従業員さんより連絡。
「信号待ちで発進GOしようとしたら急に失速エンストしました」
そこからエンジンがかからないとの事。
出先なので電話でもう少し情報を欲しいと以下のチェックを聞く。
バイクの状況
- キックの圧縮有り。
- 頑張ればかかりそう。(=うんともすんともではない)
- 押し掛けもかからない。(=バッテリー原因ではない)
- セルは元気に回ってる。(=バッテリー原因ではない)
- 燃料はたっぷりある。(=ガス欠ではない)
- オイルはある。(しかも綺麗な透明茶色)
とりあえず仕事は頑張ってもらいました(笑)^^;
で、夕方引き上げてまずは基礎チェック。
引き上げてきました。確かにかからないキュルキュルキュル~っとセルの元気は良い。
たまにかかりそう。
順番としては簡単でお金のかからないことから1つずつ丁寧にします。
たまにかかりそうな時点で8割型プラグだろうと思いながらの作業です。
エンジンがかからないチェック方法
だいたい共通ですが、クランクと足回り・マフラー排気が正常な前提で以下のチェックです。
- エアフィルター
- プラグ
- ホース類
- 電装系
- インジェクター
- エンジン腰上(カーボン詰まり)
大雑把にこの点検順でしていきます。
ま~大抵6番です。
早い段階で動けばラッキー牧場ですが、せっかくなので徹底的にするという人も中にはいます。
とりあえずメンテナンスしやすいようにカバーを外してと(めんどい)。
1:エアフィルターチェック
まずはエアフィルターのチェックです。
バイクの左側に回ってエアクリーナーボックスを開けます。
ネジをプラスドライバーで外していくだけです。
パカッと!ぎゃ~~(;'∀')
アウト~!!目という目に詰まっている。。。
フィルターを外します。中はめちゃくちゃ綺麗。
しっかりとフィルターの役目をしてくれています。
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ここまで詰まっていたら必ず新品と交換しますが、とりあえずすぐ注文しました。待ち。
2:プラグのチェック
シートの下、足元のプラグカバーを開けます。
するとイグニッションコイルが見えます。
引っこ抜きます。するとプラグの頭が見えます。
外しにくい位置にあるな~トゥデイAF61と同じ。
プラグレンチで反時計回りに外します。16mmです。
プラグレンチは必ず必要です。カバーを外してたので見やすい。
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ベンリィAA03は16mmですが、この商品は有名ですが使い易くはありません。
引っこ抜けました。
真ん中白すぎないか?とは思いながらもどんどん進めます。
新品に交換します。
この時点でエンジンをかけてみます。
ブルンブオ~~~ン♪
かかりました^^;
ただのプラグの消耗と判明。
あとはエアフィルターが届いたら交換して完了です。
ということで3.4.5.6は不要となりましたカバーまで外したのに^^;
ちなみにプラグ交換でもかからない場合次へ進みます。
3:ホース類の全チェック
ガソリンやオイル漏れなど無いか確認します。
4:電装系コードの確認
ベンリィAA03はキーシリンダー付近の電装系コードの挟まりなどでCDIへ上手く電気が遅れない場合もあるようです。
テスターを一つは必ず持っておきましょう。
点火スパークチェッカー(テスター)で大まかに一発で確認できます。
チェック:電装系の大まかな点検
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これも問題ないなら次へ。(普通問題ない)
5:インジェクターのチェック
ガソリンをエンジンに送ってくれているインジェクターを見ます。
詰まっていることが多いようでこれを貫通清掃します。
これも問題ないなら次へ
6:エンジン腰上のチェック
腰上を開けてピストンとバルブを清掃してあげましょう。
仕事用としてストップ&ゴーを頻繁にする場合はカーボン噛みは避けれません。
エンジン洗浄添加剤などで予防しましょう。
軽度であればこれでとれます。
超高濃度PEAヤマハ ヤマルーブ (4st専用)ひろぱぱヘビーリピーター30回以上購入愛用してます。と、ここまですれば普通エンジンはかかって治ります。
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それでも治らない場合はエンジン腰上を開けて清掃します。
とりあえず、ひろぱぱ号はプラグで治ってしまったので写真を撮ってませんが、また故障あれば再アップします^^
忙しかったのでプラグで治って良かった良かった♪