時に使用します。
刃の消耗補助だけではなく、食いこみが良く焼き付き防止冷却もしますので、しっかりドリルが効くようになります。
●ベルトサンダー|回転タイプ細目
ベルトサンダーもDIY必須工具ですね。さび落とし、塗装剥ぎまで幅広く使えますが基本溶接機とセットです。
変速出来ないパワー型マキタさんのと迷いましたが、ひろしぱぱは圧倒的な価格の安さにリョービを選択。変速も可能で小物から大物まで対応できます。
※ピンポイントでアース溶接部・金属溶接部のみをピンポイントで塗装やサビを剥ぐ時最強です。
DIYの遊び幅が広がる工具はやっぱり溶接機!
今回活躍してくれたのはまさにこの激安くん溶接機です。
追記:2021年7月13日 ※最近国産に買い換えました。
●溶接機|ノンガスアーク100v/200v兼用
私はこれ!アリババ取引高上位のAT2000。
プロ溶接のユーチューバーの方に奨めて頂きました。
※注)溶接機の場合、環境もありますのでご注意を!!
●溶接機|ノンガスアーク200v
最近買い日動さん追加買いしました♪同じ200vでも安定性とレベルが異なりますが200v環境に注意。
バイク用作業台を製作しよう【作業台エコDIY第③段】|土台補修改装編動画
今回の作業動画です。
バイク用作業台DIY製作